見出し画像

東北大震災と中国の人々との温かい交流

2011年3月10日、中国厦門へ
 私はジャズピアニストに同行し、中国厦門の厦門音楽大学を訪れました。2011年3月19日のコンサート会場は前日に決まり、グランドピアノを人力で2階まで運び上げて準備しました。
東北大震災とチャリティコンサート
 3月11日、東北大震災が発生しました。予定されていたコンサートは東北のチャリティコンサートに変更となり、満席になりました。入場料と寄付金は全額、震災支援に寄付しました。
福建省の土楼と温かい励ましの言葉
その後、私は世界遺産の土楼を訪れました。中国の観光客たちは、震災で大変な状況にある日本を心配し、励ましの言葉をくれました。
ヨガ道場にお世話になった際、オーナーのおばさんは毎日笑顔で励ましてくれました。「日本は危ないから帰らないで、ずっとここに居なさい。」とハグしてくれたことが、今でも心に残っています。
帰国後、震災支援活動
 日本に帰国すると、散乱していた書類を片付け、休む暇もなく友人と震災支援活動に飛び込みました。支援物資を直接宅配するプロジェクトの広報活動やチャリティコンサートのお手伝いなどをしました。
陸前高田への訪問とアートプロジェクト
 2013年6月には、邦楽合奏団と共に陸前高田を訪れ、コンサートを行いました。花巻でコンサートのビデオを撮影し、復興支援に役立てました。
2015年11月には、アートで震災復興を目指すプロジェクトに参加し、松島を訪れました。
3月11日、あの日の記憶
 現在は震災支援活動はしていませんが、3月11日になると、あの日の出来事を鮮明に思い出します。中国の人々との温かい交流は、今でも私の心に深い感動を与えてくれます。
エッセイとして
 本稿では、東北大震災直後に中国で経験した出来事と、帰国後の震災支援活動について記しました。中国の人々との温かい交流は、震災の悲しみを乗り越える大きな力となりました。


松島
「ジョルジュ・ルースアートプロジェクトin宮城」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?