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家にある剣を捨てようかどうか迷っている

家に剣がある。

最近、部屋のものを捨てまくる断捨離というものをしているのだけれど、家にある剣を捨てるかどうか迷っている。

こんなことは風来のシレンとかトルネコで倉庫がいっぱいになったときくらいしか考えない悩みだと思っていたのだけれど、まさか現実で剣を捨てるかどうか悩む羽目になるとは。

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買ったことない人は知らないと思うんだけど、剣って家にあるだけでむちゃくちゃテンションあがるんだよ。

男の夢だよ。剣を持って構えてみると「よし今日一日がんばろう」という謎のやる気が満ちてくる。(そのあとガラスに映った自分を見て照れるまでがワンセット)

剣を家においておくと「え?おまえんちの押入れってもしかして不思議なダンジョンにつながってんの?」的なことを匂わせることもできる。裏ボスのダンジョンが以外な場所から入れるパターンのやつだ。

くぅ〜、妄想がひろがる…!!

そもそもこの剣は過去にやった企画で買ったものなので、もう用済みと言えば用済みなのである。

剣を使うなんて1年に1度あるかないかであって、ほとんどは押入れのこやしになっている。正直言えば幅もとるし邪魔は邪魔なのである。

うーん、ときには思い切って切り捨てる覚悟も必要なのかもしれない、剣だけに。(切り捨てると剣をかけた高等テクニック)


数日、ロマンと断捨離の間で揺れていたのだが、

よっしゃ!思い切って捨てるか!!!

と決心が湧いた。RPGの勇者だって決断の連続で世界を救ってきたのである。僕も未来を切り開いていかなければならないのだ、剣だけに。(切り開くと剣をかけた高等テクニック)


しかし、そう思った矢先に決心を鈍らせることがあった。

断捨離についてネット検索しているときに「今はもうときめかなくなったものは捨てましょう」というこんまりの名言が目に入ってきた。(こんまり=『人生がときめく片づけの魔法』の著者)

片付けの王であるこんまりが言うから間違いない名言なのだろう。しかし、この言葉に従うのであれば、僕は剣に対してトキトキにメキメキしているので捨てるべきではないという結論になってしまう。

うーん。せっかく捨てる決心をしていたのに。こんまりの名言が邪魔をして剣を捨てることができなくなってしまった。頭の切り替えが難しい、だっふんだ。剣だけに。(切り替えと志村けんと剣をかけた高等テクニック)

いっそこの剣を装備して仲間を集めて魔王こんまりを倒す旅にでればすべてが解決するかもしれない。

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