視覚障がいの方のための防災•避難について
東日本大震災からもう9年、時が経つのは早いものです。当時、盲学校に勤務していた僕は、職員室で大きな揺れを感じ、プールの水が波打って溢れているのを見かけた後、ベテラン先輩の声かけで各教室を回り、ガスの元栓を閉めるよう伝えたことを覚えています。
その後、東日本大震災で被災された視覚障がいの方の直面した困難な体験を聞く機会がいくつかあり、勤務校でも避難訓練の際などに折に触れてそのことを伝えてきました。
特に移動と情報の入手は災害時でも視覚障がいの方にとって大きなハードルとなり、そのためには事前の準備や情報共有が必要になります。
今回はそんな防災と避難で気を付けておくことなどを日本盲人会連合の『視覚障害者のための防災•避難マニュアル』などをもとにお伝えしていきます。
(画像は視覚障害のための防災・避難マニュアルより)
1 東日本大震災の経験より
これは『視覚障害者のための防災・避難マニュアル』からの引用です。
災害はいつ起こるかわかりません。しかし、事前に備えることはできます。東日本大震災大震災の経験から学べることはたくさんあります。事前に何を備えておくべきか、どのように災害時のシミュレーションをしておくか、いかに地域や近所の方、役所と日頃から繋がっておくか、いざというときに助けを呼べるのか、自分から自身の視覚障がいと必要な配慮についてアナウンスできるのかなどです。
では、具体的な対策を見ていきましょう。
2 普段からできる備え
1.自宅でできること
ここの内容は、視覚障がいに限らず誰にとっても有用なものが多いと思います。
①常に使う、白杖やラジオ、携帯電話・スマホなどは寝る前などいつも身近な所に置くようにしておきましょう。
②家具の転倒などを防ぐための突っ張り棒や転倒防止シートを設置する、棚の上にはモノを置かない、食器棚などは引き戸タイプにするか留め金をつける、窓ガラスに飛散防止シートを貼る、電灯は揺れないタイプのものにするなど対策しておきましょう。
東京都消防庁ホームページの『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック』に具体な対策やチェックリストなどが掲載されていて参考になります。
(画像は気象庁 地震から身を守るためにより)
③非常用持ち出し袋やカバンを用意して、いざという時に持ち出せるようにしておきましょう。持ち出しやすい玄関に置くのがおすすめです。
通常想定されるものに加えて、視覚障がいの方が用意しておくといいものは、白杖(視覚障がい者のシンボルになります)、携帯電話・スマホ(災害時の情報入手に不可欠です。充電器も忘れずに用意しましょう)、持病の薬(点眼薬や糖尿病の薬などは避難所にはありません)、強力なライト(夜に避難する可能性もありますし、弱視の方に必須です)、眼鏡やルーペ、時計(音声や触覚タイプのもの)、点字盤やメモ用紙録音機、笛やブザー(助けを呼ぶためのもの)、ラジオ(災害時は電波がつながらないことがあります)、携帯電話、障がい者手帳やお薬手帳、ヘルプカード(後で解説します)、家族写真(避難所などで家族を探してもらうために必要になります)、視覚障がい者向け防災ベストなどです。
(画像は日本ライトハウス情報文化センターより)
視覚障がい者用のオリジナル防災用品セットも販売されています。
(画像は日本視覚障害者団体連合用具購買所より)
④避難時に備えて手袋や厚底の靴も用意しておきましょう。屋内も屋外も割れたガラスなどが飛散している可能性があります。
⑤東日本大震災では避難先で何日もお風呂に入ることができませんでした。下着や身体をふくタオル、ティッシュやウェットティッシュなどもあればいいでしょう。
2.避難に備えてしておくこと
①地域の避難訓練に参加し、避難経路や避難場所を確認するとともに、視覚障がいのある自分が住んでいることを地域の人に知ってもらいましょう。
災害時には、交通網の寸断、通信手段の混乱などで、消防、警察、行政の職員、民生委員の救助がすぐに受けられない可能性が高くなります。そんな時に頼りになるのが、近隣住民です。東日本大震災でも近隣の住民と一緒に避難したことや支援物資をもらった人が多くいたそうです。
② 避難経路や避難場所を確認しておきましょう。災害時は、ブロック塀や木などが倒れて通れない可能性があるので、避難経路は複数考え、誰とどうやって避難するかをシミュレーションしておきましょう。
③居住している自治体の役所に相談し、「災害時要援護者名簿」に登録しましょう。災害時に安否確認や避難誘導などの支援を受けることができます(災害の状況により必ず受けることができるとは限りません)。
(画像は内閣府 防災情報のページより)
東日本大震災のときには、災害時要援護者名簿に登録しておらず安否確認を受けられなかった人が多数いたそうです。
④高齢者や障がい者など災害避難時に支援が必要な方(要支援者)に対して、誰とどこへどうやって避難するのかなどをまとめた個別避難計画というものがあり、それを作成することが各自治体の努力義務となっています。
(画像はytv 防災特集 かんさい情報ネットten.より)
お住まいの自治体や相談支援員さん、ケアマネージャーさんに相談してみてください。
またサピエや各地の視覚障がいセンター(ライトハウスなど)などの公的機関に登録しておくと、登録名簿を基にリストアップされることがあるそうです。
⑤ヘルプマークとヘルプカードをカバンなどにつけておきましょう。ヘルプマークとヘルプカードは多くの自治体で配布されています。特にヘルプカードに、緊急時の連絡先や常備薬、アレルギー、支援を受ける際配慮してほしいことを書いておくと相手への説明や援助依頼がスムーズになります。
ユニバーサルヘルプカード協会では、ヘルプカードの送付(送料のみ負担)や防水カバーの販売などをされています。またこちらのサイトでPDFデータをダウンロードできます。
(画像はユニバーサルヘルプカード協会より)
⑥自分の見え方を説明するカードや資料などがあればいいでしょう。京都府立盲学校の『こんなふうに見えています』などもや日本弱視者ネットワークの『私の見え方紹介カード』が参考になりますが、普段から自分の言葉で相手にわかりやすく説明するスキルもに身につけておきましょう。
⑦羽織ったり、避難所で吊るしたりして、「目が見えません」「耳が聞こえません」「移動に支援が必要です」など、周囲に自分の障がいや必要な配慮を伝えることができる災害バンダナというものもあります。自治体によっては無料で配布してるようです。
(画像は東京新聞より)
(画像は毎日新聞より)
(画像は大阪市住吉区より)
3.周囲の人と相談しておくこと
① 同行援護者などを利用している場合は、災害時の支援をどうするか相談して決めておきましょう。また支援者が不在の場合はどうするか、家族や周囲の人と相談しておきましょう。
②家族の集合場所を決めておきましょう。集合場所は、避難場所の●●小学校だけでなく、●●小学校の体育館の入り口前、玄関前など具体的に決めておく方がスムーズな合流につながります。
また多くの人と共に過ごす避難所生活が長期に渡ると心身ともに疲弊していきます。必要な配慮が受けられる福祉避難所も選択肢の一つに考えましょう。福祉避難所についてば事前に地域の福祉課へ確認しましょう。
また災害によって、津波や河川の氾濫の可能性があれば避難場所は変わってきます。ハザードマップや防災マップを使って確認しましょう。点図のハザードマップなどを作成している自治体もあります。
(画像はNHK読むらじる「視覚障害者向けのハザードマップ点図、そして立体地図への試み」より)
(画像は欧文印刷株式会社より)
③家族との連絡手段を確認しておきましょう。災害時は通話が繋がりにくくなるので、災害時伝言ダイヤル171や災害時伝言板(Web171)、またはLINE、Twitter、Facebookなどが有効になります。
災害時伝言ダイヤルは、171にかけた後、録音1か再生2かを選択し、特定の電話番号を入力することで、最大30秒までメッセージの録音と再生が可能になるサービスです。どの電話番号を使うのか、家族で共有しておきましょう。またお正月や毎月1日と15日、防災週間など体験利用ができる日に練習しておくことをお勧めします。詳細はNTT西日本のホームページで確認してください。
(画像はNTT西日本より)
(画像は防災BOOK 地震に備えていのちを守るより)
災害用伝言板(web171)は、インターネットを利用して被災地の方の安否確認を行う伝言板です。こちらのサイトで、100文字までのメッセージの登録・更新・削除ができます。こちらもどの番号を使うのか家族で確認しておきましょう。体験利用などもあります。詳細はNTT東日本のホームページで確認してください。
(画像はNTT東日本より)
④学校、職場、施設で災害が起きたときの、避難場所や緊急連絡方法なども具体的に確認しておきましょう。
災害時に公共交通機関が使えないことを想定して、歩いて自宅まで帰る予行をしてみるのも一つの方法です(僕の知り合いの盲学校教員の方も手引きで自宅まで2時間かけて歩かれていました)。
2 災害が起きたら
1.地震から身を守るために
地震が起きたらどうしますか?『防災実践BOOK 地震に備えていのちを守る』では、①あわてて外に飛び出さない、②者が落ちてこない、倒れてこない場所に身を寄せる、③頭を守るの3つがいのちを守るポイントとして紹介されています。
(画像は防災BOOK 地震に備えていのちを守るより)
自宅や学校、職場などで机やイスがあるならその下に頭から隠れましょう。机やイスが大きく揺れるかもしれないので、机やイスの脚をしっかり押さえます。机がなくても、服のフードや教科書、ファイルなどなんでも構わないので頭の上に置き、上から落ちてくるモノやガラスから頭を守りましょう。
料理などでガスなど火を使っている場合はすぐに火を消し、可能ならガスの元栓を切りましょう。
また地震で家が歪んでドアや窓が開けられなくなる可能性があるので、できればドアなどを開けておきましょう。が、無理をする必要はありません。
揺れがおさまるまで、まずは身を守りましょう。余震にも気をつけてください。
2.まずは情報を集めよう
地震だけでなく、大雨や台風などいろいろな災害があります。テレビ(ワンセグのデータ放送)やラジオ、防災無線などで避難が必要かどうかも含めて、状況を把握しましょう。津波の可能性があるなど、状況によっては避難所が変わることもあります。
避難するべきか、自宅で待機するべきかその判断のためにも情報は不可欠です。いざというときに避難する準備はしておきましょう。
特に地震に遭遇した場所が海岸の近くのときは、津波に備えてすぐに避難する準備をしておきましょう。
わからないときは、大きな声を出して周囲の人に助けを求めることも大切です。実際、東日本大震災のときには、近所の人に助けを求めて避難した視覚障がいの方も少なくなかったようです。
3.避難場所へ移動するときには
避難する際は、二次災害を防ぐためにガスの元栓を切ってから家を出ましょう。周囲の人に確認してもらうのも手です。
余裕があれば、断水に備えて風呂に水をためましょう。
また家族や安否確認の見回りの人へ向けて、無事に避難したことを玄関のドアなどにに張り紙する方法もあります。
避難場所までの経路はいつも通りとは限りません。ブロック塀や木が倒れたり、ガラスの破片が飛び散っていたりする可能性があります。気をつけて移動すると共に、一緒に避難してくれる人を見つけるのもひとつの手です。
4.避難場所で注意すること
①避難場所では、障がい者手帳やヘルプカードを提示して必要な援助や配慮を伝えましょう。
②トイレの位置などを確認し、なるべく移動が少ない場所で落ち着けるよう配慮してもらいましょう。水洗トイレが使えず、仮設トイレや、運動場などに穴を掘ったトイレなどを使うかもしれません。
東日本大震災の避難場所で、穴に落ちてしまった視覚障がいの方の話を聞いたことがあります。普段と違うトイレは視覚障がいの方が苦手とするもののひとつです。使う前に配置や使い方などを確認しましょう。
③配給などの情報の多くは文書や張り紙で提示されるので、東日本大震災では情報不足に困った視覚障がいの方がたくさんいたそうです。
周囲の人に視覚障がいがあることを伝え、わからないことは積極的に尋ねましょう。白杖やベストは周囲の人への視覚障がいのシンボルになります。
5.在宅避難(自宅で待機)する場合
電気やガス、水道といったライフラインの止まった自宅で過ごすこともあるかもしれません。その場合に注意することを確認していきます。
①情報収集を忘れずにしましょう。自宅にいると孤立して取り残されがちです。ラジオのコミュニティFMや避難所の掲示板、近所の人に聞くなどして、配給や水をもらえる場所などの情報を集めましょう。
② 電気が止まると、当然、電源が必要なものは全て使えなくなります。マンションでは、給水ポンプが動かなくなるので水も出なくなります。ただし、電気の復旧は早いので少しの我慢です。明かりを確保するための懐中電灯や、寒さを防ぐためのホッカイロなどを準備しておきましょう。
③ ガスは地震に弱く、最初に止まり、復旧にも時間がかかります。ただし、 ガスレンジが使えなくなっても、卓上ガスコンロや電気調理器(ホッ トプレート、炊飯器、電子レンジ、電気ポット)があれ料理はできます。
特に困るのはお風呂に入れないことだそうです。避難所に開設される臨時風呂や、 周辺地域の入浴施設を利用してください。
④ もっとも困るのは水が使えないときです。水道・下水道の復旧にも時間がかかります。水道が止まったり水が流 せなくなったとき、困るのはトイレです。水が使えなくてもトイレを使えるように準備しておいてください。
⑤ ゴミ収集も止まる可能性があります。再開するまで、トイレに流せない「便ゴミ」を含め自宅で保管しないといけませんし、ゴミ収集が再開しても「便ゴミ」はすぐに出せません。収集方法は自治体から指示に従ってください。
6.外出先で災害に遭遇したときは
地震などの災害の遭遇するのは、学校や職場、外出先かもしれません。そして交通機関が止まったら、 たくさんの人が自宅に帰れなくなります。そんなときの対応を紹介します。
①むやみに行動を開始しないようにしましょう。情報収集をして状況を確認した上で、とどまるか歩いて帰るかどちらが安全か判断します。
②その場にとどまる方がいいのはどんなときでしょうか。余震が続いている、ライフラインが止まっている、自宅までのルートの安全が確認できない、自宅までの距離が 10 キロを超える、自宅に着く前に日が暮れて暗くなりそう、学校や職場、公共施設などにいるなどのときはとどまる方がいいでしょう。
③自治体によっては、帰宅できなくなった人のために、公共施設や学校、ホテルの宴会場、ビルのエントランスホールなどが、一時滞在施設として開放されます。水・トイレ・毛布の提供してもらうことができ、交通機関が復旧するまでの時間を過ごすことができます(開設には時間がかかるので、開設されるまで駅や近くのビルの中などで待っていてください)。
(画像は東京商工会議所より)
④学校、公共施設、コンビニ、ファミリ―レストラン、ガソリンスタンドなどの帰宅支援ステーションで、道路・避難所情報、水道水、トイレを提供してもらうことができます。支援を受けられるお店には目印のステッカーが貼って あります。お店で買い物や食事をする場合は有料ですので注意してください。
(画像はDefend Futureより)
3 避難生活が長期化したときに
1.仮設住宅・借り上げ住宅
東日本大震災では、元の住宅に住めない方を対象に仮設住宅や借り上げ住宅が設けられました。障がいのある方を対象にした優先入居があります。
ただいつ申し込みがあるのかなどの情報を得られるようにしておかないといけません。
また新たに頭の中の地図(メンタルマップ)を作らないといけません。覚えやすいよう、周辺の道路が歩きやすい、角地などわかりやすい位置、公共交通企画が利用しやすいなどの希望を伝えましょう。
またプライバシーの確保はできますが、上記の移動の課題や、騒音(壁が薄く近隣の住宅の音が聞こえる)、避難所と違い相談員がいないなどのデメリットもあります。
2.復職について
東日本大震災でも多くの方が実業されましたが、復職はなかなかスムーズにいかなかったようです。治療院のお客様さんがおらず、再建を断念されたケースがある一方で、制約はありますが、仮設住宅で治療院を開設されたケースもあるそうです。
3.悪徳商法にご用心
復興が進んでくると、「雨漏りのために家の屋根にブルーシートをかけましょうか」「瓦礫を片付けます」「自宅を掃除しますよ」「生活費を貸し出しますよ」などと言って、高額な支払いを要求されるケースもあるそうです。
即決即断せず、誰かに相談してから決めるようにしましょう。また困った際は、消費者ホットライン(0570-064-370 )や、警察 / 悪質商法担当係 全国共通短縮ダイヤル「#9110」、自治体のの消費生活センターに相談しましょう。
4 支援する側の人に知っておいてほしいこと
視覚障害がある人は、周囲の状況を目で確認できないため、情報不足になりがちです。
言葉で情報を伝えるよう、心がけてください。
厚生労働省ホームページに避難所等での障害者への支援についてのリーフレットなどが掲載されています。
(画像は厚生労働省より)
1.移動時の支援
日本点字図書館の「一緒に歩こう」リーフレットが参考になります。
①声こえをかける時は、本人のそばへ行き、名前を呼ぶとよくわかります。目線を合わせたり、会釈や手をあげるだけでは気づきにくいことが多いです。
②場所を説明する時は、「ここ」「あそこ」などのあいまいな言葉は使わず、「前」「後」「右」「左」など具体的な言葉を使うとよくわかります。
③誘導する時は、腕や肩につかまってもらい、誘導する人が半歩ほど前を歩いてください。曲がる方向や段差、階段(上りが下りかを必ず伝える)など、周囲の状況を説明しながら歩くようにしてください。
2.避難場所での支援
①不慣れな場所では、一人で移動することは困難です。周囲の環境やトイレの場所など、生活に必要な説明を行い、移動の際には誘導しましょう。
②掲示物や配布物での情報は伝わりません。伝達事項は音声で伝えてください。重要な情報が伝わっているかどうかの確認をお願いします。
③物の位置や大きさなどは、言葉だけで説明するよりも、実際に触ってもらうのが有効です。
④本人が自分で置いた場所から物を移動させないでください。もし、やむを得ず移動させる場合は、本人に移した場所を伝え、物を触って確認してもらってください。
(画像はTwitter@nhk_heartより)
まとめ
地震をはじめとした災害はいつ起こるかわかりませんし、大規模な被害が予想される南海トラフ地震は今後、ほぼ確実に起きると言われています。
とっさとのときに被害を分けるのは、その状況をシミュレーションしたことがあるかどうか、具体的にどうすればいいかを考えてきたかどうかだと思います。
働いている学校でも避難訓練はありますが、まだまだ子どもも大人も、将来自分が遭遇するものとしての真剣さがもっとあってもいいのかなと思う場面があります。特に盲学校の子どもたちは、視覚障がいの関係で具体的な災害のイメージが湧きにくく、過剰に怖がったり、逆に過度に過小評価する子が多いなと感じています。
そして学校の防災教育では、大人も子どもも、自分たちのことなんだと意識して、「気を付けましょう」だけで終わらずに、具体的にどうするのかまで考えておか必要があると思います。それが生死を分けることになるかもしれません。そんな風に思いながら、今回の記事を書きました。
繰り返しになりますが、災害は必ず起こります。どんな規模の災害が起きて、どうなるのかまでは予想できませんが、東日本大震災をはじめとした過去の経験に学ぶことはたくさんあります。
よければこの記事だけでなく、参考にしたサイトも読んで、もらえたらいいなと思います。
参考にしたサイト
②『視覚障害者のための防災・対策マニュアル みんなで知っ徳[助ける][助かる]』社会福祉法人日本盲人社会福祉施設協議会 情報サービス部会
③目の不自由な方のための災害時初期行動マニュアル(東京都福祉保健局)
④災害時障害者のためのサイト(NHK)
⑤DINF障害保健福祉研究情報システム 東日本大震災の視覚障害者支援とその教訓 - 日本盲人福祉委員会の支援活動 -
⑦気象庁
地震から身を守るために
津波から身を守るために
急な大雨や雷・竜巻から身を守るために
表紙の画像は、視覚障がい者の防災・避難マニュアルから引用しました。