見出し画像

ルール読みは初回が9割 〜3箇条の心構え(1)〜 :ゲームのルールの伝言ゲーム

こちらはアナログゲームマガジンの連載「ゲームのルールの伝言ゲーム」の8回目、本文途中から有料となります。文字数は約4,000字です。

はじめに

最近は、11月20日・21日開催のゲームマーケット秋で頒布されるゲームの説明書を読んでいます。
SNSを見ていると、10月以降もゲムマ秋用のルールライティング・その校正の作業をしているようです。あいにく当日は行けそうにありませんが、本連載で少しでも応援できれば幸いです。

上の特集テーマ記事を書くためにも、ルールを全文公開(pdfまたは画像)しているゲームに限定して、積極的に読んでいった上でオススメを紹介する予定です。謎の自分ルールです。
たくさんの説明書が公開され、力作ほど読むのに時間・エネルギーが要るのもあり、全ゲームを読めるわけではないですが、がんばります。

テクニックではなく心構えについて

さて、今回はいつもとは違う観点の記事です。自分が説明書を読む時に、どんな「気持ち」で読んできたのか。正直何となくやっていたことを、言語化してみます。

説明書を作る目的。それは、効果的に不足なく、読み手にルールを理解してもらうことです。ルールの文章や図をどうするか考えるために、説明書のターゲットである読み手の意識を探ってみるのも大事です。

想いが強く、また方向性が定まっていると、具体的な目的への近道となります。テクニックについて考えるとともに、心構えも持っていたいものです。

自分を見つめ直してみると、読む上で気にしていることが大きく3点ありました。行ってみましょう。

ここから先は

3,386字 / 3画像
7人以上のライターが月に1本以上、書いています。是非、チェックしてください。

アナログゲームマガジン

¥500 / 月 初月無料

あなたの世界を広げる『アナログゲームマガジン』は月額500円(初月無料)のサブスクリプション型ウェブマガジンです。 ボードゲーム、マーダー…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?