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内田樹とせやろがいおじさん

日本共産党のネット配信動画「とことん共産党」。
ゲストが内田樹さんだというのでこれは見たいやつ。

「この国の危機をどうのりこえるか」って、それだけ聞くと、テーマが大きいなと思ったけれど、おもしろかった。

権力や地位がある人への批判は否定的。
けれど、逆に庶民の間では熾烈な批判のせめぎ合いが行われているという状況がかなしいけれど日本人の特性なんだろうなと思った。

完全な現状肯定なんですよね。現在の権力関係を微動だにさせていけないというね。
どうしてこうなことになっちゃったかなって思いますとね、いろんな教育の成果じゃないかって気がするんですよね。全体として狭いところに押し込めようとするんです。
勝手に人を「◯◯でなければいけない」と定型を決めて、その定型から逸脱している部分をガッーと批判するんですよね。日本人が相互に批判し合っている。
狭いところに押し込められて、のびのび息ができないっていうのがみんなに共通してると思うんですよね。それをお互いにやってるんですよね。
狭いところに押し込められて苦しんでる人がのびのびしてる人に向かって、楽しそうにやってる人に向かって「オマエも箱に入れ」って。

いまだに5割近くの支持率があるっていうんだからびっくりだよね。
上様には忖度まつりで、下々の者は狭いところに押し込める。この使い分ける能力。ある意味すさまじい。


時事ネタをおもしろおかしく発信してる芸人ユーチューバー、せやろがいおじさん。「桜を見る会」の件を取り上げた動画も同じようなポイントをついてたんよね。

そんな中でも1番おもしろいのがこんな内閣の支持率がまだ50%近くもあるということ。われわれ国民もこのグズグズなコメディーショーを作ってる側やったということや。

僕らが、僕が、このとんでもない人たちを国の中枢に押し上げてしまったんだなあと。自分たちが生み出してしまったんよね。くぅー。

まあ、とはいえ、生きづらい世の中だけど、それでもダークサイドに飲まれないように生き延びたい。

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