勝利の工夫に付いていけるか? 〜3箇条の心構え(2)〜 :ゲームのルールの伝言ゲーム
こちらはアナログゲームマガジンの連載「ゲームのルールの伝言ゲーム」の9回目、本文途中から有料となります。(2)とありますが、そこまで前回の内容と連続していません。文字数は約3,000字です。
はじめに
ゲムマに参加・出展された方、お疲れさまでした。
自分は、ゲムマ秋用の説明書を読ませてもらってから、一部を紹介しました。今手に入るゲームもあるので、是非参考にしてください。
少しでもゲムマの盛り上がりに貢献できていれば幸いです。
そして次回は買う側として参加したいものです。
さて、本編です。説明書を読む時の心構えについて前回は2つ目まで紹介したので、今回は3つ目です。
プレイヤーは勝つために最善を尽くしたい
以前も述べたように、アナログゲームでは自分の勝利を目指して遊びます。こう動けば有利になるかな、少しでも得点になることをしよう、など頭を使って工夫します。
でも、もしも、その工夫にルールがついていけてなかったとしたら。
「これは反則なの?」
「書いてないからできないのでは?」
「逆に書いてないなら自由にしてもいいのでは……」
など無用な問答になるかもしれません。
読み手・遊び手もルールの穴を突きたくて疑問を挙げているわけではなく、「こう書いておけば伝わるはず」という、ルールの書き手や作者の思い込みによる表記の漏れをどうしても突いてしまうのでしょう。
もちろん、基本的に嘘をついてはいけないなど、書くまでもない常識もあります。あえてやり方を規定しないことで自由に遊べるコミュニケーションゲームも存在します。
ただ、「カッチリやりたい」系のゲームでは、そこの所をカッチリしてみてはどうでしょうか。
といってもオズボーンのチェックリストのような自由な発想で疑問が出てくるわけではなく、元になるルールやゲームシステムに沿う形で、ある程度パターンがあるはずです。
大小9パターンほど挙げてみましょう。
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