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オタク書店員の推し活話 #2 僕の部屋のユウ子さん

 こんばんは、こんにちは、おはようございます。オタク書店員こと眼鏡猫です。
 #1では初めてながら2桁「スキ」ありがとうございました!自分の好きな物を紹介して、それに良い反応を頂けると本当に嬉しいですね~。

 今回は前回の「薬屋のひとりごと」ほどの知名度は無いのですが、とても面白く且つエモいので、ぜひ最後までお付き合い下さいませ。

さてさて、今回推したいものは
「僕の部屋のユウ子さん」です。

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あらすじ

 お金が無いから「いわく」付き物件を借りる事にしたカンナ。その部屋には噂でなく本当に「出た」。しかし幽霊をはじめとしたオカルト全般が平気なカンナは、あらゆる霊現象を適当にあしらっていく。
 最初は普通の幽霊らしく怖さアピールをしてた幽霊の「ユウ子」だったが、カンナの風邪をキッカケに少しずつ本来の面倒見の良さが表れ、またカンナの方もそんなユウ子の優しさと生前の事に触れていく内、徐々に彼女の存在が大きくなり、やがて「人間と幽霊」という間柄から「同居人」、そしてそれ以上となっていった。

メインキャラ紹介

・カンナ

 見た目は軽くてチャラそうに見える青年。しかし色々と面倒見てくれる先輩や、ちょくちょく合コンに誘われたりと人付き合いはよさそう。
 両親が共働きで大変だったのと、学費は弟と妹に回して欲しいという想いから、自分は高校卒業してすぐ家を出て働く事にした。それ故に懐は寂しく、いわゆる事故物件に住む事になり、ユウ子と出会う事となった。

・ユウ子

 カンナの住む部屋に居た幽霊。ちなみに名前はカンナが付けたもので、本当の名前はまだ未明。
 生前は女子高生で、通学途中に現在カンナの住むアパート近くで交通事故に遭い、そのまま亡くなった。今でも誰かが彼女の月命日に現場に花を供えてくれている。
 カンナの住む部屋に居るのは、学生時代にそこで住んでいたためかもしれない。
 元々女子力高めだったのか、風邪で倒れたカンナを看病してやったり、ボタンのほつれを直してあげたりしている。幽霊なのに心霊特番を見て怖がって、ずっとカンナの服を掴んで震えてたりする。
 ちなみに生前の姿はなかなか可愛い。

推しポイント

 まず1番に推したいのは、カンナとユウ子の付かず離れず、友達(同居人)以上恋人未満な関係がもどかしいし初々しいし甘酸っぱい。
 合コンへ行くカンナにヤキモチ妬いてちょっと意地悪しちゃうユウ子や、救急車の音で事故を思い出し怯えるユウ子を子供のようにあやして落ち着かせるカンナに、胸がじんわり温かくなります。
 ジャレついたり喧嘩したりのメリハリがあって、時に笑いがあり時にシリアスで目頭を熱くさせたりと日常系でありながら飽きる事がないです。
 更に1話1話が読み切りのショート漫画で、気軽にサクサクと読み進めていく事ができます。
 この気軽さは、2人の主人公の性格が割とサバサバしてて、特にカンナの大雑把な性格が空気を軽くしているのかもしれません。

さいごに

 今も事故のトラウマを抱え恐怖も未練も残り、この世に留まる幽霊のユウ子がカンナと出会い、わちゃわちゃと青春の1コマのような同居生活を送っていく事で、少しずつ「未練を残した幽霊」から普通のJKへと変わっていく姿がエモいし、ずっと2人の生活を見守っていたいと思えます。
 他の人からは構わないのに、カンナにだけは幽霊と呼ばれたくないのも可愛い…

現時点ではまだ1巻のみで、今年の冬に2巻が発行予定となってます。
1巻の最後が大変気になる展開で終わったので、発売が待ち遠しいですね。

ではでは、今回も長々とお付き合い下さりありがとうございました!
次回も推し活話をよろしくお願いします~

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