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【不登校のお悩み相談】主人と子どもの板ばさみで辛い

こんにちは、やつ子です。


LINEに不登校の事でご質問をいただきました。

まとめると、



主人が行動しない子どもを否定する。
嫌だと言う子どもの気持ちもわかる一方で
主人の言葉は子どもの事を思っての発言
だというのもわかる。

でも子どもがずっと否定されているのを
見ているのは辛い。
相手は変えられないと知ってはいるけど…
何か対処法はあるのか知りたい。


こちらのブログでお返事しますね。
シェアのご快諾ありがとうございます。


大前提として
私の言う事が正解・間違い
という事ではないのと
相談者さんのやった事や考えが
良い・悪いとかもありません。

もし内容に『納得いかない…』という場合は
それがもう気付きになります。
ぜひそこから
『どういう所が納得できないの?』と
自問自答を始めてみて下さいネ。


まずは
相談者さんのお気持ちから見ていきます。
読んでいて2つの思いが引っ掛かりました。


お子さんの
本当は行きたくないっていう思いもわかるし
ご主人の言い分も気持ちもわかるから
どうすれば…と
板ばさみになって辛いんですよね。

これは相談者さんの優しさもあると思います。


それと
ご自分の中にどちらの考えも持っているから…
とも言えます。

反対に自分に無いものは
わかりたくてもわかりようがありません。
二人の気持ちどっちもわかるという事は
どっちも心の中に持っているんです。

そして「板ばさみになって辛い…」という事は
自分の中でもこれら二つの考えが
ケンカをしてるって事かなと思います。


なので相談者さんがまず
自分の中にある二つの考え同士を
ケンカさせずに答えを出す…

そうすると
ご主人とお子さんのやり取りを見ていても
自分の答えは出ているので
板ばさみになったとしても
落ち着いた対応が取れると思います。


これは、\辛くなるな/って事ではないです。

大切な人同士の言い合いは
(ご主人の一方的にかもしれませんが)
見ていて辛いですよね。

私も息子と旦那がケンカっぽく
言い合いをしている時は心がザワザワします。


辛いという感情を
受け止めるのか飲み込まれてしまうのかでは
大きく違いがあります。

自分の答えを見つけておくと
感情に飲み込まれにくくなります。


自分の心と向き合って答えを探す時の
大事なポイントとして
『ひとくくりにしない』というのがあります。

出来事や感情をひとくくりにすると
その出口からは
“もうダメかも” とか “問題だ…” とか
“こうするしか…” とかの
解決しづらい言葉が出てくる事が
多いんですよね。

一つ一つ別々で考えてみると
“もう○○するしかない…” ではなく
選択肢のある課題に見えてきます。


そして不登校の事も少し触れておきます。

私は
不登校が解決※するための大原則
があると思っています。

※ここでいう解決は
   ただ学校に行く事ではありません


もちろん不登校は人それぞれ
っていう事は知っていますが
それは理由とかタイミングとか性格とかの
細かい事です。

私が思う大原則は大きな枠で3つあります。

不登校が解決するためには
①安心安全な空間で過ごせている
②身近な人の適切な応援・協力がある
③家族以外に信頼できる人が一人でもいる(いた)


以前にもお伝えしましたが
不登校は私たち大人が生きてきた社会とは
別世界です。

その世界にはこちらと繋がるドアが
ちゃんと用意してあります。

でもドアノブは向こうにしか付いていません。
開けるかどうかは子ども次第です。


大人がこちらの理論や価値観で
無理やり開けようとすると
ドアには厳重なカギがかかります。

もし早く出てきてほしいなら
無理やり抉じ開けるのは逆効果なんです。


私はよく
不登校の子どもは自分で動き出す力があるよ♡
と発信しています。

だから極端な話、
私たち親は特別に何かをする必要はないと
思っています。


でもそこは親バカな私です。
力になりたいし応援したいんですよね。
きっと相談者さんも
その気持ちは同じだと思います。


じゃあどうすれば力になるのかですが
それは大原則の①~③を
用意してあげる事だと考えます。


今すぐ完璧に…なんて事はできません。

私も出来ていません。
日によって調子悪い時は誰もがありますよね。
それは体調も心も。

でも不登校についての
こういう事を知っているかどうかで
大きく先の道が分かれてしまうと
経験上そのように感じています。


出来るか出来ないかは
後でまた考えればOKです。

まずは知ることで気付きに繋げる事が
とにかくめちゃめちゃ重要です。


ではここからは相談者さんの場合に
自分と向き合う時にどうすればいいのかを
お伝えします。

いただいた相談文に書いてあった
お気持ちを見ていきます。
(質問や仮説を立てて紐解きます)

※次に自分で試す時も
同じようにやってみて下さいネ


A. 『主人を待たせすぎだと焦った』

相談者さんが焦る気持ちになったのは
どうしてですか?
待たせたらどうなると思っていたのか
自分に聞いてみて下さい。


B. 『うわ、出た、』

こう思った時の感情は
どういった気持ちでしたか?
うんざり…ガッカリ…怖い…?

これは『またか…』っていう気持ちから
出てきた思いのような気がします。

また同じパターンのやつだ!と思った瞬間に
心の中で戦う準備をしませんでしたか?
ぜひ自分に聞いてみて下さい。


戦う準備…心の戦闘態勢という事なので
いつもより余裕は無くなります。

余裕がないという事は…
いつもなら見えている事や
わかっている事が見えなくなる…
という事です。


『頭ではわかってるのについやってしまう…』

こういう事は
不登校の母あるあるですよね。

つまり無意識の内に
心の中で戦闘態勢になっている…
という事なんじゃないでしょうか。


この時の細かい気持ちは人それぞれです。

怖くて身構える
負けたくなくて争う気持ちになる
不安で固まる
緊張で神経が過敏になる
怖かった過去を投影している


このような場合だと心に余裕が持てず
あるはずの現実を見えなくさせます。

気付く事で次に繋がります。
ぜひ思い出してみてもらえたらと思います。


それと相談者さんがお子さんに
「行きなさい」とか「自分で断りなさい」と
言いたくなったのはどうしてなのか…
ここも向き合いたいポイントです。

見ていて辛いから…というのは
もちろん理解できるのですが、
“子どもと父親のやり取り” でもあるので
見守っているという選択肢もあったと思います。

見守っているのが正解という事ではありません。
子育てに正解や間違いはありません。


父と子のやり取りを
黙って見ていられない気持ちが
働いたんじゃないかなと思います。

お子さんが…ではなく
自分がどんな気持ちになりそうだから
間に入って助言したのか…

これは私もとてもわかるので代弁できますが
自分で言葉にするのが
めちゃめちゃ重要なのでぜひ考えてみて
言葉にしてみてほしいなと思います。


C. 『なんとか本人も一階に降りてきました』

この事から思ったのは
断ることをどんな風に捉えているかな?
という事です。
もしかしたら『断る』=良くない事だと
思っていたりしませんか?

相談者さんがそのような捉え方だと仮定して
進めます。(違っていたらすみません)


断るとご主人が不機嫌になるから…
っていうのも二人の間に入る
理由の一つかもしれません。

でも例えば断る事が良くない事だとか
断る事は相手を否定する事だという認識なら
断られたご主人を見ていて
『かわいそう』という気持ちになるかも
しれませんよね。

そうだとしたら
今にも断りそうなお子さんに対して
どうにか動いてほしいと望みたくなる…
っていうのも繋がります。


断る事は相手を否定しているのではなく
お子さんの意思表示です。

自分の気持ちに正直になっているお子さんを
私は素晴らしいなと思います。
実は断るって褒めポイントなんです♡

なぜなら
自分に正直になるというのは
自分を好きになるためには
必須条件だからです。

お子さんは自分を好きになりたい、
それか自分をとても大切にしたい、
そう思っている最高のお子さんです。


もしご主人も [断る=否定] と捉えているなら
断られるたびに心が傷付いていたかもしれません。

先に相談者さんが
断るのは意思表示で素晴らしい事なのだと
価値観が変わったら
今後二人の間に入った時に出てくる言葉も
自然と変わると思います。


D. 『子どもが否定されていくのを見るのは辛い』

これは大切なわが子なので
当然の気持ちですよね。
だから何も間違ってはいないのですが、
もしかしたらご自分とお子さんを
重ねているところはないかな…と思いました。

否定されて悲しい思いをした事、

自分の本音をわかってくれなくて
虚しくなった事、

でも反抗したら
もっと辛い気持ちになってしまった事、

このような事が
心の奥に隠れていないかなと思いました。


私も経験があります。

自分の辛い気持ちを無意識に息子に重ねて
あんなに辛い思いはもうしたくない…
でも今まさに目の前で再現されようとしている
怖い…止めなきゃ!

こんな気持ちになっていました。


もし相談者さんも同じなら
そんな怖い思いをさせたくないから
板ばさみになってしまうのではないかなと
思います。


一方で
怖いと思った気持ちをわかってあげる事は
子どもにとって大きな安心になります。

お子さんの気持ちに寄り添ってあげる…
これはもうされてますよね。
相談者さんの思いは
お子さんに充分伝わってると思います。


今回私がお伝えしてきた事は
私の仮説が含まれています。
ぜひ自分で自分に質問して
正直に答えを出して
それを自分でわかってあげてほしいなと思います。

出てきた思いや自分の価値観に
正解も間違いもありません。
どんな思いでも全部OKです

自分と向き合ったら
これからどうしていきたい?と
じっくり考えて自分の中で答えを出して

それからお子さんと
向き合ってみてもらえたらと思います。


昨日は取り急ぎLINEにお返事をしました。


“とはいえ心がガクッと疲れたと思うので
今日は楽な事ばかりやって下さい。

選択肢があればより楽な方。
無ければ手を抜いて下さい。

人に頼る、お金で解決する、
後回しにするとかも手を抜く事です。”

こんなことを書きました。


これは私は相談者さんの事を
大切な存在だと思ったからです。

私にも同じような経験があるので
気持ちがとてもわかります。

子どもや家族の事で悩むと
心が疲れてしまうんです。
自分で思ってる以上に心は悲鳴をあげています。
だから休んでネとお伝えしました。


なぜ休むのか…
『これからの人生が
 さらに良くなっていくように
 自分の心を守るため』
です。

それは不登校で休んでいるお子さんも同じです。

自分の心を守るためにしっかり休んでいるし
これからの人生をさらに良くしていきたいと
思っているから休んでいるんだと思います。

最高のお子さんです!


長文お読みいただきありがとうございました。
また何かご質問や気付きなどありましたら
LINEに送って下さい。


めげないやつ子(^-^)/




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