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受験数で学校のレベルは変わる?

はい、メガネ先生です。
今回は、人気がない学校は受験生が減るから学校のレベルが下がるという発言を保護者から聞いてふと疑問に思ったことを書きます。

受験者が減ると学校のレベルは下がる?

さて、皆さんどうでしょうか。
こんな発言を聞いたり、自分が発言したり、納得している方いませんか?

まず、学校のレベルとは何でしょうか?

①進学実績
②教師の質
③授業の質
④生徒の質
⑤偏差値

おそらく発言をしている方たちは①もしくは⑤を指して学校のレベルと話しているように私には聞こえました。(違ってたらごめんなさい)

いま、冷静に読んでいる皆さんはわかると思いますが、たった数年人気がなくなったところで学校の教員の質や授業の質が下がるわけはありません。

同じく人気校もすぐに教員の質が上がり授業の質が上がることもないのです。

学校の中身は大きくは変わらないのに、なぜレベルが上がる下がると思ってしまうのでしょうか?

偏差値と進学実績が関心ごとになってしまっている事実

それは志望校を選ぶときに私たちは模試の偏差値や学校の進学実績をメインに考えてしまっているからなんです。

偏差値が上がる(合格ラインが上がる)・大学の進学実績が上がるから学校のレベルが上がると考えてしまうのです。

もちろん大事な指標の一つですが、そもそもがっこうのレベルは変わりません。

むしろ、人気がなくなるならボーダーが下がるわけでもともといい学校だと思っている人にはラッキーな話です。

じゃあ学校のレベルが下がると考える人って・・・。

つまり、進学実績や偏差値のアップダウンを意識している人が「レベル」というワードを使ってしまう?

偏差値が上がれば優秀な生徒が入ってくる可能性が高くなる。だから進学実績が上がる。すると、翌年また人気が出て受験者数が増える。偏差値が上がる。実績が上がる・・・・。

生徒のレベルが徐々に上がればそのうち授業のレベルも教師の腕も上がってくるかもしれませんがその時にはお子さんは卒業しているかもしれません。

学校の内部の質は変わらないけど実績と偏差値という指標ではレベルが上がる。

なぜ?


それは入ってくる生徒に起因するということ。

進学実績なんて優秀な生徒が入ればその子が実績を出すだけ。これは塾も同じ。その塾や学校の指導力ではなくその生徒本来のポテンシャルの問題が大半。

学校の質は進学実績でも偏差値でもなく、校風や学校の普段の様子、生徒と教員の関係など通っている中でのもの。入口と出口だけに惑わされないようにしましょう。

入口と出口は入学する生徒によるだけでわが子にはあまり関係ないこと。
いい学校だと思ったらそこに進学できるようにするだけです。
もっとシンプルにみんなが考えたほうがいい。

子供は数字ではない!!!


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