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手作りの漬物がなくなるの!?
『今年の6月から手作りの漬物は販売できない』
道の駅などで売られている昔ながらの製法で作られた田舎のおばあちゃんが作るような手作りの梅干し、たくあん、キムチが消えてしまうかもしれません。
何が起きているのでしょう?
2021年に食品衛生法が改正され、漬物の製造、販売が許可制になりました。許可を得るためには2024年5月末までに食品衛生法の基準を満たす必要があります。
・食品衛生法の基準を満たす施設
・国際基準に沿った衛生管理
・食品衛生管理者の資格の取得
整備には数百万~数千万の費用が掛かる場合が多いですが行政支援はありません。
高額な設備投資ができるのは、資金力があり大量生産ができる大手企業に多く、
細々と自家製の漬物を販売してきた高齢者には、負担は重く…
これを機に製造をやめてしまう方が後を絶ちません。
なぜ、こんな事が起きようとしているのでしょうか。
表向きは「食の安全」
2012年、食品会社の杜撰な管理下にあった浅漬けを食べた8人がO157で亡くなった事が食品衛生法改正のきっかけと言われていますが、
実際は違います。
国際的な食品管理手法「HACCP(ハサップ)」
・調理場は、営業専用にしなくてはならない。(自宅の台所の兼業禁止)
・地下水を使ってる場合、水質検査が必要。
・水道の栓は、足踏み式、自動式、肘押しに変更せねばならない。
・包装台、または包装設備が必要。
・床面、内壁は不浸透性で床面に排水溝が必要。
・喚起施設、照明設備、網戸付きの窓が必要…など
ハサップ対応ということで保管方法、販売方法、全て変えなければならない漬物関係者が多くいます。
日本の伝統文化である漬物に「世界基準」は必要でしょうか?
漬物関係者は、
「すぐに規制するべきことは他にあるはずだ。農薬まみれの輸入農産物やゲノム編集された食品の流通は野放しにしておいて
地物の新鮮な野菜で丹精込めて作ってきた生産者を徹底的に取り締まるのは本末転倒ではないか」と話しています。 引用「長周新聞」2024年2月22日
何のために、誰のために世界基準にするのか?
政府は何処を向いて法を制定してるのか?
そうすることで誰が得をするのか?
これは、「漬物」だけの話ではないのです。
「食の安全」全てに言えることです。
私たちは自分の頭で本当に考えなくてなりません。
何も考えないで無関心でいることは、いづれ自分たちの首を絞めることにつながるのです。
今日もここまで読んで頂けて幸いです。
また、明日…
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