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映画感想006『モリコーネ 映画が恋した音楽家』※ネタバレあり

かーーーーっ明けてしまった💦
2022年の超個人的マイベストシネマランキングを書こうと思っていたら、明けてしまったどころの話ではなく、、、
2月も後半。。。
これを書かないと新たに映画の感想なんて書ける訳ないじゃないの!
ぼかぁね、終わってもいない2022年を無視してねぇ、2023年のことなんて考えるこたぁできんよ!!
なんて、僕の中の頑ななオジサン心に火を打ち水かけよりかっちかちに凝り固まってしまったさいで、なかなか映画感想に取り組めない日々が続いていたのだ。
もちろん毎日コツコツと2022のランキング文章も書いてはいた。出だしは「もう一月も半ば、、」だったのに、書き直して「早くも2月に突入、、、」自分のペースを確認して少しビビったので「2月も終わりかけ、、」にしてから、よしここまでには書けるぞ!なんて思っている今日この頃。

そして、昨年から楽しみにしていたモリコーネのドキュメンタリーをついにみたのだ!
やはり、見たからには書き留めて自身の思索を重ねなければと思わせる最高の映画だった!

多分だけど、7回は大泣きした。ただの7回じゃない、嗚咽するぐらいの泣きが7回だ。
2時間半ぐらいの長い映画なんだが、もう終わったら泣きつかれも相まってぐったり💦
地下の劇場だったけど、階段のぼるのもふらふら💦
スラムダンクで桜木花道が初めて試合に出た時の緊張のせいで視界が超絶に狭まった様子を桜木ビジョンとして描かれていたが、私もいま興奮と泣きの疲労困憊で桜木ビジョンぐらい狭まっている。
そんな中いま、文字を打ち込んでいる次第だ。

これじゃ書く手元がおぼつかない💦


気を取り直してとりあえず7回泣いたというシーンを挙げてみよう。

1回
映画の冒頭、モリコーネが自宅の部屋をぐるっと歩き回り、床でストレッチをする姿。
それがメトロノームの音と動きに呼応する。
そして、自身がかつて作曲した曲に合わせて指揮を振るように手を動かす。
そして、彼にはこう見えている!
と言うようにパッと、実際に劇場にいる彼がオーケストラの前で指揮を振るう姿に変わる。
更に、彼の目線ではこう見えるというようにカメラの前には彼の手が指揮を振って上下している。
そしてそして、殴りこむように五線譜の紙に鉛筆で音符を書き殴る。そして、その彼の目のアップ。
これでツーッと泣きましたね。
もう格闘家の宮本和幸が山本キッドに開始4秒でノックアウトされたぐらいに秒でやれました💦
もう後の150分なんも覚えてないぐらい😅


2回
音楽院から出て映画音楽の道に入り出すモリコーネを本当に支え続けた奥様、マリアさん。
彼女の本当に慈愛に満ちた顔‼️目元‼️
彼女の写真を見た瞬間、涙がドバ💦
この奥さんを愛し続けたモリコーネを想い涙してしまった💦

3回
ニューシネマパラダイスのシーン。
ラストのキスシーンが流れた瞬間、自動発射💦

歳取ったら全然違う感じになったね。。


4回
ワンスアポンアタイムインウエストのラスト、ジルのテーマが流れる中で駅を中心に街が栄えていく描写で自動発射💦

最高の冒頭‼️ここでも泣いた。。


5回
ワンスアポンアタイムインアメリカ。
セルジオレオーネが新作にはパンフルートを使ってくれ!とモリコーネに要望。
モリコーネは必要な場所で使うと言って一蹴。
そして、できたのが仲間のドミニクが射殺されるスローモーションのシーン。
ここで発射。

6回
同じくワンスアポンアタイムインアメリカデボラのテーマが流れるなかジェニファーコネリーの眼差しを見て涙💦


これやはり、ジェニファーコネリーはもちろん超絶かわいいのだが。それだけじゃない。
ヌードルスが恋に落ちた瞬間を共有して、感動し合えたから。だから涙するのだと思う。
そして、デボラのテーマを聞くだけで、その情景、その感情、その感動が呼び起こす。
だから、好きなんです。デボラのテーマ。

7回
またまたワンスアポンアタイムインアメリカでの撮影秘話。映画を撮る前から練りに練って作られたデボラのテーマを、監督のレオーネは現場で流しながら撮影していた‼️
カメラ回して!音楽流して!アクション!
といった具合だ。

映画史上最高のストップモーションシーン‼️


やはりここでも涙は止まらない‼️
アイキャントストップ💦杏里なのだ‼️
哀しみじゃなくて温かい涙が止まらない‼️
最高‼️
しかもデニーロ曰く、音楽が演技の助けになったそう。
もう、モリコーネはもはや監督以上に作品を理解し、シーンに必要な音楽を作る。
モリコーネは映画音楽を変え、映画の歴史を変えたと言っても過言じゃーない。

なんどもアカデミー賞受賞を逃したモリコーネがついに特別功労賞を受賞する。その時の、モリコーネが見つめる先には愛する妻、マリアさんがいた!その時、元気そうなマリアさんがいて、変わらず優しい眼差しでモリコーネに笑顔を送っている。
涙ーーーーー!!!!
モリコーネは作曲したら監督の前に全てマリアさんに聞かせた。
マリアさんが気に入った曲だけを監督に聞かせたそうである。
「監督が聞くのは全て妻が好きな曲だけだ」

あれ、、8回目?

更にアンタッチャブルの階段の名シーン。
アンディガルシアのお腹で止まった乳母車で笑顔できゃっきゃする赤ちゃんに涙。


血みどろのショーンコネリーが必死に裏切り者を教える姿に涙。
極め付けは、海の上のピアニスト。
曲を初めて収録中の1900が恋に落ちた瞬間。
窓の反射を鏡がわりにする女の子と見つめ合っているように感じる、、
その時のピアノ曲‼️‼️


もうティッシュが足りない‼️‼️

止まらない‼️
もう泣き疲れた‼️
7回どころじゃなかった‼️
終始泣いてたから、正確には一回というカウントの方が正しいのでは⁉️

てなもんで終始最高な映画体験を堪能できるのがモリコーネ 映画が恋した音楽家だ!
これこそ映画館で爆音で見るべき映画‼️

見たことある映画があると100倍面白い😚
見たい‼️と思う映画が沢山見つかる😚
そんな映画です👍

モリコーネ作曲映画特集とかも新文芸坐とかでやってほしいな😚

個人的にはジョンカーペンターの遊星からの物体Xについても聞きたかったな💦
ヘイトフルエイトでも使われてた曲が好きです💕

ということで‼️
今日はもう一本いい映画やってるんで見たいと思います。ではまた‼️

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