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合同会社meguru始動。有料モニターさま募集中です。

初めまして、尾森 明実(おもり あけみ)です。
合同会社meguruを2023年7月26日に設立し、つい最近自社のサービスの提供を始めた駆け出し起業家です。

事業について発信する場としてnoteを開設しました。
今回は、自己紹介・提供を始めた自社サービスについて。これをきっかけに弊社のこと、そして弊社の今後の活動にご興味を持っていただけたら嬉しいです!


自己紹介

■幼少期〜高校
小学生の頃、父にもらったある本をきっかけに、私は世界を舞台にした仕事に興味を持つようになりました。例えば「国際協力の現場で医師として仕事をする」という将来の夢が頭にチラついたのですが、血を見ると倒れてしまうという致命的な特性がわかってしまいました。「では言語で勝負しよう!」と考え通訳を目指して中学〜高校は英語にのめり込みます。素晴らしい先生にも出会い、英語が話せるようになることがとにかく楽しい6年間でした。でも、今思うと、もっといろんな選択肢があるのに随分と早くから絞り込んで道を選んでいたなぁと思います。いやぁ。こそばゆい。
※「ある本」と書いているのには訳があります。肝心な本のタイトルは忘れてしまったのですよね。あの本は一体どこにしまったのだろう!お父さんごめん。

■大学
通訳になるために!と鼻息荒く大学受験したわけですが、志望度の高い学校はことごとく落ちてしまいました。悔しい思いをひっそり隠しながら、母校 信州大学に進学。入学して半年くらいはその悔しさをどこにぶつけるのか模索していたような気がします。
私が世界を見る視点を変えるきっかけとなった出来事がこの時期には重なりました。その一つが2011年の震災です。地震によって変わった数々のまち、生活の姿を見た後、私の中には、「衣食住とはどんな姿であることが理想なのだろう?」という問いが生まれました。その問いはいつしか、私の心の中で重要なものとして育っていきます。絶対なる!と決め込んでいた通訳の道を、保留にするくらいに。

■これまでの仕事

大学卒業後、飲料メーカーの営業としてキャリアを開始しました。2社目はオンライン英会話事業会社、3社目は組織開発・人材育成のコンサルティング会社と転職を重ね、2023年7月に独立という流れです。

私は緻密に計画するよりもひととの出会いをきっかけに転職をしてきたタイプですが、振り返ってみると「コミュニケーション」や「ひとと話す・ひとの話を聞く役割」といった軸を持ちながらキャリア選択してきたように思います。
専門領域は?と言えば、コーチングの考え方や技法をベースにした、ひとの成長に伴走する領域です。特に前職では、さまざまな現場のリーダーにご一緒させていただき、多くの対話を重ねました。忘れられない印象深いセッションがいくつもあります。

合同会社meguruが進む道とは?

「おもちゃんは、見えていないけどそこにいる人を大切にしたいんだね」

これは、ある恩師にもらった言葉です。合同会社meguruは、「見えていないけどそこにあるもの」を見る試みをしていきたい。

こう考える背景はさまざまありますが、その一つに私自身のメンタルヘルス不調の経験があります。2015年、私はメンタルヘルスの不調をきっかけに、仕事、そして社会から距離をおく選択をしました。
新卒半年というタイミングでの休養です。焦らないはずがありません…。住んでいた地域は、仕事をきっかけに引っ越した地だったので友人関係もほぼありませんでした。ワケあって家族に頼る選択をできなかった当時、私は、「誰からも存在を認識されていない」かのような感覚を覚えるひとりの時間を過ごしたのでした。

「自分のキャリアや人生はこれからどうなるんだろう?」
これを考えてもすぐに答えは出ないんですが、考えるほどに焦ってしまう自分がいたのを今でも鮮明に覚えています…。(まずは寝なさい!と言ってやってください)

数ヶ月たち、落ち着いた頃にやってきた次のステップは、転職活動。しかしスキルや経験値はまだほとんどありませんし、何より、体調が万全になったのかもよくわからないんですよね。自分の体調のことなんですが、自分でもその状態がよくわからないことってあるんだ…!と思いました。
私の診断は、うつ病でした。うつ病には「完治」という概念がないことをご存知でしょうか?安定した状態になったことを「寛解」と言いますが、完治したと言わない=直そうとするよりも「付き合っていくもの」と考えたほうがいいと知った時は、ちょっと驚きました。だって、病気は治るものと思っていたから。
この状況を踏まえ、私は組織に属するはたらき方には焦って戻らない方が良さそうだと判断し、アルバイトとフリーランスの二足のわらじをはいてみました。すごくドキドキしました。当時の自分なりのノルマは、「朝一でクラウドワークスの翻訳案件に目を通して応募する」でした。(クラウドワークスさん、ありがとうございます!)
少しずつ回復していき、毎日「今日もクリアできたぜ」と日数を積み上げるように数えていたのですが、ある日からふとその日数を数えなくなりました。多分その「今日もクリアできたぜ」を考えなくなった時が、私にとっての、寛解のときだったんだなと思います。そこまでの期間は、休んでからの期間も含めると1.5年くらいかな。

時は流れ、2018年から組織開発・人材育成の現場に関わり始めました。その頃、自分のうつ体験を以前より冷静に取り扱えるようになった私は、「空白の1.5年間」のことを人に話すようになります。
そこで、気づきました。
「誰からも存在を認識されていない」かのようなひとりの時間を過ごしている人は、どうやら私以外にもいるようだ、と。
私たちはあらゆる関係性の中に生きているけれど、その感覚を一切持てないような体験をしている人がいる状況に関心がむき始めました。

「私も、メンタルヘルスの不調で、前職を辞めたんだよ」
「私の部下に、調子を崩している子がいてね」
「誰に相談したらいいかわからないけど、こころの元気がなくなることがあるんだよね」

こういったお声をお客様や、友達から聞くように。
その度に、「見えていないけどそこにある」ものについて考えることになりました。

メンタルヘルスには、外見だけではわからない要素が多く含まれますよね。
例えば、人間という生き物の心の動き、発育歴(その人がどういう幼少期や家族関係を経験してきたかの歴史)など、表面に出てきていない情報にアクセスして初めて、このお題を取り扱うことができると言ってもいいかもしれません。特に、発育歴については、家族との関係性が大きな影響を持つことはよく知られていますよね。でもそれは表には見えておらず、本人との対話を重ねることでやっと輪郭が掴めるもの。
また、「メンタルヘルスについて考えたり対策を取り入れるのは大事」という認識は一般的になってきている一方で、このお題について話すのを躊躇したくなってしまう場面があるのはなぜだろう?たとえば、転職活動で、休養期間について話すのはタブーだったりネガティブな評価につながったという体験談を耳にします。この、「そこにあるけど、積極的に扱おうとは思えない」というメンタルヘルスの状況を変えられないか?と考えるようになりました。

■じぶんの取説対話ワークの有料モニターさまを募集します!

メンタルヘルスの不調を体験したこと、他者の体験談を聞くことが、「じぶんの取説対話ワーク」(以下、取説ワーク)の開発につながりました。自社サービス第一号です!
この度、モニター募集をしておりますので、ご興味がある方はぜひお気軽に「お試し相談」をご予約くださいね。


■じぶんの取説対話ワークって何?

meguruがご提供する取説ワークは、休職→復職(または転職して環境を変え再出発)したものの、メンタルヘルス不調の再発予防にまだ取り組めていない方にお届けするサービスです。
あるいは、休職まではいっていないけど燃え尽きやすくて、休み方を覚えたい・・・といった方にも活用いただけるかなと思ってます。一言で表現するならば、「はたらく日常の中で、"休息"の取り方を覚えていく対話型プログラム」

■リワークプログラムって何?

リワークプログラム(以下、リワーク)は、主に医療機関や民間企業が提供しており、休職中の方、離職中の方が再出発準備をする時に活用するプログラムの一つです。具体的には、生活のリズムを整える習慣を取り入れて体力をつけたり、自己理解を深めるワークによって、メンタルヘルス不調の再発予防に繋げていきます。

参考に、LIVAさん提供の「リヴァトレ」や大森クリニックさんの「リワークデイケア」などをご覧いただくとイメージをお掴みいただけると思います。

一般的にリワークは、復職する"前"に利用するものですが、meguruが提供する取説ワークは「はたらく日常のなかで使う」という特徴をあえて取り入れました。
なぜかというと…実情としてはリワークを知らずに復職または転職をされている方が一定数おり、復職前に再発予防策まで手がまわらないことがあるからです。ヒアリングをしての体感値ですが、当事者体験談をお聞かせ頂いた方の半数以上の方がそもそもリワークを知らないという状況でした。

うつ病を例に挙げると、再発率は50%。復職後は、生活と職場の変化からのストレスを体験します。そのため、日常を走りながらストレスと付き合う術を身につけていけるかどうかが持続的な回復過程にとっても大切なのです。私はどうしたのかというと、前職が対人支援職だったことで、自己理解を深めるワークや自己理解につながる心理学などの学習が日常的なものとなっていたので、それがリワークに近い機能を果たしていたように思います。

所属する会社によっては、産業医面談を活用するのも手ですよね。しかし、産業医面談などの既存サポートでは、再発予防を目的とした面談にはなりきっていない場合もあるようです。これは産業医制度の仕組みとしての限界が要因として考えられ、産業医を務める知人からも「悩ましい…」との声をよく聞きます。

こういった背景から、「医療」「福祉」「はたらく日常」の間を繋ぐかのように機能するサービスが必要ではないかと考え形にしたのがこの取説ワークなのです。

みなさんにとって、メンタルヘルス不調の再発予防はどれくらい身近なトピックでしょう?

ここまで、お読みくださり、ありがとうございました!
今後は、モニター体験者さまの事例等もご共有していきますね!
それでは、また次回!

■合同会社meguru創業の背景
社会的な生き物である人間にとって関係性の重要性、またそれらがメンタルヘルスに影響を与える可能性に関心を持った代表 尾森が創業。
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■事業内容(2023年9月時点)
・組織開発コンサルティング、人材育成プログラムの開発および提供
・メンタルヘルス不調経験者の社会復帰機会の創出およびデザイン

■代表 尾森明実 プロフィール
大学卒業後、クラフトビールメーカーの株式会社協働商事コエドブルワリーに勤務し営業職でキャリアをスタート。その後、日英通訳・翻訳のフリーランスとしての活動期間をはさみ、2社目となる株式会社レアジョブへ。英会話学習トレーナーとして「本気塾」サービス提供に従事し、学習者のニーズや課題解決に応える学習サポートを行う。3社目株式会社チームボックスには5年間在籍し、組織開発・人材育成を専門とし、ヒアリングフェーズから施策立案、プログラム導入、導入後支援まで一貫して従事。食品メーカー、商社、プロスポーツなど幅広い領域のプロジェクト経験を持つ。

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