今しかない子供との大切な時間

あと少しで6歳になる息子。
生まれたばかりだと思っていたら、来年4月にはもう小学生になる。
時間が経つのは驚くほど早い。
ぼさっとしていると、あっという間に過ぎ去っていく。

小学校入学前の幼児期という大切な時間を、私は120%悔いなく息子と過ごすことができただろうか。
そう考えると、なんだかモヤモヤしてくる。

朝のバタバタした時間。
息子を急かしてしまうことが多かったけど、本当はもっとのんびり会話をしたり、朝の支度を楽しんだりしたかった。
夜仕事から帰ってきた時。
疲れやストレスで、「疲れたー。」しか口から出てこないこともあった。
でも本当は、疲れた顔じゃなくて笑顔で、息子といっぱい遊びたかった。

最近強く思うのは、時間はお金よりもずっとずっと貴重だということ。
お金は、後で稼ごうと思えばいくらでも稼げるし、貯めておくこともできる。
人にあげることも、人からもらうこともできる。
借りることも、後から返すこともできる。

でも時間は、みんな平等に1日24時間しかない。
過ぎていった時間は戻らないし、人からもらうこともできない。
あの時こうしておけば...とどれだけ後悔しても、その時間はもう戻ってこない。
だから、お金の心配をして時間を無駄にするのは本当にもったいないし、自分にとって悪いことなんだ。

今は”今”しかない。
「ママー。」と呼んでくれる幼い声も。
握りしめるとあったかい小さな手も。
トランプマジックを披露するときの得意げな顔も。
「キノコ探しに行く！」と言って山へくり出す日々も。
今しかない、特別な大切な宝物。

“今”という時をどう生きるか。
誰と過ごすか。
どこに行くか。
何をするか。
どういう気持ちでいるか。
それが本当に大事で、本当は大切なことなんて、それしかないのかもしれない。

今をどう生きるかは、自分で決めることができる。
自分で感じて考えて、選んで、選んだことが正解になるように、行動する。
たったのそれだけでいい。

でもそれをするには、何かを捨てる覚悟が必要。
何を捨てて、何を選ぶかを、自分で考えて決めなきゃいけない。

来年、息子は小学1年生。
振り返った時に後悔は絶対したくない。
私は何を捨てる？
そして何を選ぶ？