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宮崎にはなにもないのか?実際に行ってみた感想

↑「宮崎にはなにもないよ」と言われたので、「なにもないなら旅行先で日常生活を送るのも楽しいでは?」と思って実際にやってみた。

この企画の次の日から友人たちと合流してちゃんと旅行した。↑のおまけ記事として宮崎旅行がどうだったのか記録として残しておく。

みやちく

タクシーの運転手におすすめしてもらったので行ってみた。

ランチで3500円くらいからだったのだけれど、充実したコース + カウンター席で目の前でシェフが焼いてくれた。豪華だ。しかも、シェフの人柄がよくて会話も楽しかった。

味も超美味しくて大満足。宮崎牛ならここで間違いなし。

ただ、ステーキを食パンにのせて出すのだけは謎だった。

最初、ステーキをパンではさんで食べるのかと思ったら、「それはあとでデザートとして出すので食べないでください」と言われた。どういうこと?これデザートになるの?と混乱した。

そして肉が置かれていた食パンは、鉄板で焼かれてチョコレートをかけられてでてきた。肉をのせてた意味あるの?と食べながらずっと思っていた。

友人たちもずっと思っていたらしく、お店をでたあとに「謎文化だったな」とじわじわと笑いがこみ上げてきた。

杉尾青果

シェフに教えてもらった青果店。フルーツや野菜が安価に買うことができる。マンゴーは2000円くらいから売っていてお手頃だった。配送もできるので、フルーツを買うときにはおすすめ。

ただ、このあとタクシーの運転手に、「マンゴーはどれも大差ないからスーパーで買っても同じだよ」と言われてがっかりした。

青島

神社がある島。鬼の洗濯岩も有名。

神社にはやたらいろんなおみくじがあった。

私はサイコロを転がすおみくじをやったのだが、なぜか松下幸之助の名言が書かれた紙をもらった。なぜここで経営の神様?

おみくじの中に運玉転がしという聞いたことがないものがあった。玉を投げて落ちた場所によって結果が変わるおみくじらしい。

値段が500円と一番高かったので、ジャンケンで負けた友人がやることになった。

結果は「玉留魂」だった。そして内容が、「形成された魂と魂が結びついていく」というものだった。おみくじの結果が世界一難しい。神社のおみくじでこんなに理解できないことはなかなかない。何回読んでも噛み砕けない。

「なんで一番高い料金払って、結果が1個もわからねーんだよ」と友人が嘆いていて腹を抱えて笑った。ジャンケンに勝ててよかったと心底思った。松下幸之助の名言でよかった。

道の駅 フェニックス

パンフレットなどにキレイな写真が写っていたので、期待していったら「こんなものか」という感じだった。よくある地方のパーキングエリアみたいな感じ。

サンメッセ日南

ここはもういろんな意味でおもしろかった。宮崎の旅行で一番笑ったかもしれない。

あとで地元の人に聞いたら、「あそこはがっかりするでしょ?」と笑って言われた。

鵜戸神宮

宮崎の観光地で一番おすすめ。海沿いと洞窟内にそれぞれ神社があって神秘的で美しい。

昔、自転車で日本一周したときにもここに来たことがあった。あれから10年以上経ったと考えると感慨深い。

丸万焼鳥 本店

お店に入ると、最初に炭火焼とたたきをどれくらい注文されるのか聞かれる変わったお店。メニューもかなり少ない。炭火焼を骨付きで食べるのも初めてだった。

鶏肉は絶品。そして安い。家の近くにあったら通うな。

黒木屋 宮崎総本家 橘通西

この店の社長をやっているのが、大学時代のバイトの店長。今回はその人に会うための旅行だった。

お店のメニューは地産地消にこだわっているだけあって美味しい。宮崎に行ったらぜひ訪れてほしい。

きっちょううどん 橘通店

朝うどんで食べた。

このあと地元の人に聞いたら、「あそこはよそものが作った店だから他の店がいいよ」と言われてがっかりした。地元の人にがっかりさせられる旅行である。

高千穂峡

絶景。ボートに乗って間近で滝を見られるのも楽しい。

お土産屋やご飯食べるところもあるし、流し素麺みたいなアクティビティもある。

ただ、宮崎駅から車で3時間くらいかかるのがネック。

再来軒

高千穂峡の帰りにチキン南蛮の店に行こうと思ったら、15時くらいでどこも閉店していた。

しかたがなく検索したラーメン屋が再来軒だった。これが大当たりだった。

観光地ではまったくない町中にあるので、地元の人がいくようなラーメン屋なんだろうな。もう一回行きたい。こういうチェーンじゃないお店に行けるのが旅行の醍醐味。

コスモス(空港内のレストラン)

チキン南蛮を食べる時間がなかったので空港で食べた。

ただ、到着時間が遅かったうえに提供もギリギリだった。荷物検査するために10分ですべて食べなければいけなかった。

私は調子に乗って↑にプラスしてカレーも頼んでいた。

フードファイトして疲れた。帰りの飛行機で吐きそうになった。

チキン南蛮はめちゃくちゃ美味かった。空港内のレストランはやはりどの県もすばらしい。

宮崎はなにもないのか?

地元の人が言っている「なにもない」の意味が旅行してみてわかった。

  • 宮崎駅から観光地までがすべて遠い

    • 鵜戸神社は車で1時間ちょいくらいかかる

    • 高千穂は3時間くらいかかる

  • 九州の他の県が強すぎる

    • 福岡、鹿児島、熊本と周りが強い

    • 高千穂も大分から行けてしまう

車がないとどこにも行けないのは辛いなという印象。そりゃ東国原が「どげんかせんといかん」と言うわけだ。あの人がいなかったらもっと印象が薄い県だったかもしれない。偉大。

食事はどれをとっても最高だった。ハズレなしのSSRレア。「ニシタチ」と呼ばれる飲み屋街は名店も多いし、スナックやキャバクラがかなり安いので他県からも遊びに来る人が多いらしい。

そしてなにより地元の人たちが優しかった。誰もが温和に迎え入れて話してくれる。今までの旅行で一番地元の人たちと話した。

「なにもない」は「つまらない」に直結するわけではない。海沿いをドライブするのは気持ちがいいし、青果店でマンゴーを買ってその場で食べるのも良いかもしれない。人によっては最高だし、人によってはなにも感じずに終わるかもしれない。

宮崎がどうとかではなく、結局一緒に行く人の関係性でなにもかもすべて変わるなと思った。高校の同級生とひさしぶりに旅行することができてよかった。また行きたい。





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