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大人のADHDを上司に打ち明けた話


飽き性でズボラなのでだいぶ時間が空いてしまいました。
前回からの続きです。

「あなたはADHDです。」
そう診断が下されてから、いろいろ考えました。

この先どうしよう。この診断結果を心の中で留めとくか。
それとも上司に言って理解を求めるか。

当時の上司は体育会系の上司で、理解を得るのは難しいと思っていました。
それでもわたしの精神状態は限界に達していて、はやく打ち明けて楽になりたい。
毎日毎日辛すぎる。そんな気持ちから上司に打ち明けました。

①薬を飲んでいること。通院のためこれから定期的に早退等あるかもしれないこと。

②マルチタスクが苦手なので、これから先担当が増えてもこなせないこと。

この2点を基軸に打ち明けました。

すると、体育会系で強いと思っていた上司からこんなことを言われました。

ある朝、いつも結んでいたネクタイが結べない。
いつも作成していた見積書を作ることができない。
10年前そんな経験をした、と。
上司は、10年前鬱で休職していた過去があったことを打ち明けてくれました。

ただ、鬱とADHDは違うのです。
「人には得意不得意がある。
ただそれだけなんじゃないか?」と言われました。

過去精神科にかかっていた方でさえ、発達障害の理解は難しいのです。

その日はとりあえず、言いたいことはわかった、と、少し困惑しながらも理解はしてくれました。

そのあと上司は私への当たりが強くなりました。
ある得意先とタッグを組んでコラボ企画をすることになりました。話を進めていく上で、良好な関係を築くことができたのですが、コラボ企画が私の中では仕事量としては重くて、他の得意先への訪問回数が減ってしまっていました。

そしたら上司は電話で
たのしいことだけやってないか?と怒鳴ってきたのです。

もしかしたら、ADHDのことを打ち明けたことで、つらいことから逃げる新入社員というレッテルを貼られたのかもしれません。

とても悔しくて、駅で泣きました。
怒鳴られたことが悔しくて、なにも言い返せなかったことが悔しくて。

私の心は悲鳴をあげていました。

次回は、産業医に打ち明ける話にします。

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