マガジンのカバー画像

フランスで舞台衣装家活動

18
渡仏から現在まで、舞台衣装家として活動して来た今までの事、これからの事。
運営しているクリエイター

#オペラ座

ガルニエの次はバスチーユ

ガルニエの次はバスチーユ

今期のシーズンスタートからはや2ヶ月強。

既に2つの舞台は無事に終わり、月曜日からは毎年恒例、オペラ座アカデミーの為の衣装打ち合わせが始まります。

舞台は毎年6月、オペラバスチーユのアンフィテアトルでありますが、その間多分採寸の為に一度だけ顔合わせしたら、舞台1週間前の劇場入りまでフィッティングする事なく進めて行きます。

私の担当するのは、Dix mois d’ecole et d’oper

もっとみる
14/ 初期のお仕事

14/ 初期のお仕事

フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。

舞台衣装家をどのように志し、渡仏し、どんな舞台を手掛けて来たか。

思い出しつつゆっくりと綴っています。

前回までは。
衣装家を目指して渡仏、資格取得後筆舌に尽くせない下積み時代を過ごすも、無事intermittent du spectacle のタイトルも獲得、衣装家人生が本格的にスタートしました。

その頃のお仕事実は時系列良く思い出

もっとみる
⑤ 卒業制作 リヨンオペラ座

⑤ 卒業制作 リヨンオペラ座

フランスで舞台衣装家をしています、megumi です。

舞台衣装家をどのように志し、渡仏し、どんな舞台を手掛けて来たか。

思い出しつつゆっくりと綴っています。

リヨンオペラ座(写真)1993年に近代的に改築したばかりで、当時大流行だった全面ガラス張り建築に近い、超近代化で賛否両論だったオペラ座。

1997か1998の夏のある日、その並びにあった建物で作業中に物すごい雹が降った様な音がして見

もっとみる