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子供の英語記録week1 フォニックス絵本

こんにちは。
私は長年英語学習をしてきて、かつ小学校教員として子供たちに英語を教えた経験もあり、今もオンラインで英語講師をしています。

またフランス語やドイツ語などの多言語を学んだ経験もあり、「果たして幼い子供はどのように第二言語を身につけていくのか?」ということにとても興味があります。

そこで、6歳の息子の英語(第二言語)の習得状況について、noteで記録していこうと思います。
今日は早速、ニュージーランドに来て1週間の息子の英語習得状況について。

息子の英語レベル

まず、息子は英語をほとんど話せない状況で来ました。
インターに通っていたわけでもなく、英会話スクールに行っていたわけでもありません。

やっていたのは家で英語のCDを聴いたり、英語の歌を歌ったり、簡単な単語やフレーズを覚えたりすることくらい。
少しだけフォニックスも教えて、子音や母音の規則性や音の変化の仕方については学んでいましたが、サラッとだけ。

簡単なあいさつくらいはできますが、応用はきかず、臨機応変に会話することはできません。
私としてはもう少し英語に取り組めたら良かったかなとも思います。

でも英語の絵本にトライした時も、息子はあまりハマらず、英語自体にはそこまで強い興味を示さなかったので、英語学習を強制はせず、好きな歌を英語で歌うくらいにとどめていました。

そんな状態でニュージーランドに来た息子。
だから、ニュージーランドの小学校に通い始めて1週間では、まだ「みんなが何を話しているか全然わからない」という状況です。

それに対して不安も感じているようですが、幸い担任の先生がとても優しく、遊びの時間もたくさんあるんです。
だから遊ぶことが大好きな息子は、英語が分からないという壁を越えて、「学校楽しい。もっとニュージーランドにいたい」と言っています。

フォニックスの絵本

ただ、学校が始まって3日目にしてとても効果的だった学習があります。
それは、担任の先生とごくごく簡単な英語の絵本を読んだこと。

フォニックスを使った絵本で、子音や母音を少しずつ変えた単語が繰り返し繰り返し出てくるものです。
pat、pit、pam、tip、tapなどなど。

学校から貸してもらったフォニックス絵本

学習方法としては、まずは1音のみを発音して音の確認をし、そのあとその音を使った単語を発音。
そして、その単語が組み合わさった文章が出てくる絵本の本文を読む、という流れです。

先生に読み方を教えてもらいながら、初めてこの”Nat”という絵本を読んだのでした。
そして学校帰りに「今日英語の本読んだよ」と言いながらカバンから本を取り出し、私に読んでくれた息子。

私は、息子がニュージーランドに来て早々に英語の本を1人で読めるようになったことに感動!
「えー!すごすぎる!1人で英語の本が読めたの?!本当にすごいね!」と驚きを露わにしました。

すると息子はそれがとても嬉しかったようで、「他の本も読む!」と言い出し、この週末には8冊の本を学校から借りてきて読みました。(上の写真の本です)
そして、間違えながら、やり直しながら何度も練習し、8冊全て読めるようになりました。息子1人で。

これはものすごい成長だなと思います。
特に、ゲルマン語系やラテン語系の言語を母語にもつわけでもない日本語ネイティブの私たちにとって、英語という母国語とは全く違う文字や発音の言語で、絵本を一冊読むということ。
それがどれだけ大変なことか。

たった6歳の息子にとっても、「難しい。難しい」を連発するくらいには、大変なことでした。
でも、それをやってのけた息子。
これはかなり大きな一歩だなと感じます。

これからは毎日家でも絵本を読んでいこうと思っています。
早速、通学途中に絵本を読むということを始めてみました。

繰り返し読むことで自信がついてきた

算数の時も感じましたが、一日数分でも毎日続けることによって、大きな進歩が見られるのだと思います。
だから英語の絵本を読むこともコツコツ続ければ、気付いたことにはものすごい成長しているのだろうと思います。

まだ書きたいことはあるのですが、長くなったので今日はここまで。

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