おでんと翔んで埼玉とこたつ

11月に入ってからご飯会が増えている。
なんでもない日おめでとう会、
ルーフトップおでん会、
そしてもんじゃ会。

ちなみにスナック平林は経費精算がめんどくさいので、
非公式ごはん会でやっている。
そして、かなり遅い時間から始まるから料理するのは
なんだかんだで多分一番効率の良い私が主に行うため、
非公式。
休みの日に開催できるならごはん会にしたいのだが、
私の気分が乗るのがかなり気まぐれなので、
大体その日の夕方に開催を決める。

みんなで食卓を囲むのは本当に楽しい。
ご飯会はみんなで協力して料理をすることもあれば、
誰かが料理の腕を披露する会になったりもする。

特に個人的にとってもヒットだったのが、ルーフトップおでん会。
確かに準備も片付けも面倒くさいのだが、人数が多いからすぐに終わってしまう。
こたつ（リビングから持ち込み）をみんなで囲んで、
気温が10度を下回った日の夜に開催された。
しみしみおでんたちはなんとお昼からコトコト煮込んでくれていたものだそうで、脱帽。

みんなでビールやら水やらで乾杯して、
おでんをつつく。
至福のとき。
もちろんクッソ寒いから冷めるわけで、繰り返しIHヒーターで温める。
その間はおかしパーティー。
打ち合わせなしで集まったお菓子たちは全てポテチだった。
お酒飲んでるしまあいいかと思いながらつまみ、２周目のおでんを頬張る。

大体腹８分目になったあたりで壁に映画を映して観ることになった。
何も考えないでも面白いやつという縛りで観ることになったのが、
「翔んで埼玉」だった。
神奈川出身にとってはなんだかんだ共感できるポイントも多く、
ゲラゲラ笑いながら鑑賞した。
大阪のシェアハウスだから、大阪の子も多いのだが、関東への異動経験がある子もいて、二人で解説しながらの鑑賞。
なんだかんだみんなで楽しめた。

こたつの下でみんなで足を重ねあってどうにか暖をとりながら、
最後まで見終わった。
本当にみんな自由人だから、映画の途中でおでん食べ出したり、
突然自分の部屋から寝袋持ってきたり、
寝出したり。とにかく自由に過ごした。

その後みんなで片付けたあと、テレビをつけたらなんとびっくり
上映されていたのが「翔んで埼玉」だった。
終盤であったがみんなでおかわりで観て再度ゲラゲラ笑う。
そんな時間も愛おしかった。

ごはん会そのものも好きだが、
その後のいつもよりちょっとだけ人の多いリビングで
みんなでテレビを観ながらこたつに入り、
どうでもいい話をするのが個人的にはとっても好き。

私はむしろこの時間のためにごはん会に参加しているのかもしれない。
ゆるゆると腰を下ろしてみんなで会話しながら、団欒の時間を過ごす。
突然じゃんけん大会が始まったり、突然体幹トレーニングが始まったり、
はたまた突然下ネタ大会が始まるのだが、
普段の生活から解放されて過ごすこの時間に
私はとてつもない価値を感じる。
思い思いに過ごすのだけど、
みんなが一つの空間にいることが私はとても好き。

今日は誰にリビングであえるか。どんな話ができるのか。
もちろん台本はないこのシェアハウスで起きる
さまざまな愛おしい瞬間を楽しみに、
オフの日は11時過ぎにやっと目がさめる私が、
今日はなぜか８時半には目が覚めてしまった。