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妊娠後期で新型コロナウイルスワクチンを接種した話

こんにちは!
この記事では、現在妊娠している私が、新型コロナウイルスワクチンの接種を受けるまでの話と、受けたあとの話を書いていきたいと思います。

「妊娠中でワクチン受けたほうがいいか悩んでいる」「受けたら実際どうなるの?」「副反応は大丈夫?」などなど、接種を悩んでいる妊婦さんにこの記事が少しでも参考になったらうれしいです!

 ※この記事に記載する内容はあくまで私の体験談であり、ワクチンの接種を推奨するものではありません。接種については、かかりつけ医での診断やご家族で話し合いを十分にされてからご判断ください。

接種時の私の状況

年齢:34才
接種したワクチン:モデルナ(職域接種)
お腹の子:第3子
1回目の接種:妊娠9ヶ月(32週)
2回目の接種:妊娠10ヶ月(36週/臨月)

職域接種が始まった

私はGMOペパボ株式会社という会社に勤めていまして、2021年6月よりGMOグループでの職域接種がスタートすることになりました。
お知らせが出た時点で妊娠8ヶ月だったのですが、お知らせが出た瞬間は「今回は接種を見送ろう」と思っていました。

理由としては以下の2点です。
・近しい人で妊娠中に接種をしている人がいなかったので怖かった
・日々のニュースを見ていて副反応が怖かった

上記に加えて、急いで妊娠中に受けなくても、産後に地域の接種で受ければいいかなと思ったのもありました。
とにかく当時は情報が少なく「接種をする」という判断をするのが怖かった、というのが大きいです。

接種するかどうか

第一印象としては「受けない」という判断をしたのですが、素人の第一印象だけで接種するかどうかを決めるのはよくないと思い、まずはインターネットで色々と調べることにしました。
さすがインターネット。たくさんの記事が出てきて端から端まで読み漁りました。

いろいろと調べた結果以下のことがわかりました。
・妊娠後期に新型コロナウイルスに感染すると重症化のリスクが非常に高い(通常の1.7倍という記事がありました)
・上記のことから、打たないリスクよりも打ったリスクのほうが低い
・厚労省も妊娠中の接種について問題ないと発表している
・妊娠中に接種をすると赤ちゃんにも抗体が移行するかも!という説がある(これはまだ確実な話ではないようです)

上記を踏まえて、家族とも十分な話し合いをした結果、職域接種で接種を受けることに決めました。
そしてもちろんかかりつけ医にも相談をしたのですが、
「ワクチンはぜひ打ってください!」と太鼓判を押してもらいました。

ちなみに1回目と2回目の接種の前にどちらも違う先生・助産師さんへ相談をしましたが、私のかかりつけ医では満場一致で「接種を推奨」でした。
接種自体への心配よりも、副反応への心配をされ「カロナール(痛み止め)は十分な量ある?」と聞かれました。

妊娠している友人たちの話を聞くと「接種可否について回答はできない。自己責任で判断してください」と言われることもあるようで、太鼓判を押してもらえたことはとてもありがたいことだったのだなと思っています。

いざ接種!!1回目!!副反応は?

そんなこんなで6月の下旬、妊娠9ヶ月で1回目の接種を受けました。

接種会場での問診の際にも妊娠については十分に確認をされ、同意書なども記入をした上で接種をしていただきました。

打ったときはツーンという痛みがあった程度、その後の経過観察も問題なく終え、最前線で職域接種にあたっていただいているみなさまに感謝をしながら、家路につきました。

副反応については10段階でどのくらいだったか表現していきたいと思います。

■接種1回目 初日
腕の痛み:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
倦怠感 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
頭痛  :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
吐き気 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

次の日、朝起きると腕の痛みはめちゃくちゃ増していて、歩くだけで痛いくらいでした。ばっちりのモデルナアームです。
主人にも手伝ってもらい子供2人をなんとか保育園へ送り出し、仕事を始めたのですが(弊社は完全リモートワークなので出勤はありません)、まぁ腕の痛いこと痛いこと。とにかく腕の痛みと日中は戦っていました。

そして夕方くらいから徐々に倦怠感っぽいものが現れ、夜には37.2℃くらいの微熱が出ました。発熱は少しでしたが、倦怠感はそれ以上でした。
(動くのがつらいくらいにはしんどかった)

2時間くらい寝たところで解熱し、倦怠感もなくなったので、副反応としては比較的軽い方だったと思います。

■接種1回目 2日目
腕の痛み:★★★★★★★★★★
倦怠感 :★★★★★☆☆☆☆☆
頭痛  :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
吐き気 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

3日目は腕の痛みがやや残っているものの、その他の体調不良はなく、問題なく生活が送れるようになり、腕の痛みも日を追うごとによくなっていきました。

■接種1回目 3日目
腕の痛み:★★★★☆☆☆☆☆☆
倦怠感 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
頭痛  :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
吐き気 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

こんな感じで私は比較的軽めな副反応で1回目の接種を終えることができましたが、会社内でも副反応フルコースで2~3日体調不良に悩まされるパートナーもいたので、本当に個人差があるものだと思います。

ちなみにすでに妊娠9ヶ月だったので、胎動をばっちり感じることができる時期だったのですが、接種~副反応中も問題なく胎動は続いていて、お腹の子の無事を感じながら過ごすことができました。

いざ2回目の接種!副反応にドキドキ!!

1回目の接種から4週間後、世の中でも「2回目のほうが副反応が強い」と言われている中、ドキドキしながら接種を受けに再度渋谷へ行きました。
妊娠10ヶ月、臨月での接種です。

2回目の接種のときにはすでに産休に入っている状態だったので、仕事はなくワクチンを接種し行くだけという状態でしたが、接種への不安よりも電車で陣痛がきたらどうしよう...という不安のほうが大きかったです。(無事に行って帰ってこれました)

社内で接種をすでにしているパートナーで副反応が出ていないパートナーがほぼいないという話を各所から聞き、ドキドキしながら、そして覚悟を決めて接種に挑みました。

1回目の接種と同様、接種会場での十分な確認を経た上で(かかりつけ医の診断は出ているかなど)、接種をしていただきました。

接種自体は1回目と同様、ツーンとした痛みが少しあった程度でその後の経過観察も問題なく家路につきました。
1回目と違ったところは、経過観察のときくらいから早くも腕の痛みが現れたことでした。

帰宅後も特に体調に問題はなく、腕の痛みをやや感じる程度。
2回目の副反応の噂を聞いてドキドキしていた私は、主人にも
「なんか明日も熱とか出ない気がするわ!」などと余裕なコメントをかまして眠りにつきました。翌日にはこの発言を後悔することになります。

■接種2回目 初日
腕の痛み:★★★☆☆☆☆☆☆☆
倦怠感 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
頭痛  :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
吐き気 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

翌日、目覚ましは聞こえるのだけど体を起こすことができない...頭がぼーっとする...そして怠い...体が怠すぎる...!!という状態で目が覚めました。

しかし子どもたちを保育園に送り出さないといけないので、怠い体をなんとか起こし、主人に手伝ってもらいながら送り出しミッションを完了。

寝起きの時点で熱は37.1℃でしたが、体感の倦怠感はそんなもんじゃありませんでした。39℃くらいの怠さ、ついでに腕も昨日より痛い。(でも1回目よりは痛くなかったです)

その後順調に熱は上がっていき、お昼には37.5℃、夕方には38℃になりました。
発熱もさることながら、とにかく倦怠感がやばい。何度でも言います。倦怠感がやばい!!
個人的にはインフルエンザに匹敵する倦怠感と体の痛みでした。

幸い頭痛などその他の症状はなかったので、とにかく倦怠感に耐え、水分補給をしまくりながら横になり続けました。
ただ、臨月くらいのお腹の大きさになると寝返りを打つのもつらい&仰向けでは寝ることができないので、寝続けるのもつらく、姿勢には苦戦しました。

そしてかかりつけ医でカロナール(痛み止め)を持っているかの確認をしまくられたことをここにきて納得しました。
(飲まないとつらすぎて眠れなかったです)

そんなこんなで丸1日副反応との戦いは続き、夜中24時頃ようやく解熱しました。
ほぼ丸1日の戦いでした。

■接種2回目 2日目
腕の痛み:★★★★★★☆☆☆☆
倦怠感 :★★★★★★★★★★★★★★★★
頭痛  :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
吐き気 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ちなみにこんな状態だったので、保育園帰りから子どもたちは義実家に預かっていただきました。

お子さんがいらっしゃって、頼れる環境がある方、ご主人に協力を頼める方は、接種の前に万が一の場合にはすべてをお願いできるよう調整しておくことを強くおすすめします。本当に動けませんでした。

そんなこんなでとても辛かった2日目でしたが、その間もお腹の子供は元気に動いており、モニョモニョと、時にはボコスカとお腹を蹴ってくれるのを感じるたびに「負けられない!」と、活力をもらうことができました。

ありがとう、お腹のお子よ。

3日目には完全復活し、腕の痛みもほぼなくなりました。

■接種2回目 3日目
腕の痛み:★★☆☆☆☆☆☆☆☆
倦怠感 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
頭痛  :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
吐き気 :☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

接種を終えて

無事に2回の接種と副反応を終え、お腹の子も元気な状態で今この記事を書くに至っています。

抗体ができるまでには2週間程度かかるとのことなので、まだ安心できる状態ではありませんが、抗体をもった状態で出産に臨めることはとても心強く、打ってよかったなと思っています。

冒頭にも述べましたが、妊娠中に新型コロナウイルスワクチンを接種することに悩んでいる方の参考に少しでもなれますようにと願って、終わりにしようと思います。

長文をお読みいただき、ありがとうございました。
こんなご時世で大変な世の中ですが、一緒に元気な赤ちゃんを産みましょう!!!

安産祈願!!!!!!!

最後になりますが、ワクチン接種などで最前線で対応をいただいている皆様に心から感謝をいたします。

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