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番外:積み立て投資との付き合い方

このnoteは、
株についてまったく興味を持っていなかった底辺漫画家が
FIRE(経済的に自立した早期退職)という言葉を知って
株投資に手を出していく過程を綴ったものです。


今回は、第4話と5話のちょっとした補足となります。

⇒【第4話】最強!ドルコスト平均法https://note.com/mei_mei_kb/n/na9700b314935

⇒【第5話】単利と複利~利子について~https://note.com/mei_mei_kb/n/nf1ff9140f081






◆積み立てNISAとは?まとめ


基本的に定額で、コツコツと長期投資をして
投資信託を買い続け
資産を増やそうね専門口座

「NISA」と「積み立てNISA」の違いはこちらでざっくり解説しています。
値段とか期間とか、買えるものとかが違います。

⇒【第2話】NISAって?
https://note.com/mei_mei_kb/n/ncfb75a537a4b



積み立てNISA口座では「積み立て」の設定が出来るので、

最初に自分の決めた金額を入力しておくと、
毎月(もしくは毎日、毎週)その金額を自動で購入してくれるシステムが
備わっています。

1年で合計40万円まで購入出来ますので

÷12か月とすれば、毎月3万3333円まで、積み立て設定が出来ます。


※細かい数字やシステムは、証券会社によって異なります。
(1円単位は設定できない・など)
以下をご参照ください。
イレギュラーなボーナス設定なんかもあります。

楽天証券◆つみたてNISA入門講座
https://www.rakuten-sec.co.jp/nisa/tsumitate/learn.html

SBI証券◆つみたてNISAの設定で1回の設定金額に上限はありますか?
https://faq.sbisec.co.jp/answer/5eec6891144d40001145df7e

みずほ銀行◆つみたてNISAの毎月の積立額に上限はありますか?https://faq.mizuho-sc.com/faq/show/2712?category_id=83&site_domain=default



基本的に、ほったらかしでOK♪という積み立てNISAですが

完全に放置も良くないので、

私が「真似したい!」と思った積み立て運用法をご紹介したいと思います。

第1話投稿でも紹介させていただいた、こちらの本から。




※この筆者の積み立て運用口座は、購入額上限のあるNISAではありません。
この当時、まだNISA制度はなかったようです。
(それに、結局ぶっこむ金額ももっともっと大きいので…)


それでも、投資信託のチェック方法などがとても参考になったので、
ご紹介させていただきます。


◆投資信託との向き合い方

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・買うときのルール
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⇒月に1度、10分だけ株と向き合う


・運用実績をエクセルに記録する


記入するのは


・毎月の積み立て額  …定額で毎月入金している金額
・評価額    …元本+損益で、今いくらになっているか?
・損益     …元本から、今何%増えている(もしくは減ってる)か?


このたった3つだけです。これを書くだけです。

もちろん、エクセルではなくリアルノートや手帳でもOKです。

実際に図にしてみると、こんな感じです。

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このような表に、月に一度記録をします。

月頭とか、月末とか、給料日とか、毎月決まった日が良いと思います。


私は月頭(毎月のついたち)にしようと思っています。


エクセルも苦手なので、手帳に記入するつもりです。



-------------------------
・売るときのルール
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⇒売却のルールを決める

・ルールが適応されるタイミングが来たら、思い切って全部売却する。

NISA口座は、「長期コツコツ」運用が基本です。

なのに、売っても良いの?ずっと持っておくべきなんじゃないの?
と思われるかもしれませんが


その点にも、ちゃんと理由があります。
あとで詳しく説明しますね。

筆者の立てた売却のルールは、

<< 損益がプラス20%になったとき >>

これは先ほどの図にもあった
「損益」の項目の数字のことです。

この数字、どこで調べれば良いの?というと

自分が持っている証券会社の口座にログインし、
現在所有している株の情報ページ(ポートフォリオなど)を見てみてください。いつでも見れます。


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こういうページとか、こういうページとかに書いてあります!

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グラフが右肩上がりに育っていると、
評価損益は少しずつプラス(+)になっていきます^^

それまでに投入した資金(元本)に対して
今、どのくらいプラス(もしくはマイナス)になっているかを
数字で表しています。

【例…】購入額(元本)100万円
    損益+10% であれば、
        =評価額は110万円ということです

  もし+50%であれば、=150万円
  +100%!であれば、=200万円(2倍!)ですね。


で、この損益(%)が
「+20%」になったら、思い切って全部売却する!

全部です!!!


景気が良ければ、この先いくらでも+30%、+40%…と
成長する可能性はあるのですが
あえて20%で売却してしまう理由は、以下の2つです。


★成功体験を積むため
 やはりコツコツ積み立てをしていて、
 利益が出た!と実感出来るのは、嬉しいものです。
 初心者だとなおさらです。喜びもひとしおです。
 なので、+20%の利益が出たら、思い切って利益を確定してしまい
 「お金を増やせた」という「成功体験を積むこと」。
 これはこの先のモチベーションを維持するためにも、大事ですね^^


★そうそう上手く+100%になんてならないってこと
 景気が上向きだと
 順調に右肩上がりで+益は増えていきますが
 やはり、いつまで順調とは限りません。
 もし、+80%まで行っていた損益が
 次の日急に落ちまくっていたーーーーー
 なんてことも普通にめちゃくちゃあり得ます(コロナショックの時など)
 こんな時に、いちいち気落ちしていたら心臓が持ちません。
 日々の生活にも支障が出てしまうでしょう。ええ、きっと引きずります。


以上、二つの理由から

「売却のタイミングは「+20%」と決めておく」

「そして、これを順守する」


ルールを決めたら
これだけを守って⇒記録をつけ⇒コツコツ投資を続けます。


もし+18~19%を前後している時には、
20%には到達していないので、そのままほったらかしでOKです。

ルールは「20%に到達したら」なので、
ここの数字はきっちり守った方がいいです。


何故かというと、
ルールを決めてそれに従うことは、精神的にもかなり楽になるからです。

判断を「気持ち」ではなく、「数字」で決めておくことで
無用な期待や後悔をせずに済みます。

メンタルって、結構体にも影響してきてしまうと思うので

一度決めたルールを、機械のようにただ守っておけば、
少なくとも大きく失敗することはないと思います。



そしてもし、

損益が+20%に到達し(おめでとうございます!)

ルールに従い売却して、利益を出せたら

次はどうすればいいの?というと



⇒売却後の積み立て~Re;ルール

またイチからコツコツ積み立て購入を始めます。

積み立て額をすべて売却して、
まっさらになってしまった口座…

再び、積み立て設定をし、毎月のコツコツ投資を再開します。

そして、また+20%になったら、売却して、その繰り返し。


ただし、ここで「売却した利益」は再投資に回します。

第5話投稿で解説した、「複利」ルールの発動ですね。
 ⇒ https://note.com/mei_mei_kb/n/nf1ff9140f081


売却して増えたお金は、10年分に分けて毎月の積み立て額に上乗せする

ちょっとややこしいかもしれませんが、
図で説明すると、以下のようなルールになります。

(例)

画像4

注意※積み立てNISA(毎月33333円まで)や
 NISA(毎月50000円まで)では、上の数字は大きすぎるので
 毎月5万8333円×12か月は積み立てられません…
 ↑は別の口座(特定口座・一般口座)での例です。


筆者は2007年、
ちょうどリーマンショックの頃から投資を始めたそうなので
投資を始めていきなりすぐに、マイナスのフェーズに入ったそうです^^;

普通だったら、怖くてこれ以上積み立て投資なんてできなくなりそうです。

でも、後々きっと景気は回復すると
過去のデータなどを勉強し、理解してさえいれば

不景気はむしろワクワクする時期だそうで(…)

ドルコスト平均法を発動し、じっくり積み立てを続けて

結果的に、景気が回復し損益が+240%(!!!!)までいったときに

利益を確定して、売却したそうです。

この時は、それまでの損益がマイナス続きだったので
 景気が回復してきて、+20%になっても、もう少し持ち続けて
 240%まで保持していたそうです。
 この辺りは、20%ルールを順守するか、例外として持ち続けるかは
 その人の生活状況などにもよると思いますので
 その時の自分と対話して決めるのが良いようです。




まとめ。

以下、ルールをまとめます。

-----------------------

◆買うときのルール

⇒月に1度、10分だけ株と向き合う
・運用実績を記録する
  (積立額/評価額/損益)

◆売るときのルール

⇒損益が+20%になったら全部売却
⇒利益を10年分に分けて、毎月の積立額に上乗せする

-----------------------

やることといえば、たったこれだけです。


今自分が投資で何をしているのか・を理解さえしておけば、
実際やるべき作業はほとんどありません。チェックをするくらいです。

なので、投資って
理解(勉強)さえしておけば、誰でも簡単に手が出せるものなんですね。

それでも、理解していないと、怖いから

手を出せないで、むしろ倦厭している人もいる…(以前の私のことです)


実際に、私も投資信託を買ってみましたが
本当にびっくりするくらい簡単で、しかもたった数日で額が増えているので
「知らない」のは本当にもったいないなと思いました。

もちろん、仕組みを理解した上で
やる/やらないを選択するのは、その人の自由です!


それでも

「選択肢を増やす」という意味でも

この素人noteがほんの少しでも、投資について学ぶきっかけになっていたら嬉しいです。


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