見出し画像

小林製薬のマーケティング戦略から考える、40~50代の女性の心を捉える秘策

フェムテックの中でも、更年期障害の市場や事業について調べていますが、最近衝撃を受けたのが、小林製薬の「ビューティチェンジキャンペーン」。周りにいる40代半ば以降の女性たちから「癒される」という意見を聞きました。

そこで、個人的な知り合いの40~50代女性たちが、どういったモノを見て育ち、生活してきたのか知りたく、アンケートをとったので、その結果を共有します。

Q1.小さい頃遊んでいたおもちゃ

画像1

リカちゃん・バービーが、40代・50代とも人気です。
リカちゃんは、2017年に小田急百貨店で開催された「誕生50周年記念 リカちゃん展」に行った際、リカちゃんの歴史や家庭事情(あくまで架空)を調べたことがあり、個人的にも興味のある人形です。

小林製薬の「ビューティチェンジキャンペーン」のtwitterを見てみると、10代の高校生からの投稿(おそらく母親が50代と推測)も多くありました。
40代・50代の憧れは、リカちゃんなのでしょう。

Q2.よく聞いていた歌手(中学生~高校生くらい)

画像2

50代の松田聖子人気が、大変興味深いです。
1962年生まれ、1980年歌手デビューの松田聖子さん。(Wikipedia調べ)
50代のカリスマですね。

アンケートの中には、50代の方から「最近は息子の影響が大きく、BiSHを聞いている」という方もいました。

よく聞いていた歌手や曲というのは、世代によって分かれるという印象を受けました。

Q3.カラオケでよく歌っていた歌手名

画像3

40代ではSPEED、50代では松田聖子が人気です。
最近はコロナ禍で、カラオケに行く機会もないですが、もし上記世代の方とカラオケに行く機会があれば、ぜひ参考にしていただけたらと思います。

Q4.よく読んでいた本の作者

画像4

赤川次郎や村上春樹は、40~50代前半で共通して出てきました。
本は、世代による違いは、あまり見られないように感じました。

今回は女性がターゲットだからなのか出てきませんでしたが、池井戸潤や真山仁などは世代を共通して愛されているので、本の好みはどの世代も共通なんでしょうね。

Q5.よく読んでいた雑誌

画像5

りぼん・なかよし・花とゆめは、世代共通で愛されています。
興味深かったのは、50代後半の方が「JJ・25ans。バブル時代だから」という意見。
1986年~1991年のバブル景気の間に社会人生活を過ごした方は、まさにこういった雑誌を読んで過ごしていたのだと推測しています。

雑誌の読者の違いについては、MBAつながりの和子さんが面白いnoteを書いているので、ぜひご覧ください。

Q6.好きな男性のタイプを有名人で言うと

画像6

50代後半では堤真一が人気です。この質問は、最も好みがわかれる部分ですが、「同年代の男性=好きな男性のタイプ」になると思います。
母親(70歳)は、「歌手の堀内孝雄さん(71歳)」と言っていました。

Q7.最近の悩み

画像7

コロナ禍における運動不足は、どの世代も共通です。
50代になるに従い、自分の第2の人生を考えはじめるのが特徴的な部分です。

まとめ:ペルソナのいる場所に行こう

更年期

アンケートの結果を見て感じたのは、当たり前ですが自分の年齢から離れるほど、知らないことが多いということです。
YOXOイノベーションスクールで更年期障害の新規事業を考えていた際、「ペルソナのいる場所に行こう」という話しがありましたが、自分たちがターゲットとするペルソナがどこにいて、どういう生活習慣なのかというのを調べることが重要だと、改めて感じたアンケートでした。

ご協力くださいましたみなさま、本当にありがとうございました。

お知らせ:Femtech Community Japan イベント(2021年9月21日)

事務局をしているFemtech Community Japanでは、9月21日(火)18:00~、VC・投資家を招いたFemtech座談会を開催します。
ここまでFemtech関連のVC・投資家が集まる機会は、他にないと思いますので、起業家やスタートアップの方、ぜひご参加ください。

オンライン・オフラインと両方参加方法がありますが、私は当日CICに行く予定ですので、オフライン参加の方はぜひ会場でお会いしましょう。

更年期障害のプロダクトも充実:Femtech Fes!2021

いつも有益な情報を提供してくださる、日本を代表するフェムテック企業 Fermataさんが、2021年10月22日~24日まで、「Femtech Fes!」を開催するとのことです。
個人的に非常に気になる更年期障害のプロダクト、Embr Wave 2 (エンバー ウェーブ ツー) やelitone(エリトーン)も展示されるとのことです。
入場チケットは、数に限りがありますのでお早目に!