産業医面談でADHDを打ち明ける話
前回からの続きです。
大手企業に勤めていたため、一年目の社員には手厚いフォローがありました。
その代表的な例が、人事本部の人間が全国の新入社員のいる営業所を周り、面談をする。というもの。
毎年、新入社員がメンタルを崩し休職している会社だったので
人事本部の人が、「困ってることはないか」と見回りすることが恒例となっていました。
前回の記事でもわかるように、上司に打ち明けたものの改善の余地は見れず絶望していました。
そんなわたしにはこの人事見回り面談こそが生きる希望!!!!!!
ですが、人事面談の時間10分前、得意先とのトラブルがあり、わたしは得意先に電話口で怒鳴られ号泣していました。
それをみて上司は、「人事の◎◎さんが待ってるんだ、泣いてないで早く面談の準備をしろ!」と怒鳴り、わたしは短時間に2人に怒鳴られる始末 !!
そんなわたしをみて人事の人は、
「わたしのことは気にせず、得意先優先でいいからね」と優しく声をかけてくれました。
あぁ、はげたおっちゃん(←人事の第一印象)、、すき、、
その優しさにさらに泣けてきて、ぐちゃぐちゃになりながら得意先をなだめ、なんとか面談をすることができました。
優しいおっちゃんだったので、これは打ち明けるしかない!!と思い、
今薬を飲んでいること、さっきみたいに得意先に怒鳴られまくりでつらいこと、
マルチタスクが苦手なこと、
伝えました。
するとおっちゃんは、
すぐに持ち帰って、対応する。
ちなみに次の異動のタイミングで引越しとかする可能性あるけど大丈夫?
と言ってきました。
!!!!!!
なに!!!!まじか!
営業やめられる!!!!!!
夢にまでみた異動!!!??
もちろんです!と答え、その日は終了しました。
次の日、おっちゃんから電話がかかってきて
産業医面談をするとのこと。
企業専属の産業医がいて、それはそれは有名な精神科医とのこと。
その人に会いに、新幹線で東京まで行きました。
産業医のおっちゃんは、本も出したことのある精神科医の中でも有名な方でした。
その方は、
「あなたは優秀でもっと高いパフォーマンスができる人です。
もしいま発揮できていないなら環境のせいでしょう」
と言ってくれました。
涙が溢れました。
いままでうまくいかなかったこと、わたしのせいではなくて環境のせい。
なんでこの人、私が優秀とか言うのかというと、
入社試験で受けた心理テスト(SCT(文章完成法))の採点をやっていたらしい。
SCT(文章完成法)とは?
この採点の結果、なんと98点(点数あるんだ!とびっくり)だったようで、
もっとあなたは輝けますよ
と言ってくれました。
本当に涙が出ました。
この面談の内容は人事にも共有され、さらには私の上司にも共有されました。
そしてわたしは異動することなるのです。
見てくれてる人はいるんだ😭
そして、わたしはタイミングが良かった、運がよかった、
とつくづく思います。
でもこの運は、自分でADHDじゃないか?と疑い、
病院に行って診断を下してもらった、
これは私の行動によるものです。
ADHDでは?と疑ってる人
ぜっっったい病院にいくべきです!!!!
薬ももらえます!
薬を飲むと頭の中がぱーっと明るくなって今まで雑音ばっかりだった脳みそが
さーーーーっと活性化されます。
(やばい薬みたいですがマジです)
悩んでる人、一歩踏み出してみてください。
あなたはあなたらしく輝ける場所ありますよ。大丈夫です。
わたしの経験が誰かの背中を押せますように。
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