統計学の超基本「平均(期待値)」を意識して使うと…
自分の勝ちやすい場所がわかる!
ここ数日、統計学を利用したリサーチ方法で「狙って大きな反応(共感+拡散)を集める」情報を伝えている。
トレンドをつかみ、統計学の計算を使って自分が勝ちやすい場所を抑え、情報を伝える。
なんとなくでもたまたまでもない。狙ったうえで創れる。少し悩むところはあれど、なんとなくに比べて迷いが少ない。
「自分が勝ちやすい場所」を抑えたうえで大勝利を味わうと、人生が変わる。今までにない新しい扉を開け、新しい考えかたや価値観が芽生える。
自分が勝ちやすい場所を創るために、リサーチ精度を上げる。精度を高める道具として統計を使う。
統計は確率から始まり、データの抑え方と仮説-検証を学ぶ。
確率はもちろん、統計の基本として平均(or期待値)を学ぶ。
平均の求め方は個別データ値を足して、データの大きさで割ると出てくる。小学校でも学ぶ算数だ。
E[X] = (X1+X2+X3+……+Xn)/n
平均を求めないと、統計で必要な情報--分散、標準偏差、正規分布に正規化、そして検定に必要な数値--を出せない。全て平均値を利用して計算できる。
この平均、あなたは気づいているだろうか。
無意識に使っている平均
例えばnoteを開いたら「生成AI」があった。ここで一つ問いを出す。
生成AIとは何だろう?
僕はすぐ答えられなかった。AIも生成も単語は知っているが、即説明できない。そこでグーグルさんに尋ねてみた。すぐに色々現れた。
僕は1サイトだけを見たうえでまとめた。ここで一つの問いを挟む。
「別のサイトら」を調べると、定義は変わるのか?
早速複数のサイトを調べてみた。
調べるほど「ああ、生成AIって画像や文章などコンテンツを勝手に作ってくれる道具か」わかった。
調べるほど言葉の意味を簡潔に抑えられる。
「調べる」行為を統計の視点から見てみよう。
「調べる」の平均値
僕は今「複数のサイトを使って、生成AI」を調べた。
一つのサイトだけを見るより、複数のサイトを見ていくと、生成AIが何を示すかわかりやすく変わる。
余計な情報・難しい言葉を省き、小学生でもわかる意味へと変わる。統計学で見ると「生成AIの意味」をX1,X2……データに表し、データの大きさで割って、平均値を出している。
僕たちは意味を簡潔に表すとき、数学の計算を用いていない。わざわざ「生成AIの意味」を数字や数式に変えて、計算していない。
というより言葉を数式で計算できない。
ところがだ。僕たちの脳内は余計な情報をそぎ落とし、簡潔に表現できている。僕らの脳内は母語(今は日本語)を数式に変換しつつ、計算もできている。
どういうプログラム言語・変換式を用いているかわからない。なのに計算できている。平均値(要約)を取れている!
それも無意識にだ。わかりにくいので別な例を出そう。
別例~これでうまくいった~
甥っ子がニンテンドースイッチを使って、ゲームをしていた。彼はあるところで何度かしくじる。しくじりながらも、何度目かの挑戦で乗り越える。
この時、しくじった状態を脳内でデータ化し、しくじりの平均値を取り、仮説を立てて挑んでいる。
ビジネスだって同じだ。何度か失敗しながらも、失敗をデータの一つとしてみなすと、失敗の平均値を取れる。すると「上手くいくために、失敗をどう生かすか」と頭が働く。
一方で「何をしたらいいのかわからない」状態は、データも取れていない、平均すら取れていない状態だ。まずはデータを取らなければならぬ。
僕たちの脳は平均計算を無意識かつ勝手に行っている。そのうえで仮説を立てて挑むので、統計計算も脳内でできている。数式はもちろん、計算方法もわからないのに。
次の考えに変えてみたらどうだろう?
無意識な計算を"意識して"計算できたら?
無意識にやる状態とは「上手くいくポイント」をつかまないままやる状態だ。一方意識してやる状態とは「上手くいったポイント」を抑えたうえで挑む状態だ。
生成AIがツイッターなどでトレンドに上がっていた。ここであなたに尋ねる。
生成AIに対し「どんな視点で記事を書くと、多くの人が反応する」と思われるか。
※反応とは共感(いいね)やリツイート、返信などを示す。
正直わからない。
生成AIに関して記事を書いた結果、大きく反応する人としない人にわかれる。大きな反応を起こせた場合「わからない」まま反応した状況と「これだよな」予測できたうえで反応をもらった状況では、大きく異なる。
「これだよな」予測できた人たちは、トレンドに対して次のチャンスを見つけられた。チャンスを言葉で表現すると…
みんなわかってるはずなのに、誰も指摘しない…なんで?
統計を使ってリサーチを行うと、全体の中で盲点に気づける。
盲点はただ気づいても意味がない。
全体の中で自分だけが気づけるからこそ、大きな意味をもたらす。
全体とはトレンドに対する人々の関心割合を示す。そもそも誰も話題にしていない状態で盲点に気づいても、反応する人は少ない。
そばにたくさんの人がいるからこそ「なんでこれをだれも指摘しない? みんな思ってるやろ」をいうと……
「あ、それ気づかなかった」
「思わず何かを言いたくなる」
第三者の心が大きく揺れて、反応しちゃう。
その意味で炎上は簡単だ。とにかく相手の怒りを刺激すればいい。福島県の風評加害を行いまくり、この前関東圏に広めた某青年がいい例だ。
炎上は信用を落とし、8割の共感を得られない。何より怒りばかりに焦点を当てるので「近づいてはならない人」みなされる。
自分の未来を大きく成長させ、楽しみを創る拡散・共感は、刺激の対象が異なる。「面白さ・爽快感・意外さ」だ。
意識して全体の中で盲点を発信できれば…
盲点はたいてい無意識に気づくときもあるが、意識して気づけるようになる場合もある。意識は統計学を使った訓練を使う。
訓練の基本が平均値をとるだ。
平均値をとるために、データをつかんだうえで発信しないといけない。裏を返せばデータをきちんとつかみ、平均計算をできるようになれば「自分の勝てる場所」が見えてくる。
勝ちやすい勝負を挑むだけ。何もわからないままやるより、勝てる情報が集まっているほうが、やりやすい。
どちらかといえばどちらがいいか。
「勝てる情報をつかみ、得体のしれない世界を味わってみたいなあ」思ったら、面白いのがあるんだ。
続く。
支援していただきありがとうございます。支援は僕の作品作りを含め、子供へのお小遣いや楽しいことに貢献します。ありがとうございます