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揺らぎと燃え尽き症候群

無職期間を経て、先日、無事に再就職をした。(パチパチパチ、拍手)

といっても、契約社員なので、腰掛け程度の気持ちでいる。悪いところではないが、長居していいところでもないだろう。

(だって、賞与も、退職金もなくて、基本給も低いのだから)

そんなわけで、求人情報を定期的に見ている。すると、わたしを呼んでいるような求人があるではないか。

とある分野のとある事業の新規立ち上げメンバー募集中。それはわたしの専門分野だ。しかも、最大手!

これは呼ばれている!

びびっと運命を感じたよ、わたしは。

でも、その求人をスクショするわけでもなく、Safariを静かに閉じた。

おそらく、仕事としては超面白いはず。でも、新規立ち上げは激務だ。軌道に乗るまで、何年もかかる。やりがいはある。給与も悪くない。

しかし、また、バーンアウトしては意味がない。採用されてもいないのに、燃え尽きる自分を想像してしまった。

ちなみに燃え尽き症候群には三つの特徴がある。以下の記事がわかりやすかったので引用する。

バーンアウトとは?

①情緒的消耗感
情緒的に仕事へ力を尽くした結果、疲れ果ててしまった状態を情緒的消耗感と表現します。注目すべきは、身体的な疲労ではなく情緒的であるという点です。顧客や同僚の気持ちを思いやり、時にはプライベート面も含めて配慮しながら信頼関係を築こうと努力を重ねた結果、情緒的に消耗してしまう状態に陥ってしまいます。誠心誠意がんばったのに、そのがんばりに応じた成果が得られず疲れ果ててしまうのです。

②脱人格化

顧客や同僚へ思いやりのない態度を取ってしまう症状を脱人格化といいます。人は情緒的なエネルギーがなくなると、自分を守るために脱人格化の行動を起こしてしまうのです。問題が起きたらすべて人のせいにしてしまう、あるいは他人の悪口が増えるといった行動がその典型です。

③個人的達成感の低下
情緒的消耗感があらわれ脱人格化の状態に陥った人は、顧客や同僚とコミュニケーションの齟齬が起き、どうしても仕事の質が落ちてきます。成果も急激に落ちて達成感ややりがいが得られなくなった結果、自尊心も傷つけられ休職や退職につながってしまうケースもあります。

https://mba.globis.ac.jp/careernote/1494.html

前の職場にいるとき、この三つの症状がすべて現れていたように思う。今更ながら、自分のことなのに、よくわかっていなかった。

疲れ果てて、終わらない仕事をしていたとき、コンビニの店員さんに悪態をつきそうになったことがある。今、考えると、当時の自分は異常だった。理性で何とか、抑え込んだという感じで、一歩間違えれば、頭のおかしい情緒不安定なクレーマーになっていた。

そのような経緯もあり、もう、仕事に命を燃やすのはやめよう、と思っている。命をエネルギーに使うと、必ずどこかで、ガタがくる。

今は再就職をして、調子がよくなったような気がしているが、「気」だけなのだ。まだまだリハビリ中と考えたほうがよい。

もう一度、無理をして、次に倒れたら、回復には今回の比ではない時間がかかりそうな気がするのだ。(単なる予感なのだけれど)

もし、縁があれば、その求人をまた見かけ、導かれるように履歴書を送るに違いない。今は、そのときではない。

今はちゃんと生活をすることが目標。次は、余暇の充実。その次が仕事だ。そのぐらいの順位に仕事を位置づけていると、何だか心が軽くなってくるから不思議だ。

仕事に疲れている方、なんとなく燃え尽き感のある方は、三つの症状が現れていないか確認してほしい。そして、症状に苦しんでいたら、専門医に相談してほしい、と思う。体の痛みにはすぐ気が付いて対処するのに、心の痛みには何もしない、というのは、やはり危険なことなのだと思う。

燃え尽きて、その燃えカスで大爆発をして、無職を経験したわたしの言葉を信じてほしい(笑)

チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!