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失敗したらラッキー!

この世の中、失敗に対する強い恐怖心をもつ人がとても多い気がする。
かくいう私も、失敗は未だに少し怖い。

失敗したらダメ。
失敗したら取り返しがつかない。
失敗したら恥をかく。人に何か言われる。
いつからそんな風に思い込むようになるのだろう?

失敗を怖がることの大きなデメリットは、新たなチャレンジをしなくなり、現状維持に全力を注ぐようになること。
そして、もしチャレンジしようとする人がいたら、「上手くいくわけないよ。」と言ってしまうようになること。

でも実際は、失敗したって人生は終わらないし、後から巻き返すことだっていくらでもできる。
そして、大きな失敗であればあるほど、人生のどん底に落ちて、自分自身と真剣に向き合わざるをえなくなり、自分のダメなところを改善することに必死になれる。

そうして自分と向き合ったからこそ、自分の考え方が変わり、行動が変わり、そうすると出会う人も変わり、結果としてその後の人生が大きく変わっていく。
どん底に落ちる前よりもずっと、自分が強くなり、人生を豊かに生きられるようになる。

だから本当は、命に関わるほどの失敗でなければ、失敗はすればするほどいい。
私は人生で色々な失敗を経験する中で、少しずつだけど、そう思うようになった。

息子にも失敗を怖がらず挑戦する人になってほしい。
そう思ったので、最近は息子が何かに失敗すると「失敗したの?ラッキーだね!」と言ってハイタッチするようにしている。

息子は最初、失敗したらラッキーと言われることに面くらった表情だった。
でもそのうち「失敗するっていいことなんだよね?」と聞きにきて、私が「そうだよ!」と言うとニコッと笑うようになった。

そして、日常のささいなことで失敗するたびに、「これ失敗だね!」と言って笑顔でハイタッチの手を差し出すようになった。

多分それまでは、息子の心の中にもすでに「失敗は良くないこと。失敗しないようにしなきゃいけない。」という思い込みができつつあったんだと思う。
そしてその恐怖に心が縛られつつあったんだと思う。

でも、失敗したらラッキーという考え方が、息子の心を少し軽くしたように思う。

息子はただでさえ慎重派なのだから、失敗を恐れたら何もできなくなる。
でも幼少期に必要なのはたくさんの経験を積むことだ。

失敗を恐れていたら、色々な経験なんて積めない。
経験値も上がらない。
自信もつかない。

だから、周りにいる大人たちが失敗を大いに歓迎して、失敗の数を数えて楽しむくらいの気持ちでいたほうがいいと思う。

私の人生なんて失敗だらけだ。
でもこうして今私は幸せに生きている。
失敗したって大丈夫。
むしろ失敗から学ぶのだ。

これからも、たくさん失敗して生きていこう!

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