恐怖リンゴループの巻

いやはや、年末年始は「リンゴループ」と格闘してしまった。

リンゴループとは、iPhoneの故障で「フリーズ、シャットダウン、再起動」が繰り返される怪現象である。令和の超常現象として、『月刊ムー』で特集を組んでほしいぐらいだ。（リコールとかにならないの？　生命の危機はないから無理なのか）

わたしの場合、15～20分おきにリンゴループが起こる。iTunesでバックアップをしようとしても、途中で再起動されてしまうので、バックアップしている最中にリセットされてしまう。わたしの溜め息で地球温暖化が進んじゃったわよ。

わたしの対処方法（格闘記録）は以下の通り。

１）SIMカードの挿し直し　→効果なし
２）1日放電して、充電　→効果なし。充電中にシャットダウンと再起動が繰り返され、震えたね
３）SIMカードを抜いた状態で強制再起動　→効果なし
４）バックアップを試みるも、バックアップ中にリンゴループが始まるので、バックアップできず
５）自然に直ることもある、という情報もあったが待てず。写真のデータをすべて、AmazonPhotosにバックアップ。このアプリはプライム会員なら誰でも使えるのでおすすめ。iPhoneをリカバリーモードにして、iTunesにつなぎ、「復元」を行う。1時間もかからず、復元（初期化）完了。リンゴループ、終わる！ 

リンゴループが起こらないiPhoneに安堵し、買い直さずに済んだことにも胸をなでおろす。買い換えが必要になったら、安いスマホを探していたかもしれない。スマホって、電話番号が紐づけられているので、生活の生命線でもあるのだが、そんなに重要なことに使っていない、というジレンマもある。（パソコンがあれば事足りることも多い）

データを失う、という代償はあったが、復旧したのでよかった。これを機にパズルゲームアプリなどは再ダウンロードはしないことにした。ただ、金利（利息）もない世の中なので、ポイ活は続けたい。ただ、ポイントカードの番号がわからず、新規登録になってしまった。残念無念。アプリ版でも会員番号もメモしておかなきゃいけないのだな。

LINEはデータのバックアップをアプリ内でできた。GmailやYahoo!メールなどはパソコンでよく使っているので問題なし。クラウド上にデータがあるって、こういうときはありがたいなと実感する。

AppleのアプリであるSafari、連絡先、Podcast、ヘルスケアのデータなどは、iCloudに自動保存されていたようで、なぜかそのまま使うことができた。なんだよ、拍子抜けだぜ。大部分の写真は消えていたが、一部はiCloudに保存されているので、呼び戻せる。

ただ、リンゴループは使い方が品行方正な人でも陥ることがあるのだという。アプリの組み合わせが悪いとか、iOSのダウロードがうまくいかず、朝起きたら、リンゴループ状態になっていることもあるらしい。

わたしが恐ろしいと思ったのは、アラームが無効になってしまうおそれがあることだ。夜間のiOSの更新に失敗→リンゴループ開始→アラームならない→会社に遅刻あるいは無断欠勤→社会的に死ぬ、といった不幸な出来事も起きているのだろう。ああ、恐ろしい。

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そんなわけで、置き物になっていたアナログの覚まし時計を再び使うことに決めた。iPhoneのアラーム機能も保険として使っていく。（目覚まし時計も電池切れとかあるじゃん。）

これも一つの学びである。リンゴループに陥って遅刻した人がいても、「こいつ、嘘ついているな」とか思わずに済む。賢くなったな、自分。

みなさま、バックアップは定期的に。それから大事な情報は紙にメモをしておきましょう。あと、iPhoneやパソコンも酷使したら壊れるのです。気遣いと思いやりが大事。くれぐれも無理をさせないことです。

これは「スマホの外で生きろ」という神様からの御宣託でもあったと思うので、スクリーンタイムの制限通りにやっていこうと思う。

（スリリングな年末年始だったぜ）