自分で自分を助けた話
こんにちは、砂月めぐるです。本業は医療事務員です。
今回は、私がかつてブラックだった職場の病院を変えて、自分自身を助けた話をさせていただきます。
(ちなみに私のnoteで自分は医療事務員だったり病院事務員だったりと表記がコロコロ変わっていますが。昔は医療事務員として働いており、最近は異動して病院事務員になったというのが理由です。今回は、医療事務員だった頃のお話です)
先に、どれくらいブラックだったかと言いますと、
早朝までの残業が当たり前
正月もゴールデンウイークもなし
残業代なし
新人研修なし
飲み会強制参加
新人ほど人と関わる仕事を多くされる
書いていくとキリがないですね(笑)
ストレスしかなかった新人時代
医療事務員というのは、患者さんと医師の中間にある職業なので、とにかく人付き合いが多く、人付き合いが苦手な私はそれだけでストレスでした。
働き始めてからすぐに、謎の発熱で1ヶ月近く苦しみましたが、その頃はまだコロナ禍前だったので、休むことなくがんばりました。
他にもめまいで立てなくなったり、蕁麻疹で寝られなくなったり、仕事中に涙が止まらなくなったりと、散々でした。
ひどい体調やストレスを抱えた状態で働いていたので、毎日のように失敗してました。
それで周りも迷惑する上、仕事も増えるので、完全に邪魔モノといいますか…絵に描いたようなお荷物で、一時期は出勤しても仕事が全くない状態でした。
心身共にボロボロで、そんな私に家族もどうしたらいいかわからず、ケンカばかり。
社内ニートというやつですね。
思い出しても、人生で最悪な時期でした。1年近く続いたと思います。
現実は、誰も他人を助ける余裕がない
ここで救いの手が!とか、何かがきっかけで状況が変わった!とか、ドラマや映画ではありがちですが。現実ではそうはいきません。
塞ぎ込んでいるだけでは、他人が助けてくれることはまずあり得ないということを身をもって知りました。
この時期に、私のことを助けようとしてくれた人は居ません。
上司も同僚は言うまでもなく。家族でさえも、病院通いだったり仕事でトラブルを抱えたり。
兄が結婚したり、甥っ子が生まれてそちらにかかりきりになったり。
友人たちも転職したり、結婚をしたりとそれぞれ大変で頼ることもできませんでした。
精神科を受診しようとしたこともありましたが、予約がいっぱいで断られたりもしました。
こんな感じで、私が困っていても助けてくれる人なんていませんでした。
ついでに言うと、小説も一次選考落選続きで、まさに暗黒の時代でした。小説家だったの?と不思議に感じた方はこちらもご覧ください(記事リンク)
そんなある日、食欲があまりにもなくて、コンビニでも昼食用のゼリーを買った時に、ふとこう思ったのです。
「そういえば、『私』だけは私に優しいな」
誰も助けてくれないけど、私だけは自分の胃を思った食べ物を選んでくれた。私だけは私の命を繋ごうとしてくれた。
私はたった1人の味方として、私自身を助けなければと思いました。
自分の味方は、自分だけなんです。
少し脱線してしまいましたが、とにかく私は、自分のことは自分でどうにかしなければいけないと思ったのです。
できないことは、できないと言った
それから私は、自分ができないことは、はっきりとできないと言うようにしました。
不思議なことに、職場に生息する上司という生き物は、新人が何も言わない=できると信じてしまう性質があるようです。
なので、私ははっきり言うようにしました。
人付き合いは苦手でパニックになるから、人付き合いが多い仕事や飲み会は避けさせてほしい。
ここまでくるまでに山ほど失敗し、かなりの迷惑をかけていたので、上司は納得し、なんとか仕事をコントロールすることに成功しました。
そして職場では新人研修が実施されるようになったり、定期的に職員との面談が設定されるようになりました。
このおかげで、今では私のような性質の方や、身体が弱くて長時間働けない方など、色々な人が協力して働ける環境が出来上がりつつあります。
私自身、仕事がコントロールできるようになると、苦手だった人付き合い系の仕事も少しずつこなせるようになりました。まだまだ苦手ですが。
自分を助けられるのは、自分だけ。
これだけは絶対だし、このことは今後も繰り返し、このエッセイを読んでくれたあなたに伝えていきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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