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完全なる素人がオンラインワインショップを立ち上げた理由

「ワインが好き」って堂々言えますか?

ワインって奥が深い領域で、素人が簡単に踏み込んではいけない世界だと思っていました。いや、今でもその思いは多少あるので、「思っています」という現在進行形が正しいですね。同じようなことを感じている人も多いのではないでしょうか。

知人に「ワイン好き?」っと聞いても返ってくる答えは
「ワイン好きやけど、よく分からへん」
「ワイン飲むけど全然詳しくないで」などなど。
こんなに「好きなものを好き」と自信を持って言えない世界って特殊やな〜と漠然に感じていました。

詳しくなくてもいい!
値段や品種なんて気にせず、美味しいと思えるワインを大好きな人と飲む時間が好き!一人でまったり飲む時間が好き!
そんな風にワインを堂々と楽しめる人が一人でも二人でも増えたら、日本でワインがもっと身近なものになるのでは?

そんな思いを持って、ワインに関しては素人中の素人で、ちょっと人より飲める、ただのお酒好きってだけでこの世界に飛び込んだ私は中々の猛者なのかもしれない。

飛び込んだ今でもそう思うことがあります。

私がワインを好きになった理由

そもそも、数あるお酒の中でも特にワインが好きになったきっかけは、20代前半に私を襲った「激太り」でした。

大学に入学し、勉強の傍ら、サークル活動とバイトで不規則な生活、さらにはお酒を飲むようになり、外食も増えました。
元々「細いね」っと言われてきていた私。「私は太らない体質」っと信じて疑わなかった身体は一瞬にして肥大。

衝撃でした。

そこから、学生ながらにエステに通ってみたり、糖質オフ、野菜ファースト、〇〇だけダイエットなどチャレンジしたダイエットは数知れず。
万年ダイエッター生活の始まりです。

ダイエットとなると「お酒」は天敵。やめた方がいいに決まっています。
ただ、お酒をやめることにストレスを感じ、「我慢→暴飲」の悪循環に。
これではいけないと、ダイエットにおすすめのお酒を調べて行き着いたのがワインです。

初めて飲んだワインは、ドイツワインの『シュバルツ・カッツ』。
「飲みやすいよ」とお勧めされて飲んでみましたが、甘口のものだったので「甘い!!!!ワインは食事に合わない!」っと思い、避けていました。

ただ、調べるうちに、産地や品種で味や香りもさまざまなことを知り、再チャレンジ。そこからたくさんの美味しいワインに出会えたことで、私はどんどんワインにはまっていきました。

特に社会人になってからは、飲み歩いているうちに、イタリアンやビストロの飲食店勤務の友人が増え、益々ワインが私にとって身近なものに。

ワインは味が美味しいだけでなく、場を盛り上げてくれたり、華やかにしてくれたりするパワーがあることが魅力です。

不思議と、当時よく一緒にワインを囲んで同じ時を過ごした友人は、今でも深いつながりの方が多いな〜と思います。

ただの「飲み物」という概念ではなく、ワインは「人と人をつなげる」という私にとって唯一無二の存在であること。

それが、「ワイン好き」と私が公言するようになった理由です。

オンラインワインショップOPENに至るまでの経緯

今、メンタルヘルステック企業で4年働いています。副業がOKの会社なので結婚し、家を引っ越したことをきっかけに、「おうちサロン」を始めました。

アロマセラピスト時代は「この仕事は天職だ」と思っていたくらい、マッサージをすることが好きだったので念願のスタートでしたが、副業というよりは、趣味の延長みたいな感じで、格安で友人に対して施術を行うものでした。

将来を考えた時、「自分で何かをしたい」というのはセラピスト時代からずっと変わらず思っていて、「じゃあ、何かって何?」っというのを悶々と考えていました。

その悩みに悩んでいる渦中に出会ったのが、ワインフィッター®︎である山田マミさんです。Facebookでワインフィッター養成講座の広告を見て、面白そう!と思い、久々に「チャレンジしてみたい!」と心がポジティブに動いた瞬間でした。

「ワイン素人でも本当に大丈夫なのか?」という不安はもちろんありましたが、アロマセラピストだった経験を活かし、人のストレスや不調に寄り添いながらワインを楽しんでいただける機会を提供することが「自分だからこそできること」だと感じ、思い切って講座の受講を決意。

ワインをただ飲んで楽しむだけでなく「仕事にする」ということを考えた時、すごくワクワクした気持ちを大切にし、自分を信じ突き進むことに。

結論、講座を受講し本当によかったです。何が一番良かったかというと、やはり共に講座を受けた同期との出会いです。

「ワインは人と人をつなぐ」

まさに、ワインが繋いでくれたご縁は、私にとってかけがえのないものです。大人になってから、同じ目標に向かい、切磋琢磨できる関係性が会社以外で築けたことが本当に嬉しかったです。

不安もありながら、勇気を出して一歩を踏み出したことにより、新しい扉を開くことができ、素敵な出会いに恵まれました。

半年間の講座が終了する頃には、無事に酒販免許も取得でき、ワインが販売できるまで準備が整ったのは、周りの方のサポートがあったから。
本当に感謝です。

ワイン販売を仕事にしようと決めた理由

健康とワイン(アルコール)は相反するもののように思われるかもしれませんが、薬膳の世界では、古代から医薬として扱われ、身体を温め、気の巡りを良くする効果があり、人を癒す存在でした。

アロママッサージをする際に使用する精油も、人を癒す効果があり、マッサージをする際は、その時のお疲れ具合や状態に合わせて、適切な精油を使用します。

ワインもそんな風に選んでもいいんじゃないか。
産地やビンテージや、品種が分からない!という人も、今の自分の状態から選べるのなら、もっとワイン選びが楽しくなるんじゃないか。自分の好みが具体的にわからない人にとっては、新しい指標になるのでは。そう思いました。

もちろん好みもあるけれど、その時の心身の状態によって美味しいと感じるワインも違うはずなんです。

もっとワインを気軽に楽しんで欲しい。
ワインを通じて、人のストレスや不調の改善に繋げたい。
「ワインが好き」と自信を持って言える人を一人でも増やしたい。

そして、その先の笑顔にたくさん触れたい。

やはり「人を癒すこと」に携わりたいというのが根本にあります。
「ワイン」を楽しんでいただくことが、癒しに繋がったら本当に素敵だな。
やってみたいな。
そう思ったことが、私がワイン販売を仕事にしようと決めた理由です。

始めて間もないので、まだまだ事業としての結果はこれからというところですが、まずは一歩を踏み出すことができて本当に良かったです。
これから、たくさんのワインや人と出会えることが楽しみでなりません。

今、踏み出した一歩は、自分がポジティブでいれる居場所への一歩。
その先には、たくさんの笑顔が溢れているに違いないと信じています。

長々と書き連ねてしまいましたが、私の想いが少しでも面白いなっと思い、興味を持ってくださる方がいたら嬉しいです。

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