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お金を稼ぐ視点と修学旅行の思い出

小学校では名古屋、中学は京都・奈良が修学旅行だったゲンヨウです。高校は修学旅行がない学校でした。写真は息子のお財布です。

最近、子どもに小商いをさせたりと、お金の教育に注目が集まっていますが、僕も大事だと思っています。

自分自身はどうだったかなと言うと、小学校3年からお小遣い制度とお小遣い帳への記帳制度が始まりました。ちゃんとつけておかないと、翌月の支給が無いというルールでした。

ちゃんと収入、支出を把握するようになりました。まずはお金の管理にふれるという意味ではよかったと思っています。どこの家庭もそうかと思ってましたが、その辺はバラバラだったみたいですね。うちは商売人の家なので、そういう話が出やすかったのかもしれません。

そんな僕の中学校の修学旅行の話です。

僕の学校では修学旅行中の使用金額が決まっていて、その中でうまくやるのがルールでした。みなさんはどうでした?修学旅行のしおり(ガイドみたいなもの)に入金出金を書く欄があって、お小遣い帳のように使途を書くようになっていました。

小学校はある程度集団行動だったのですが、中学校では、京都の街中を班のメンバーと伝統工芸を体験したり、寺社仏閣を巡るグループ行動がありました。そのため入館料や体験費の調整もその予算の中で何とかやりくりことになります。事前に金額がわかっているものを把握しながら、お土産も含めてお金を使っていきます。

初日が奈良、二日目が京都市内、三日目が少し足を延ばしてよい京都周辺までの班活動だったかと思います。僕の班は大原に向かっていたと記憶しています。

そこで事件が起きます(というか、僕のミスなのですが)。祖父母へのお土産の購入を忘れていたのです。祖父母は(特に祖母)は旅が好きな人でした。年金が入ったら旅行に行っちゃうような人(笑)。僕も小さいころから、旅行に連れて行ってもらったりと、かなりお世話になっていて、お土産もたくさんもらっていました。これはちゃんとお土産を買って帰らないといけない相手なわけです。

しかし、最終日なので手元のお金は少ししかなく、目的のおみやげ(お漬物)には届きません。うーん、どうしよう。

そこで僕が考えたのは、働くということでした。同じ班の友達の荷物を、全部持つ。その分、一人100円もらうという方法です。最終日で荷物が増えている友達の分を持ちまくって、お漬物は無事に買えました。

修学旅行が終わり、しおりの提出があります。

げんよう「先生、おこづかい予算をオーバーしてしまっているのですが、どうしたらいいでしょうか?」

先生「?、なんでオーバーしたんだ」

げんよう「どうしても買わないといけないお土産があって、バイトしました、みんなのカバンを持って稼いだ分だけ増えてます」

本来だと、修学旅行には収入の項目は無いので、先生も驚いていました。予算以上のお金を持ってきてはいけませんというルールはあったのですが、そこで稼いではいけませんというルールはなかったのでOK。収入の欄を作って決算書を提出したのを覚えています。

周りの人に話すと、なかなかのトリッキーなプレイだったみたいですが、お小遣い帳を付けたり、家庭内の小さなバイトみたいなことをやっていた僕からすると、なければ稼げばよいというのは、自然な発想でした。

結局、特にお咎めなく。OKということに。僕が先生の立場だったら、なんて声掛けをしたんだろう(面白いなとは確実に言ってると思う)。

今回はお金について考えるということで書いてみました。

自分でお金を生むという意識を持っておくことは、お金を使う上でも大事な視点だと思っています。大学生のプロジェクトも、稼ぐ視点の一番強い三徳レンジャー(お米の生産から販売までやる企画)が、投資の視点を一番もっているなと思いますし、他のプロジェクトも自分たちで稼げる部分が無いかを考えてもらいます。

それが結果的にお金の使途の優先順位を考えたり、投資・消費・浪費の概念も考えてもらう機会になるので。

兼業・副業の流れが大きく動いていくであろうなかで、子供たちにもお金を自分たちでも生める視点を持っておいてもらうことは、将来をしなやかに生きて行ってもらうためにも重要だなと感じています。

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