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声が出ない夜。

物理的な話ではない。
これは、私の眠りの世界の話だ。

夢であり、夢でない、そんな夢をよく見る。
大抵の場合は、それは、会社の話、または家族の話が夢で再現され、進んでいく。

途中で何かが起こり、私は叫ぶことになる。
だけど、私はどうしたって、声が出ない。

声を出そう出そうと思うが出ない時、
私は眠りの世界の中で、半ば「これは夢だ」と思い始める。
だから、叫ばなくても良いのだが、叫ばないと息ができないから、頑張って叫ぶのだ。

直近の夢だと、なぜかお笑い芸人のミムラの名前を言わないといけなくて、でもどうしても声に出せなくて、呼吸を整えて、なんとか「三村!」と叫んだ。

これは、ひょっとしたら寝言として声に出ていたかもしれない。
実家に泊まっていたので、誰かに聞こえたかもしれない(苦笑)

声が出ない、だから、声を出そうとする。
その時、誰かにナイフを刺されることもあるし、
首を絞められることもある。
火事から逃げ遅れることもある。
そして、息ができなくなる。

必死で、これは夢だと思い聞かせ、
起きたと思ったらそれはさらに夢の中で、
もう1回、本当に起きるまで頑張って息をして、
目が覚める。

心臓はバクバクいって、深呼吸をして、
どこまでが夢だったかを反芻して、何事もなかったと確認する。

その時には本当に息が苦しいから、夢から覚めて良かったと安堵しつつ、
なぜ、こんな夢を見続けるんだろうと、心がすーっと、冷たくなる。

夢で息ができなくなる話を鍼の先生に話したら、
パニック発作に似ていますね、と言われた。
夢で発作が起きるのかな...。

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