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社内政治や営業で「情報を引き出せる」簡単なテクニック

前回の記事で、
仕事で「筋がいい人」になれる、たった1つの大切なこと
という記事を書きました。

ずばり、オープンクエッション禁止令です。

すぐに実践できるアドバイスありがとう!確かに、知識や経験から松竹梅のオプションを提示できる人材は貴重だと思う!私もさっそく〇〇禁止令実践します!

というコメントを、大学時代の友人からいただきました。
嬉しい限り!

クローズドクエッションにして、
考えるコストを相手に押し付けない

って話だったですが、

クローズドクエッションクエッションの中でも、さらに一歩踏み込んだお話をします。グロービス学び放題にて、前回と同様の講義の中で学びました。


まずは例から見ていきましょう。
昨日の経営会議、どんな話だったか気になるな~と思っているAさんがいるとします。

Aさん「昨日の経営会議、どうでした?」

上司(どうって言われても…何を聞きたいん?)
  「まぁ、いつも通りだったよ。」

これ、Aさん、オープンクエッションしていますよね。
禁止なやつです!笑
この会話では、Aさんは経営会議について何の情報も得られていません。


では、この例はどうでしょうか。

Aさん「昨日の経営会議、エンジニアの採用を増やすっていう方向性になりました?」

上司「いや、エンジニアの採用は現状維持っていう話になったよ。なぜなら、エンジニアよりもマーケティングの採用を増やす方が大切だっていう方向性になったからなんだ。」

情報を引き出せていますよね。

Aさんのこの質問には、ポイントが2つあります。

1つはみなさんご存知の通り、クローズドクエッションであること。
聞かれた上司は、YesかNoで答えやすいですよね。

もう1つは…

Aさん、推測を質問しているのです。
「エンジニアの採用を増やすっていう方向性になりましたか?」と。

これの素晴らしいところはですね…

人間って本能的に、間違った情報は訂正したくなるんですよ!


言われてみれば、心当たりありませんか?
見たことありませんか?
SNSで誤った情報があると「いやいや違うよ、本当はこうなんだよ」と訂正しているシーンを。あなたも、思わず訂正したくなりませんか?

親切心から、
というか人間の本能で、
間違った情報は訂正したくなってしまうのです。

だから、推測のクローズドクエッションを投げ掛けるのです。
当たっていたらYesの回答だし、間違っていたら相手は正したくなるんです。


上記のシチュエーションの例に戻りましょう。
上司はAさんに、経営会議の方針を別に話そうと思っていなかったとしても、「エンジニアの採用を増やす方向性だ」というAさんの推測が誤っていたので、「違うんだよね」と正したくなっちゃんです。

これ、『元FBI捜査官が教える、情報を引き出す方法』の本でも書かれています。

(アフェリエイトではないので、ここから買ってもここから買わなくても、どっちでもいいです。)

人間は、本能的に間違った情報を正したくなる。


だから、相手への質問は
「推測でいいから、その推測をぶつけること」
が大切。

推測がもし間違っていたら、質問された相手はうっかり正したくなっちゃって、本当の答えを答えたくなっちゃうんですよ。


仕事以外のプライベートでも、使えてしまいます。

以前、こんなシーンがありました。

Bさん「おれ、健康診断でけっこう体重増えてもた…」
Cさん「平均(男性だと65kg)よりもっと…って感じになってしまいました?」
Bさん「そうそう、そうやねん!」
Cさん「100とかいっちゃったり!?」
Bさん「いやいや、さすがにそこまでいってないわ」
Cさん「じゃぁ80とか?」
Bさん「ん、まぁ…もうちょっと少ないけど…」
(ほぼ答えてもたやーん!)

70kg台後半ぐらいなんだろうなーって、分かっちゃったんですよね。

Cさんの100kgという推測に対して、思わず訂正。「そこまでいってないよ」って。
となると「80とか?」にも、「いや、80kgは、いってないんだよな…」と考え、「もうちょっと少ない」と訂正してしまう。

しかも、100kgの時の推測に対しては「さすがにそこまでいっていない」と言ったのに対し、80kgの推測に対しては「もうちょっと少ない」と言ったんですよね。そしたらほぼ答えが…(笑)

誤った推測に対して、思わず訂正してしまう例でした。
Bさんは、別に体重を明かすつもりはなかったのに。

(当たり前のことですが、体重を明かす明かさないは本人の自由です。)


ということで、

質問を「推測で述べる」テクニック


を使ってみてください。そして推測が間違っていたら、相手に訂正してもらってください。間違った情報に関して修正したくなる性質を利用して。

そうなれば、社内での色んな情報を知れる…かも!?
ちなみに、社内政治だけでなく、営業でも使えるテクニックです。
「情報を引き出したいな」と思った時にオススメです。

使われる側になるのは、ちょっと嫌ですけどね!笑

(2,000字ぐらい)

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