megalo

とても恥ずかしい

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とても恥ずかしい

最近の記事

惰性の人

何となくスマホ見ているうちに朝になってしまった。 このまま仕事始めかい。昼寝したから大丈夫だけど。 駅伝を見てて「私は走るのは嫌だが、給水は受け取りたい。あれはかっこいい」と甥に言ったら、こちらの意を汲み取って笑ってくれた。 彼はこちらが「笑ってくれ」オーラを放つといつも笑ってくれる。本当に優しい子だ。 人に迷惑をかけている。 惰性で、人に迷惑をかけている気がする。 反省する気力もないのか。 はたして……?

    • 規則正しく美しく

      「規則正しい生活をしなければ……」 なかなか寝つけない私は今年の目標を規則正しい生活にしようと思い、ひとまずブラウザを開きました。 「規則正しい生活 方法 かんたん」 そう検索ワードを入力して、さっそくいやな気持ちです。 規則正しい生活の方法は、規則正しく生活することに決まっています。 私はそんなことまで誰かに教えてもらわにゃ、分からんような人間なのでしょうか。 ……Yes。教えてもらわにゃ分からん人間なのです。今までできていなかったことをやるのだから、当然方法を調

      • 舞踏会

        正直に言うと、そこまで舞踏会に行きたかったわけではない。 むしろ意気揚々と城へ向かう姉二人をちょっと小馬鹿にしていた。 「とっても美しいわ。シンデレラ」 「そ、そうですかね……」 きれいなドレスに身を包んだ自分の姿を見て、妙なテンションになってしまった感は否めない。「嬉しい!」ぐらいのことは言ってしまったかもしれない。 「12時を過ぎる前に帰ってくるんだよ。魔法が解けてしまうからね」 魔法使いの人にそう言われて、舞い上がっていた私は急に冷静さを取り戻した。 「12

        • 面白かった記事の感想を書く

          私はドッキリが苦手だ。 もちろんドッキリを仕掛けられるのが苦手という話ではない。ドッキリを仕掛けられている人を見るのが苦手という話だ。 特にテレビ番組でやるような恋愛関係のドッキリは見ていて辛い。 ターゲットの人がぬか喜びしているのを、みんなでくすくす見ている構図は耐えられない。これは多くの人に共感してもらえる感覚だと思う。 そういうことをnoteに書こうと思っていたら、人気Webメディア「オモコロ」にこんな記事が掲載された。 これは、私のような恋愛ドッキリ嫌い “に

        惰性の人

          こころのなかの子どもと対話する

          ──先生には独特の創作方法があると聞きました。 絵本作家:独特がどうかはわかりませんが……(笑) わたしは絵本を描くとき、それを読む子どものことを想像しています。 ──なるほど。子どもがどんな反応をするのか想像すると。 絵本作家:そうです。いま執筆中の絵本も『こころのなかにいる子ども』と対話しながら制作しています。 ──たとえば、どんなことをお話しているのですか。差し支えなければ教えていただきたいのですが…… 絵本作家:まだ出版される前なのでさわりの部分だけ……

          こころのなかの子どもと対話する

          [AI漫才]コロ助が殺したら

          もし、コロ助が罪を犯したら…… 裁かれるのはコロ助なのか。 作ったキテレツなのか。 設計したキテレツ斎さまなのか。 それを考えてると一晩中寝られないの……

          [AI漫才]コロ助が殺したら

          「タイムブック」を読んで

          「君はタイムブックを読んだことがあるか」 叔父さんがそう言った。 うちに遊びに来ては僕にちょっかいをかけてくる、大人に擬態したこども。 「読んだことない」 「そうだろうな。僕もない」 まともに相手した僕がばかだった。 「タイムブックというのは、読めば時間を超えて移動できる本のことだ。 ある時は中世ヨーロッパ、ある時は戦国時代の日本。様々な時代をめぐることができる」 「それタイムマシンのことじゃないの」 お兄ちゃんは修学旅行でレイワ[注1]という時代に行った。 タ

          「タイムブック」を読んで

          消費する葦(あし)

          「労働とは、ロボットを使役することである」 この時代の人間たちは、ただ消費するだけの存在だった。 『野菜が高騰しています。白菜がなんと4分の1カットで14380円!?』 こんなニュースはもう誰も気にしない。 白菜の値段が100倍になったら、ロボットを100倍働かせる。それで済むことだ。 人生の価値は与えられた時間をどう過ごしたかで決まる。リソースは無限。人生は素晴らしいもの。 お金の価値を考える必要はなかった。 。。。 そうこうしているうちに、かしこい政治家ロボ

          消費する葦(あし)

          ある審議会

          人間は言葉を作りすぎた。 「今日の死語候補は『電話』です。この言葉はもう不要でしょう」 「ふむ。電話という言葉は『通話』でこと足りるか」 これに異議申し立てたのは若い議員だった。 「通話? 議長は『電話』という言葉の味わいがまるで分かっていませんね」 議長はまたか、と思った。 「では聞くが『電話』の味わいとは何かね」 「電話というのは、こう……受話器を大切に握りしめて話す行為なのです」 「……」 「通話とはまるで別物です。マイクとスピーカーがあればいいという

          ある審議会

          未来編集者K

          「先祖を更生させるために未来からロボットがやってくるというお話なんです」 ここは某出版社のロビー。 男が持ち込んだ漫画原稿を見て、編集者のKは顔をしかめた。 「これはよくない」 「どうしてですか。面白いでしょう?」 「きみは来る時代を間違えとるよ」 「……」 「Fさんのその連載はすでに始まっている」 Kの言葉に男の顔が青ざめる。 今は197x年。アニメ化も某児童誌の刊行もまだ先の話だが、その作品自体はすでに生をうけていた。 「困るんだよ。著作権泥棒は」 「

          未来編集者K

          レシピ

          はじめに今日は誰でも簡単にできて、おいしい料理をご紹介します。 とても簡単ですからみんな真似しましょう。 私は真似をされても怒りません。 材料以下、二人分の材料です。 にんじんがないという方でも大丈夫。 他の根菜類でも構いません。好きな野菜を入れてください。 え? 鶏もも肉もないんですか…… じゃあ、他の肉でもいいですよ。豚でも牛でもなんでも。 ええ。ええ。 もちろん味噌じゃなくてもいいし、あなたがその他の調味料も持っていないことを知っています。味がすればなんでもい

          おのれの屁理屈と戦う

          「一人はみんなのために、みんなは一人のために」 今日はこの言葉の違和感について語ろうと思います。 いや、違います。そういう話ではありません。 何か物申したいわけではありません。 「こういうこと言う人嫌いだわー」とか言いたいわけではない。 思想的な話でもない。 インターネットの人はそういうことばかり考えているから(中略)なのです。 私が言いたいのは、そんなまどろっこしいことを言わなくても「みんなは みんなのために」と言えば済む話なのではないかということです。 「

          おのれの屁理屈と戦う

          弱肉強食

          「弱肉強食」 それは、弱い者の肉を強い者が食べるという意味の言葉です。 。。。 ある日曜日の午後。 強い者のお父さんがぐうっと背伸びをしてから言いました。 「おい、強い者。今日は外食にするか」 強い者はとても喜びました。 外食の日はいつも、みんなで車に乗って遠出をして、国道沿いのファミリーレストランに行くからです。 「うん。行く」 こうして強い者は、お父さんとお母さんと強い者と妹の4人で車に乗りました。 「今日はどこに行こうか」 お父さんがそう言うので、強

          弱肉強食

          犯人は

          「犯人はこの中にいます!」 そう言って、探偵は小さな箱を指差した。 まさかこの中に犯人が!? 「開けてみましょう」 ドリル夫人が腕まくりする。 異常なまでに細い腕だ。 袖から蟷螂のタトゥーが見え隠れして、みんな箱とか犯人とかよりそれが気になっていた。 「夫人。気をつけてくださいよ」 探偵が忠告する。 「どういう意味?」 「その箱の中には殺人に使われた凶器も入っているのです」 ギャラリーがざわつく。凶器は確か赤マムシだったはず。 「へいちゃら」 そう言い残

          やることリスト

          ・我慢

          やることリスト

          昨日見た夢の話をするということは、 「私ってこういうことを無意識に考えている面白人間なんだよ」 というアピールに他なりません。 それを踏まえたうえで昨日見た夢の話をします。 。。。 プロ野球選手を引退した私を待っていたのは、「解説者になるか」もしくは「中華料理を始めるか」という2択でした。 私は迷わず中華料理を選びました。 忘れもしないデビュー戦の日。暗黒卿からもらった鉄鍋がここで役に立つと思ったのです。 「You're wonder forger!」 皆が私