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まとめ:治療用眼鏡のお金について、今回学んだこと(誰も教えてくれない弱視治療とお金 その7)

こんにちは、近藤ろいです。4歳の娘の遠視性不同視弱視の治療の話をお送りしています。

このシリーズでは、眼鏡を掛け始めて2年目に気がついた、更新時期とお金の話についてお送りしてきました。


今回はまとめ回です。

まとめ:治療眼鏡作成で損しない!お金に関する大事なこと

学び1 3歳半健診で屈折異常と言われたら、なる早で受診する!少なくとも4歳になる前に!


でないと眼鏡を作って掛けた1年後の更新時に大損する。
5歳になってからは2年ごとの更新になっちゃう。

そのカラクリをシミュレーションしたのがこれまでの記事でした。

https://note.com/megane_nannkome/n/neb19ffd1295c

シミュレーションの中で使った図を再掲すると…

まずここで、初めての作成時点で4歳を過ぎていたら、次は1年後ではなく2年後にしか保険適用されない。

5歳を迎えた瞬間から療養費は眼鏡を掛けて2年後にしか支給されないので。

ということに気が付きました。

3歳11ヶ月で掛け始めていたら、「掛けて1年後」の更新、4歳11ヶ月時点の更新に間に合うのですが。

危ない危ない。


ちなみに保険申請の方法はこちらの記事がバチクソ詳しいです(引用にあたり、著者であるミカミ ミカエルさんのご許可を頂きました)。

弱視判明から眼鏡ができるまで5|ミカミ ミカエル 
https://note.com/mikamimichael/n/n9808a4255237

たくさんの写真とともに、申請書様式や領収書の具体例を挙げてくださっています!
人様の眼鏡作成指示書の様式を拝見する機会はなかなか無いので感動(^o^)

で、我が方の記事まとめに戻ります。

学び2 更新の時期のタイミング「眼鏡をかけて1年後」は何を起点とするのか?


答え:子どもが加入している健康保険組合の判断に拠る。

厚生労働省の通知には「かけて1年(2年)」とありますが、それって具体的にどういう日をもって言うのか?

更新時期がギリになってくると、眼鏡作成指示書の日付なのか、実際に受け取って掛けた日なのかで誕生日をまたいでしまうこともあります。

より適切に焦るためには、お住まいの自治体ではなく、加入している健康保険組合に問い合わせるのが確実、とわかりました。

詳しくはこちら。


学び3 我が子の加入している全国健康保険組合〇〇支部の場合は「医師の指示書の作成日」だった。


ということで、更新の時期が近づいたら、とりあえず眼科に早目に行く!
眼鏡購入は指示書の効力の範囲内でいい。

これも健康保険組合ごとの判定のようなので、まずは自身の場合について要確認です。 



学び4 「1年と1、2ヶ月くらい経ってから受診」のサイクルを繰り返していくとちょっと危ない

シミュレーションの後半です。
これも図にするとわかりやすかったです。

保険適用が切れる9歳未満直前で、9歳の誕生日ギリギリに受診することになる。
荒天や体調不良で次週以降持ち越しになる余裕が無くなってくる。

加入の健康保険組合が定める更新の起点を確認し、1年過ぎたらすぐ受診するよう調整していく。

私の場合、1回目更新のための受診を定期受診にかぶせたため、1年と1ヶ月後の再診断となりました。
この時既に4歳10ヶ月近く。

9歳に到達するまで、あと2回の更新があるので、1年と1ヶ月ごとの間隔で指示書をもらっていたら、最後はうっかり9歳を超えてしまうところでした。


学び5 9歳以降の助成は?

無いかもしれないけど、まだ治療が続くほど目が悪ければ、障害福祉制度の方に乗らないか考える。

ちなみにですが、どうも医療費控除の対象でもあるようでした。



こんなところでしょうか?
いやーお金の話怖い怖い。

仲間がいれば自然と話題になるのでしょうけれど、遠視性不同視弱視はまだまだ少数派、宇宙で互いに孤独に輝く星々のようなものです。

少しずつ認知は広まっているようですが。

3歳児の視力検査に新機器導入したら「精密検査が必要」が倍増…「屈折検査」で遠視や乱視など判定 : 読売新聞オンライン
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20240618-OYTNT50085/

せめて、インターネットの中でだけでも薄く繋がれやしないかと、こんなシリーズの記事をしたためました。


最後に:このサイトでは…

このサイトでは、遠視性不同視弱視の娘を持つ親である私が、
発覚から診断、日常生活に至るまでの日々のあたふたをお送りしています。

「正しいことをビシッと示す」ものではなく格好悪いのですが、戸惑いと解決の経緯も記すことで、
同じ境遇の方が讀まれた際、生の感情も含めて追体験できるという利点があると思うからです。

情報の信憑性の担保には気をつけているつもりですが、個人の限界もあり、(将来的に見れば)誤ったことを言っているかもしれません。

その際はどうかそっと教えてやって下さい。皆様からの助力があり、このサイトは成り立っていると思っています。

長々とお付き合い頂きありがとうございました。


以下宣伝です

3歳児健診で見つかり、治療を受けることになった経過を描いた絵本を作ってみたり(有料販売しています)、


簡単にできる布アイパッチの型紙を提案したり、


習慣化アプリ 「みんチャレ」で励ましあうチームを作ったりしています。


てはまた〜!