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「どうにでもなれ効果」を起こさないために 2021/02/16

こんにちは。佐々木です。

突然ですが、「どうにでもなれ効果」ってご存知ですか?
英語だとThe What-The-Hell-Effectといって、心理学で実証されている効果なんですけれど、おもしろい名前ですよね。


これは何かというと、例えば、ダイエットをしようと決意した時、
意気込んで「毎日糖質を抜くぞ〜」みたいな目標を立てるじゃないですか。

でも、糖質を抜くって結構きつい。
最初は頑張って糖質を抜くのですが、3日くらいして苦しくなると、もう「どうにでもなれ」といって糖質を爆食いしてしまう、みたいな。

そして、「自分にダイエットなんて無理なんだ・・・」と、
ダイエット自体を辞めてしまう。
そんな経験、ありませんか?(私はありますよ!)

これを「どうにでもなれ効果」と言います。


せっかく新しいことをやろうと決意して始めたのに、「どうにでもなれ効果」が発動してしまうと三日坊主になるし、そのものを嫌いになります。

これは勉強でもよく見られる現象ですね。1月とか4月などの区切りのいい時期になると、「私は今日から毎日3時間勉強します!」と意気込む子がいます。

でも、もともと勉強する習慣のない子が突然勉強を続けてもしんどいので、
3日目くらいで「今日は勉強したくない!」と投げ出す。
そして1日休んだだけで「どうにでもなれ」。

この「どうにでもなれ効果」に振り回されてしまうのは何故なんでしょう?


意思が弱いから?


いいえ、それは違います。

課したルールが厳しすぎるのです。

厳しすぎるから、途中で嫌になってしまう。


何かを「やるぞ」と決意した時って、ものすごくモチベーションが高い状態です。その状態ってハイテンションで全能感があって、今の自分ならなんでもできるような気になるんですよね。

でも、人間はそんなに全能ではありません。


「人間は全能ではない」という前提に立った上で、
「ゆるさ」を残した計画を立てた方がいいんです。


「毎日3時間はたぶん無理だから、とりあえず30分から始めようかな」

「週に1日はやらなくていい日を作ろうかな」

「朝勉強して、夜は好きなように過ごそう」


などなど、「休んでも大丈夫」「少なくてもいい」くらいの気持ちでスタートした方が継続しやすいです。


私は最近ライフログを書き始めたのですが(格好つけた言い方をしていますが要するにただの日記です)、最初は「起床時間」「就寝時間」「食事」を記録しようとしました。

どうなったかというと・・・

もちろん「どうにでもなれ効果」が発動しました(笑)。
だって、面倒くさいんだも〜ん!!!

そこで、たくさん書こうと意気込むことをやめて、3行くらいで思いついたことを書くだけにしました。加えて、休んでも自分を責めず、「書ける時に書けばいいや」くらいの気持ちで臨無ことに。
ルールをゆるくしたら、ゆったりと続けることができ、現在3ヶ月目に入ります。

間違っても「今日から俺は!!」みたいな最初の勢いに任せてきつい目標を立ててはいけません。

勉強をするときも、まずはかるくてゆるい目標にして、少しずつ取り組んでみましょう。


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