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知らない道を歩くこと

こんにちは!

今日は日々のつぶやきです◎

みなさんは、散歩をするのが好きですか?

わたしは結構好きで、犬と一緒に家の周りを散歩をすることが多いです。基本的には犬の気持ちの赴くままに(笑)行きたそうな方向にくるっと散歩をすることが多いのですが、うちの犬は大体、同じ道ばかりを選びます。

こればかりは、もしかすると犬の特性にあるのかもしれませんが、たまには違う道も歩いてみたいよ!とわたしは思うのです。


1. ふと気がつくと同じ道。

そうして犬に文句を言いながらも、わたしはとんでもない事実に気がつきます。

そう言われてみれば、わたしも同じ道ばかり選んでいるかもしれない…!

思い返してみると、会社を退職するまでの最後の3年間は実家から地元の駅まで自転車で行き、そこから通勤をしていました。

その、家から駅まで行く道…。もう長いことずっと同じ道を選んでいたことを思い出します。

他にも道は何本もあるのに、なぜか決まっているようにその道を選んでしまうから不思議なものです。

2.同じ目的地でも違う道を選ぶこと。

思えば、会社員を辞めてからハローワークや税務署、年金事務所など、今まで行ったこともなかったような場所に足を運ぶ機会がありました。

そして、地元でありながらも通ったことのないような道を通ることが増えました。

それからというもの、わたしは意識的に目的地に対して通る道を変えるようになりました。

通い慣れた駅までの道を1本ずらしてみる。大通りではなく小道を歩いてみる。気になっていた曲がり角で曲がってみる…などなど。

たとえ毎日同じ目的地に向かうとしても、通る道を1本変えるだけでこんなにも新鮮な気持ちになるものか!と驚きと共に新たな発見がありました。

3.暮らしを見習う。

わたしが新しい道を通る時に好きなことは、「人の家をウォッチする」ことです。

ちょっと変質者みたいに聞こえますが!(笑)これには深いわけが。

「家」って、そこにある「暮らし」の象徴だと思うのです。

同じ家でも、色が違ったり、建物の形が違ったり。お庭があったり、ベンチがあったり。車が止まっていたり、玄関先にオブジェがあったり。

そこに住んでいる「誰か」が好きなものが溢れている象徴の「家」からは、暮らしが溢れていてとても興味深いのです。

そこにある暮らしや、住んでいる誰かを想像するだけで、なんだか暖かい気持ちになれるような気がするのです。

4.視点を変えること。

ここ最近、「ことわざ」を勉強しています。

初めはヨーガの教えを相手に伝わりやすくするために学び始めたことわざでしたが、今では新たなエッセンスをわたし自身に取り入れてくれるとても有意義なものになっています。

その中で、最近わたしがお気に入りの言葉があります。

「握れば拳、開けば掌。」

これは、同じ手というものも、握れば拳になるし、開けば掌になるということです。つまり、物事は見方や使い方次第で様々な形に変化するということです。

ヨーガでは、「変化するもの」は人の心にストレスを生み出すと学びます。

例えば、お金や人間関係などは簡単に変化していくものです。これらで悩みを抱え、ストレスに心身を支配されてしまっている人は多いのではないでしょうか。

わたしもヨーガを学ぶまではそうでした。

お金や、地位や世間体、職場での人間関係や恋人との関係が全てで、うまくいかなくなったり失ったりしそうになると、この世の終わりのような絶望を感じ、泣いたり怒ったり、感情に苦しめられていました。

わたしはお釈迦様でも仏様でもないので、もちろん全てその通りになんてなりませんが、教えをヨーガで学んでからはなんとなくそんなことから解放されたような気もしています。

こうした「変化するもの」とうまく付き合っていくためには、「視点を変えること」が大事なのではないかな、と思っています。

手だって、掌という概念を知らなければ、ずっと拳のまま行きていくのかもしれません。逆に、拳しか知らなければ、掌の良さに気づけないままなのかもしれません。

ヨーガでは、こうした「新しい視点」や「正しい物差し」を学びながら、自分の思考や価値観と向き合い、ストレスを生み出しにくい心の状態へとシフトさせていくことができます。

もちろん体操やポーズだって心身にいいことはたくさんありますが、この心のあり方を見直すことが、「ストレスタフ」へ導いてくれるヨーガの醍醐味なのです。

話が少しずれましたが、「自分が知らないことを知ること」「新たな視点で改めて物事を見直すこと」はできそうでできない、知ってそうで知らない、自己成長の方法なのかもしれません。

5.最後に。

わたしは、会社員を辞めてから時間に余裕ができるようになったので、なるべく新しい知見を取り入れるようにしています。

このご時世なので、オンラインで参加できるセミナーを受けてみたり、久しぶりに話す友人と電話をしてみたり、SNSで知り合い以外の投稿を見てみたり。

なんだかわたし達は、自分の身の回りで起きていることが全てのように錯覚してしまう時がありますが、案外世界は広いものです。

そして、案外他人はわたしのことなど気にしてなどいないということも知ることができます。

昔のわたしは、1通のメールを送るのにも「間違っていたらどうしよう…」とビクビクし、何度も見直しをし、自分の意見を伝えるのが怖くて終電間際まで送信ボタンが押せない…なんてこともザラにありました。

今思うと、あの時はもう性格の枠を飛び超えて、少し病的になっていたのかもしれません。

その狭い視野をグーンと広げて、美味しいものを食べて、好きな人と話して。時には思いっきり休んでみればよかったな。なんてことは、冷静になるまで思えなかったりするものです。

これからも、日々勉強で。たまには知らない道でも歩きながら。

無理せずわたしのペースで前に進んでいきたいなと思っています◎

それではまた!

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