「家事分担で妻に偏るのを辛いと思うのはなぜか」の考察
働きながら子育て9割、家事も8割していた、本当にしんどい時があって。
今は育児休業中だけど、もうすぐまた復帰するにあたって再度考えることになり。
その時に色々気づいたこと。
「家事分担で妻に偏っている状況を、なぜ辛いと思うか」。
感じ方は人それぞれ。
ある事に対し、同じような状況でも辛いと感じない人もいます。
でも私は、「家事育児分担で、過度に自分にばかり偏る状況が続くこと」がすごい苦痛でした。
なぜ?
私なりの考察。
理由1 家事という仕事仲間としての夫との関係性がうまくいかないから
男の人は「仕事は仕事、家事はモニャモニャ」と、家事育児は仕事以外の別の思考回路が働くように思いますが、
女性は全般的に、私の知る限りでは、「仕事も、家事も、育児も、分野の違う仕事」という頭とエネルギーの使い方をされるように感じています。
だから一定水準の、顧客(家族)の信頼を損ねないような責任感と達成度を自分にも相手にも求めます。
男性は「仕事ではないモニャモニャなんて、できる限りでいいじゃない」というおおらかな捉え方。
だからお皿を洗うという家事においても、排水溝のごみ取りは「あっ、忘れてた」を繰り返す。洗剤の補充も買い足しも「あっ、気づかなかった」を繰り返します。
女性側としては、「家事」そして「育児」というかなり大きな事業を、
最も頼れる夫と同じエネルギー量、価値観、達成度でやりたいのに、
全く嚙み合わない。
別に家事育児をどう捉えるか、女性脳が正しい、男性脳が正しいというジャッジはありません。
何にせよ、
共同事業者とウマが合わないのに、相手は修正する気もないまま結果を生み出さなくてはならない苦痛。
というのが辛さの一つなのかなと思います。
夫にもいろいろなタイプがあって、女性側の働き方にも依拠するのでしょうが、
「家事は妻側の仕事ね、パート(主婦)なんだから」
「家事は妻側の仕事ね、女性なんだから」
という、そもそも家事という事業の分担意識が圧倒的に「妻に任せた」で完結しているが故のウマの合わなさ。
あるいは、夫はやる気はあるけどどうしようもなく質も効率も悪い。
「共同事業者として組んだけど、能力が自分より遥かに劣るしその尻ぬぐいは私がしているけど、『やれるだけのことはやってる、認めて!』とふんぞり返られるしんどさ」
もあるかな。
男性側からしたら、「ゆるく働きたいのに、ビジネスパートナーはやたらしゃかりきで、その価値観を自分にも押し付けてくる」事態でもあるのでしょうか。
理由2 愛する人と苦難を乗り越えられない辛さ
夫のことは大好きなんですよ。
この人と結婚出来てなんて幸せだろうと思うし、
共に年を重ねられるのはとても嬉しい。
夢に出てきてくれたらその日一日とても幸せ。
でも、家事育児が偏っていてしんどい。
通勤時間や収入の面からしても、妻側からしたら「9:1はきつい、あと2割は増やしてほしい(7:3)」と思うけど、
夫側の価値観や能力的な限界もあり、かなわないのです。
常に家事育児に縛られ、虐げられる生活。
「もう苦しい。助けてほしい」
と、愛する人、頼れる人に訴えているのですが、
「ウウム…」
大抵のことは私を受け止め、励まし、時には解決策を示して道を切り開いてくれる夫がこればかりは歯切れが悪い。
愛する人から家事育児の偏りという苦痛を与えられ、
問題を訴えているのに何年も放置される辛さ。
愛情はすり減っていくけど、人としては信頼しているけれど。
板挟み。
というところが辛いのかなと思いました。
結論は無いよ!
「だからどう」という解決の指南はありません。
でも病は、というか病んでいる状況は、自分の言葉で自在に語れるようになったとき半分治っていると思うの。
私の言語化に刺激を受けて、そこから先をまた誰かに続けて頂けたらと。
もちろん私もあがき続けます。
こんにちは、近藤ろいです。
普段は4歳になる娘の片目弱視の話に絞って記事を書いています。
突然毛色の異なる記事が公開されて、普段ご覧いただいている方は驚かれたかもしれません。
公式noteの方で、おもしろそうなハッシュタグがあったので参加してみました。
育児や家事のしんどさについては関心のあるところで、
長い治療生活の中で、少しでも周辺分野の負担感(家事育児)を取り除くという意味で、
おいおい持論を上げてきたいなあと思ってはいます。
上記の「考察」について「ではどうすればいいか」。
私なりに5年近くもがき続けている成果などもいずれ記事にできればと思います。
最近の流行りは「癇癪とこだわりの多い娘には『上質なホテルマンのような対応を』」。
夫との関係性は「自分を藤井聡太さんだと思う」です。
またいずれ。
最後に…以下宣伝です
片目弱視に関し、3歳児健診で見つかり、治療を受けることになった経過を描いた絵本を作ってみたり(有料販売しています)、
簡単にできる布アイパッチの型紙を提案したり、
習慣化アプリ 「みんチャレ」で励ましあうチームを作ったりしています。
てはまた〜!