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和菓子ひとつで小旅行

鶴屋吉信さんの「王朝花傘」という和菓子。
5月に京都の上賀茂・下鴨神社で開催される葵祭にちなんだもので、行列に登場する花傘(風流傘)を表しているのだそう。※今年の葵祭は5月15日に開催

鶴屋吉信「王朝花傘」

花傘には祓いの意味もあるとのことで、別の京都のお祭り「やすらい祭」では、花傘で町中を歩くことで、その時期に流行る疫病神を傘で吸い取り、神社へ閉じ込め鎮めていたのだとか。
花が枯れる頃には一緒に疫病神も朽ちると考えていたそうで、すごく興味深いなと思った。

末広がりで縁起物とも言われている傘が疫病を払うための道具として使われていたなんて面白い。
※今年のやすらい祭は4月14日今宮神社で開催
※葵祭は京都三大祭のひとつ、
 やすらい祭は京都三奇祭のひとつ🤭
 行ってみたいなぁ

ちなみに、傘と祭礼について研究されている方もいらっしゃる。確かに、祇園祭や長崎くんちの傘鉾など様々な祭に登場する傘。なんだか和傘が欲しくなってくる…

「赤いお花だ〜」と思っていた和菓子、先生のお話を伺い、世界が広がる。
京都の春の景色も浮かんで、茶室から小旅行した気分。

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