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久々の虫とり🦋と特定外来生物のお話をちょこっと

久しぶりに虫を捕まえに行った。

このところ磯ばかりだったけれど、実は虫もオンシーズン。

様々な種類のチョウを、あちこちで見かける季節になった。


今日の狙いは、黒い大型のチョウ。

名前で言うと

●モンキアゲハ
●クロアゲハ
●ジャコウアゲハ
●オナガアゲハ

☝このあたりを狙ってみたけれど

残念ながら網に入らず…💦


でも、以前は苦戦していた動きの速いチョウ、
アオスジアゲハアカボシゴマダラを、娘は一人で捕まえることができた👏


アオスジアゲハ
吸水しに地面に降りてきたところを捕獲
ラッキー🎵


水色と黒のコントラストが美しい
自然の配色はすごいなと思う


赤い斑点と、アゲハのような模様が
特徴のアカボシゴマダラ


このアカボシゴマダラ、もとは奄美大島など南の地方でしか見られなかったのに、1990年代から急に関東で増え始めたもの。
理由は、マニアによる「ゲリラ放虫」


そのため、関東にいるアカボシゴマダラは、「特定外来生物」に指定されていて、

飼育・栽培・保管・運搬・輸入・販売・譲渡・野外に放つことなどが原則として禁止されており、これらの項目に違反した場合は、個人では3年以下の懲役もしくは300万円以下の罰金、法人では1億円以下の罰金が科されてしまう。


実は、釣りで有名なブラックバスブルーギルなども特定外来生物。でも、TOKIOの「ダッシュ食堂」で美味しく調理されているけれど…??

環境省のホームページには、特定外来生物の取り扱いについて、以下の条件が述べられている。

キャッチ&リリース=捕まえたら、すぐにその場で放す

⭕生きたまま運搬してはいけないけれど、その場で締めれば運搬してよい

上記2点に気をつければ、特定外来生物を捕まえても良いことになっている。


つまり、アカボシゴマダラに関しては、締めて持ち帰って標本にすることもできるわけだけれど、そこまでの養老孟司さん的な情熱はないので、観察して写真を撮ったらキャッチ&リリースしたというわけ。

チョウに何も罪はないのだが、勝手なコレクターによる放虫のおかげで、アカボシゴマダラがエサにしているエノキの葉っぱを食べる、ゴマダラチョウや、日本の国蝶オオムラサキなどが生息環境を脅かされているという実態がある。

身近な自然が教えてくれることは、意外と日本の自然そのものにも関わっていたりするのでした。


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