残暑の猛攻撃
八月が終わり、暑さは変わらないようでいて少し変化があった。真夏のエアコンの設定のままでは朝起きた時が寒くなったので少し設定を弱くした。今年一番早く季節の変化を感じたのだった。我が家は昼を過ぎて夕方くらいが西陽になっていきめちゃくちゃ暑くなるので、昼過ぎると早々にエアコンの設定温度を下げておく。すると夕方の暑くなる頃にはいい塩梅に涼しくなり暑くなく寒くなく、過ごしていたのが夏休みだった。
そして夏休みは終わり、おちびも二学期が始まった。私が留守番をするが、ボケッとしていたらエアコンの温度も下げず、扇風機も回さずに一日を終えた日もあった。帰宅した夫に「今日エアコン温度変えなかったの?」と聞かれてから、そういえばそうっだったっけ、と思ったくらい忘れていられたのだ。
呑気な秋の始まりがだるくなってきたのは九月に入って二週目。暑い。思えばエアコンの設定が変わってないな、今日は暑いのかと思い設定温度を下げた。ただ、一度暑くなった部屋は冷えにくい。どうにもまだ暑いので風量や風速も、マックス状態にする。
それでもまだどうにもならないのがここ数日で、空気清浄機を除湿モードにしてみたり紆余曲折しているうちに室温は30℃になっている。こんな酷い状態になったことがあっただろうか。少なくとも、おちびが産まれてからは室温に気をつけているし……と思いを巡らせても暑さでボケた頭では特に何も思い浮かばない。
結局一番効果があったのはベランダへの打ち水であるように思う。昨日も今日も、エアコンからやっと冷たい風が吹いてきたのは打ち水した後だったから、そうなのだろう。外が暑いのだ。夫も「モーターの温度が上がってるんだよ」と言う。
昔はよく両親や祖父母から「暑さ寒さも彼岸まで」と言って聞かされたが、その頃とは地球の状態が違うし、今思えば扇風機だけで夏の夜をしのいでいた。懐かしいことだ。最近は私は勝手に持論を掲げていて、「暑さ寒さも運動会まで」と家の中限定で放言している。この辺りの運動会は今も秋に行われるが、本当に運動会ほど暑さが堪えるイベントがない。皆さんはどうだろうか。地球沸騰化なんて言われ始めたこの環境を、なんとか工夫して乗り越えよう。
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