写真や動画には残らないけれど、記憶に残しておきたいあの顔とあの言葉〜4歳娘の神対応〜

先日の娘がかわいすぎたので、この記憶が消えないように、残しておきます。
というこの記事を6月に書いてずっと下書き保存してあったので、公開します。

＜平日朝、娘を起こした時＞

わたしは毎日、娘に「〇〇ちゃん、大好きだよ」と言っている。
数えたことはないけれど、たぶん一日10回以上は言ってる。

その日も、朝起こしながら、
「〇〇ちゃん、おはよう。大好きだよー」と言った。

娘は寝ぼけていた。
まだ目さえあいていなかった。
だけど、
「大好きだよ」と言われたその言葉を聞くと、娘の口角が少し上がった。
ほんの少しだけ、ニコっとしたのだ。

何度かおとずれる、
この瞬間が、
大好き。

そして、目をあけないまま、
行ってらっしゃいの「タッチ」をしてくれた。

いつまでも残しておきたい。
そう思った。
私の記憶に。
この瞬間の、この娘の顔を。

平日朝といえば、もう一つエピソードがある。

＜平日、私が家を出る直前＞

ある朝。
娘とじゃれあいながらも、私の出発の時間がせまっていた。
本来出るべき時間の2,3分前、
わたしは娘に言った。

「ママ、もうそろそろおうち出る時間だわ。会社に行かなきゃ」

それを聞いた娘は、手で「タッチ」と、出発の合図であるタッチをしてくれた…ものの、あきらかに不機嫌になった。

「ママ、行かないで」と言いながら、泣き始めた。

と思ったら、それも数秒。

「ママ、いってらっしゃい。」と言いながら、
再度タッチをしてくれた。

泣きながら。

ママが、会社に行かなければならないというのを、4歳の娘は理解していた。
理解はしているけど、ママと離れたくないという想いのはざまで。

ちゃんと、「行ってらっしゃい」と言った。
これだけでも、神である。
すごい。
4歳ってこんなにすごかったっけ？

そしてそれだけでなく。

「ママ、雨だから気をつけてね」とも言ってくれた。

少し前、2023年6月。4歳の娘の神対応。

※もちろん、そのまま泣きじゃくることの方が多いです。また、その後の大変な対応をしてくれる夫には頭が上がりません。

いつまでも残しておきたい。
私の記憶に。
この場面を。
目は閉じているのに口角の少し上がったあの顔を。
神だと思ったあの言葉を。
そして、大切に大切にとっておきたい。

（905字）