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手のひらの恋

心の中に生まれた小さな種

気がついたら、少しな芽がでていました。

小さな芽はどんどん大きくなり、綺麗な花を咲かせました。

その花が、私の心の中に吹き荒れる、感情という名の風に乗り、私の手のひらにヒトヒラでてきました。

ヒトヒラの花びらを、あなたの手のひらに乗せた時、あなたが力強く花びらごと私の手を握り返してくれました。

あなたの手のひらにも私と同じような花びらがありました。

二人の手と手の中の花びらは、恋の実となり、二人の心の中に半分ずつ戻りました。

そして、二人の心に戻った、恋の実はたくさんの花を咲かせました。

山根あきらさんの

青ブラ文学部
お題「手のひらの恋」に参加させていただきます。

よろしくお願いします。

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