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ハイパーキラキラ求職者になる!

転職活動中、大変参考になった本がある。

安斎響市さんの『私にも転職って、できますか? 〜はじめての転職活動のときに知りたかった本音の話』である。

読書感想文は以下の記事で書いている。転職活動でもやもやしている方には、ちょうどよい本だと思うのでおすすめしたい。

この本でうっすらとわかってはいたが、直視できていなかったことを確認することができた。

それは、面接においては「ネガティブなことを一切言ってはいけない」という真実であり、原則である。最近、noteで転職活動中の若者らしき人がパワハラでやめたと正直に話しても転職できた、という記事なども読んだりしていたので、ちょっと気が緩んでいた。おそらく、採用された人はパワハラ云々のエピソードトークは関係なく採用された人なのだと思う。いわゆるポテンシャル採用である。若い人に長く安く働いてもらえば、中途採用しても元が取れる。一方で三十五歳を過ぎた、それほど若くない人は即戦力であり、四の五の言わず働け、ということなのだと思う。

安斎さんの本をふまえ、嘘にはならない程度のストーリーを作った。もう、退職理由なんて割愛しすぎで、退職の事実ぐらいしか話さない作戦。わたしは退職後にとある資格を取得したのだが、それはプータロー期間に何もしていないとまずいからであった。その資格でキャリアチェンジできたら御の字。面接のときは、「憧れの先輩が取得していた資格でどうしても取りたかった」という嘘をでっちあげる。実際、知り合いの年上の人が取得していた資格なので嘘ではない。ただ、別にその人に憧れを抱いたことは一度もない。情緒不安定で生きづらそうな人だった。しかし、面接官は「この人は問題なく働けそうだな」という同僚を求めているのだ。キラキラストーリーにしてしまった方が簡便ではないか。

というわけで、自分のストーリーを口当たりのよいものにして、実績の話もそこそこにして、とにかく前向きで明るいハイパーキラキラ求職者を演じた。

見事、内定をいただくことができた。ただ、まあ、要因はそれだけではないことも告白する。キャリアチェンジを断念したことも大きい。十年やってきた仕事に出戻ったのである。

キャリアチェンジをすると、また時給で派遣社員かアルバイトで働かなければならない。ゼロからのスタートで、二十代後半のときは、それに耐えられたのだが、三十代後半でそれをする覚悟ができなかった。月給の契約社員でも、未経験だと内定をいただけなかったということもある。

キャリアチェンジの難しさ、どうしても辞めたかった理由なども、年末に記事としてnoteにまとめていきたいと思っている。

転職活動中の方も、今の職場で苦しい方も、無職の方も、みんなよく頑張った! 今年は極寒だから、とにかく体を暖めて、メンタルが落ちないように気を付けましょうね。

チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!