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国家戦略!?子ども向けの金融教育やイベントの紹介など

こんばんは、FPむーです。

ネットの海を泳いでいると、ふとこんな言葉が浮かんでいました。

2012年のG20では「金融教育のための国家戦略に関するハイレベル原則」が作成された。

金融教育が国家戦略…!?
ハイレベル原則…!?


金融教育が、なんだか秘密兵器みたいになってきた!?

とワクワクしながら読んでみました。

原文はこちらです。

読んでいくと「国家として金融教育ちゃんとやろな」ってことが書かれてありました。内容は意外と普通。そりゃそうや。

原則として、国家戦略は全ての国民が金融リテラシーを身につけることを目標とすべきである。
    (12ページ目)
国家戦略の枠組みと行程表では、個人の生涯のできるだけ早い段階から金融教育を行うこと、望ましくは学校カリキュラムに金融教育を含めることを勧告すべきである。
   (12ページ目)


SDGsでも目標4に「質の高い教育をみんなに」とありますよね。
『すべての人に公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を提供する』と。

2022年度から高校でも金融教育を教えることになったのは、このあたりが反映された結果でしょう。


◇◆◇


「金融教育」というとカクカクしていますが、そんな大層なものではありません。子どもに対する金融教育で一番身近なものは?

そう、おこづかいです。
子どものお小遣いについては、こちらの記事をどうぞ。


お金との上手な付き合い方を、小さい頃から少しずつ教え、社会や経済に関心を持つきっかけになればいいなぁと思っています。



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忘れられない思い出があります。

まだ新入社員だった頃、今勤めている銀行で子ども向けセミナーを開催したんです。小学生向けのやつ。小学生に分かるように色んなことをかみ砕いて説明しなあかんな~と思って準備して、いざ当日。

想定外の質問があったんですよ。

「口座ってなに?」って。

え、口座?
口座は口座だよねぇ。
えっと、銀行にお金を預ける時にできるものだよ?

と、しどろもどろに答えて。

後でネットで調べたら「口座とは預金口座のこと」
じゃぁ預金口座って何と思って調べたら「金融機関に預け入れのために設けた口座」

戻ってもたー!
口座は預金口座、預金口座は口座。

未だに「口座とは何か」を端的にうまく説明できません。誰か教えてください。


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そんな思い出がある子ども向けセミナーですが、今どんなセミナーやイベント等があるのか、興味があっていくつか調べてみました。
PR記事ではなく、単なる紹介ですのでご安心ください。
私の備忘録でもあります(笑)
あと、銀行のセミナーは私が勤めている銀行を贔屓してしまいそうなので、紹介していません。


まずはお手軽編から順に。

◆うんこお金ドリル(金融庁)

対象:小学生

まさか、金融庁がうんこドリルとタイアップしているとは…!!
うんことお金のコラボに成功!

◆ファイナンスらんど(財務省)

対象:小学生

仕組みは面白いのです、クイズがもっと面白くなるといいな。


◆エコノミカ(NPO金融知力普及協会)

対象年齢:小学4年生以下の部・小学5年生~中学2年生の部があり

対戦型のカードゲームを行うもの。
プレーヤーは「日本株」「預金」「ゴールド」といった資産を表すカードを持ち、「円高」「資産インフレ」などのイベントが起こるようです。それで資産カードの価値が上がったり下がったりするそう。面白い予感。私がやってみたい。

金融資産の価値と経済の動きの関係を学べます。新聞でよく使われる経済用語が自然に覚えられるので、経済を身近に感じるきっかけになるかもしれません。用語の意味が分かると、一気に経済に対する解像度が高くなるもんです。

商品自体は、amazonで1,260円~購入可能です。


◆親子で学べる「お金」のオンライン体験アクティビティ
(マネーフォワード、Go Visions)

対象:小学生3年生~中学3年生
時間:105分

残念ながら、今は開催がなさそうですが、夏休みはあるかも?

「お金で応援した人にとって、どんないいことがある?」
「応援する仕組み カブってなに?」
という題名を見て「これ!これ!私も娘に知って欲しいやつ!」と思いました。


◆子どもトラストセミナー(コモンズ投信)

対象:小学生
時間:1時間~1時間30分
オンラインあり

私が一番いいなと思ったポイントはずばり!お金の使い方に「消費・貯金・投資・寄付」という4つがあることを教えているということ。そうそう、お金って消費と貯金だけじゃないんだよ、投資と寄付があるんだよ、と何度も首を縦に振りました。

MEからWEへのお金の教室」というセミナーのネーミングも好き。そうそう、お金は私のものではなく、私たちのものという概念が、投資の第一歩なのよねぇ。

◆なるほど!東証経済教室(東京証券取引所)

他社のセミナーと一味違って、東証っぽいです。お金の流れというより経済の仕組を学ぶという感じです。


子どもの頃からお金や経済の話をすることで、「お金の話をするのは汚い」「なんとなくお金の話をしにくい」というお金に対する悪いイメージを覆して欲しいなぁと思っています。


もうすぐ夏休み、お子さんがお金について学ぶちょうどいい機会かもしれませんよ。


(2,112字)



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