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どじょうが出てきて。。。

朝起きて、いつものようにあなたがいると思ったら、

あなたはそこに居なかった。

あなたと共同生活を始めたのは、2年前のあのお店であなたと出会ってから

その時は、あなたには、お相手がいたけれど、そのお相手は1年前に不慮の事故で旅立ってしまった。

あなたも後を追おうとしたけれども、私が見つけ、息も絶え絶えに横たわっていたあなたを必死に抱えて、あなたは一命をとりとめた。

あれから一年、最近はとても元気そうに見えたけれど、別れがいつくるかなんて誰にもわからない。

私はあなたを必死に探したけれど、あなたの姿を見つけることはできなかった。

もう、あきらめた私は、午前中はあなたのことを忘れようと外出して、お昼過ぎに家に戻ってきた。

あなたがいない家の玄関のドアを開けるのはとても気が重たかった。

玄関を開けると、いなくなったはずのあなたの姿が飛び込んできて、瞳は私を見つめていた。

もう、あなたの元気な姿には会えないと思っていた。

今日もあなたと一緒の日常は続いてる。

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このお話はうちのペットのヒドジョウの「ヒーちゃん」のお話です。

ヒーちゃんは、ヒドジョウとういう種類のドジョウです。

ヘッダーの写真の緋色ひいろのきれいなドジョウなのです。

我が家がよく行く、熱帯魚やさんからやってきました。

ヒーちゃんとヒーくん

2匹で家に来ました。大きさと色が少し違うところから、多分雄と雌であったのだろうかと思われました。

ヒドジョウを買う前は、うちの水槽にはメダカがいました。

メダカ

オオヌマエビというエビもいたんですが、ヒーちゃんと、ヒーくんが全部食べてしまいました。

お店の人は、ヒドジョウとオオヌマエビは共存できる場合もあると言っていたのですが、うちのヒドジョウたちとは無理でした。

昨年の夏、ヒーくんは、水槽の上に置かれたガラスの数センチの隙間をぬって、外の世界を目指して亡くなってしまいました。

その数日後、朝起きて、水槽に餌をあげようと近づいたら、ヒーちゃんがいなかったのです。

なんと、ヒーちゃんも外の世界へ、私が発見時、息をしていたのです。

とりあえず、容器に水をはり、ヒーちゃんを拾いあげようと、キッチンペーパーで掴もうとしたのですが、ヌルヌルすぎて、掴めないのです。

でも、ここで私が掴めなかったら、ヒーちゃんは死んじゃうので、必死の私です。

やっとの思いで掴みました。


やっとの思いで、匕−ちゃん救出

この話を、後日、友達にしたところ、ビニール手袋で掴めばよかったのにって言われました。

その後、うちの水槽の上には脱走防止の網を置き、重しで動かないようにしました。

ヒドジョウの力ってとても強いのです。

その後、ヒーちゃんは元気にメダカと一緒に暮らしていたのですが、昨日姿が見えなかったのです。

よくよく見ると、奥の水草に、横たわっているのが見えました。お別れの時が来たかなと、仕事に行った旦那にLINEしました。

でも、ヒドジョウの寿命は5年〜10年でまだ、寿命には早いのではないかな?と返信がありました。

でも、動かないヒーちゃん、私はもう死んだものと思ってしまいました。

午前中に美容室の予約が入っていたので行き、戻ってきて玄関に置いてある水槽に目をやると、水草から、ヒーちゃんの頭だけ見えたのです。

そして、目が合うと私の方に出てきました。

ドジョウがでてきて、こんにちは
ヒーちゃん、今後も遊びましょう

お後がよろしいようで😊

今日のヒーちゃん 大きくなりました



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