地球カイギ #1

金曜日(6/5)に開催された #地球カイギ に参加した。

大半の参加者は社会人で、実際に企業の一員として主体的に環境問題について考えてアクションをしている人たちなのかな、という印象だった。
こんな大学卒業したてのペーペーが参加して何になるんだ、、?とも思ったが、今は内容がわからなくても、触れてみることに意味があるだろうと思い、聞くだけ聞いてみることにした。

わたしはまだ社会人になっていないし、分野も建築だから知識は全然持ち合わせていない。それでも、環境問題に関心を持つ一人の人間として、印象に残った内容を備忘録として記事に残しておこうと思う。

「経済と環境問題」

今回は、「金融市場と環境問題」「気候変動とディスラプション」という2つのテーマに分けてお話ししてくださっていた。

経済系の職業についている方にとっては当たり前なのかもしれないが、建築を学んでいる身としては経済が環境問題と結びつきがあるイメージが全くなかったため、それだけでも新鮮だった。

例えば投資をするときに、ESG(Environment : 環境 / Social : 社会性 / Government : 企業統治)を考慮するなど、環境問題は経済の動かし方にも影響されるのだとか。投資にも環境配慮があるんだなあ、、と驚いた。

日本と世界のメディアの違いという話も最後の方にあったように、日頃自分が見ている日本のメディアでは「環境配慮された投資」などについて見たことも聞いたこともなかった。(そもそもチェックしているメディアの数も少ないのだが、、)
そういう意味でも、やっぱり英語は公用語として侮れないなと感じた。英語のメディアも見てみようと思うようになった。

個人的に驚いたこと

今回の地球カイギに参加して、個人的に初めて知って驚いたことがいくつもあった。自分の感想をだらだらと書いても見づらいと思うので、以下に箇条書きにしておく。

・2100年までに気温が4.8℃上昇すると言われているが、4℃上昇したら自然災害が増加しすぎて損害保険が成立しなくなる。保障すらしてもらえなくなるかもしれない。
・海外ではハザードマップの一種として、気候変動した際の「海面上昇マップ」が存在する。日本には豪雨が発生した場合のマップはあるが、海面上昇は考慮されていない。
・アメリカのマイアミでは、気候変動の影響として"Sunny day flooding"という現象がすでに発生している。

などなど。環境問題について、もっと幅広い領域からインプットしたいと思った。

日本と世界の危機感のギャップ

今回最も強く印象に残ったのは、やはり日本は他の国に比べてまだまだ環境問題への危機意識が足りていないということである。

日本人は環境問題に限らず、当事者意識が足りていないと思う。わたしの周りにいる知人・友人も、環境問題に関心を寄せている人はあまりいないのが現状である。わたしが幼少期を海外で過ごしていたから人よりも多少の当事者意識を持つことができているのか、それともたまたまわたしの周りにいる人たちが当事者意識があまりない人が多いのかはよくわからないが、自分と自分の周りにいる人の間でさえ危機感のギャップを強く感じる。

この根本的な原因がどこにあるのかということについては何度も考えたことはあるが、いまだに答えが出ていない。(この疑問を解決するために、いろんな視点からの意見がほしいです。誰か考えがある人がいたら教えてください)

今回のカイギでも、この危機感のなさに関しては日本の教育や報道などの環境が関係しているのではないか、という話があった。自分は長いこと日本で生活をしているからこれが当たり前だと思ってしまっている部分もかなりあるけれど、どうにかしなきゃいけないんだろうな、と思った。

今はインプットあるのみ

今回の話を聞いて、環境問題を解決していくにはいろんな方面からアプローチしていく必要があること、そしてかなりの労力と年月を必要とすることを改めて実感した。

正直なところ、自分なんかに何ができるのだろう、、という絶望感も覚えた。でも気候変動は自分たち人間が勝手な都合で起こしてしまったことだから、投げ出すことはしたくない。今はまだ影響力も何もない立場だけど、将来のためにまずはもっとインプットしていこうと思った夜だった。

創作活動費として大切に使わせていただきます。