マルタでの家の探し方🏡
日本でも海外でも大変になってくるのが、「住居探し」
家は仕事から帰ってきて、唯一自分の心を落ちつけることができるパーソナルスペースだからこそ、慎重に選びたいですよね。
本記事ではマルタ島での家の探し方やコツについて、紹介します。
マルタにはどういう家があるの?
マルタ島は、東京やロンドン、ニューヨークなどの大都会と違い、
高層ビルやマンション等の住宅はそこまで多くありません。
近年、中心地のセントジュリアンや、スリーマでは都市開発が進み、
20階建て以上の高層ビルや、マンションなどが建設されてきていますが、
基本的には、一軒家や、コンドミニアムなどの住居が多めです。
また建物の高さもそこまでは高くありません。
最大で5階建てくらいまでの住居が多めになっています。
ちなみにマルタの0階は、日本の1階にあたります。
マルタ⇨0階
日本⇨1階
マルタ⇨1階
日本⇨2階
島のほとんどの住宅が、富裕層マルタ人の大家によって所有されていて、
外国人やマルタ人へ賃貸として借用を行っています。
私が住んでいた家の大家は、一家全員が医者で、
私が借りていたアパート以外にも複数物件を所有している大金持ちでした。
マルタの家の家賃ってどのくらいかかるの?
マルタの住居の家賃は、家の広さや、立地によっても異なりますが、
一人で暮らす場合には、2023年時点での水準で、
月額1000ユーロ(日本円換算 16、17万円相当)は越えてきます。
給料の手取額が3,000ユーロ以上越えている場合には、
一人暮らしも可能かもしれませんが、コロナウイルス終焉後、
インフレーションの影響により、マルタで生活している住人(外国人、マルタ人両方)の大多数がフラットやアパートをシェアして、生活しています。
マルタにおけるシェアハウスは、部屋とバスルームは自分専用、
キッチン、リビングは共用というエンスイートタイプと、
部屋は自分専用、キッチン、リビング、バスルーム全て共用というタイプの2通りに分かれます。
個人的な意見ですが、フラットをシェアする場合には、エンスイートタイプを選びましょう。
お風呂を入るタイミングを他人と合わせるというのは
思っているよりもストレスがかかります。(筆者も経験済みです)
2023年〜2024年時点での家賃の相場を、
外国人が多く居住する主要エリアごとにまとめてみたので、
是非参考にしてみてください。
Saint Julian⇨1,141ユーロ
Sliema⇨1,218ユーロ
Valetta⇨1,300ユーロ
Gzira⇨823ユーロ
Msida⇨850ユーロ
Tax'biex⇨1050ユーロ
Swieqi⇨1,050ユーロ
どこで家を見つけるの?
マルタでの家探しは、FacebookのMarket Place、又は現地での不動産を活用して、家を探す事ができます。
Facebookのグループには、様々な住居探し用のコミュニティーがあるので、
そこにメンバーとして参加したり、
Quicklets、Alliance、Easy Rent、Ben Estateなどのエージェントを介して、
物件を探すことができます。
Facebook Group おすすめ一覧
Market Placeには、マルタ中の物件が色々と表示されていますが、
中には、内見を申し込もうとしただけでデポジットを騙し取ろうとする
外国人を騙す悪徳業者なども多数存在しているので、引っかからないように
気をつけましょう!
Rent an Apartment / Flat to Let / Share a Room in Malta
https://www.facebook.com/groups/1704321089795216/
Malta Property Marketplace
https://www.facebook.com/groups/malta.property.marketplace/
Long Let Aparments, Flats& Rooms For Rent In Malta
https://www.facebook.com/groups/malta.homes.rent/
Malta Property MARKETPLACE
https://www.facebook.com/groups/1455793088057983/
Malta Property - Sell & Rent
https://www.facebook.com/groups/704126199726804/
不動産おすすめ一覧
マルタで語学学校に行っていたり、マルタの会社で働いたりすると、
会社指定のエージェントでの割引が効いたりすることもあるので、
詳細を聞くのを忘れないようにしましょう。
私が働いていた会社では、エージェントの仲介手数料が15%オフになったので、契約時に支払う資金をだいぶ節約できて良かったです。
私の個人的なおすすめは、Quickletsと、Easy Rentこの二つです。
エージェントの対応も親切な上に、店舗数が島内で圧倒的に多いんですよ。
家の契約履行の仕方
内見が終わって、契約する家を決めたら、
住む家のコントラクト(契約書)にサインをする必要があります。
コントラクトにサインをする前に、記載されている事項を隅から隅まで確認しましょう。
家のコントラクトには、以下のような事項が記載されています。
・契約人の名前、連絡先
・契約期間
・大家の名前、連絡先
・契約事項
・その他特記事項
・保証金に関すること(金額や返還に関することなど)
・契約の撤回について
契約書にサインをして保証金(デポジット)を払ってからでは、
大家に申し立てをしても、契約内容を変更してもらえる可能性は低いので、
契約書の内容はめんどくさがらずに、必ず目を通しましょう。
2023年時点での保証金の返還に関しての法律は、
MHAによって下記のように定められています。
”賃借人が、
上記に明記されている借用期間より前に契約を終了する場合には、
大家は賃料の1ヶ月分の保証金を保持する事ができます。”
”借用期間経過後、賃借人は大家に書留郵便で告知することで、
契約を停止する事ができます。”
家に住む時の注意点
デポジットを払った時は、
必ず支払った証拠となるレシートをもらうようにしましょう。
支払いに関するトラブルを避けるためにも、大家との直接契約よりも、
仲介手数料を払って、第三者の目を通す方が良いでしょう。
エージェントを介せば、支払いやコントラクトなどの確認も一緒にしてもらえますし、大家が法律や規約に違反している時にも助けてくれます。
家に住み始める前に、部屋の家具や電化製品、壁、床などの写真を全て取り、備品などにも欠陥がないか確認しましょう。
悪質な大家にあたってしまった場合、
自分が傷つけたわけでもないのに、言いがかりをつけられて、
デポジットの金額を減額されたり、返そうとしない大家もいたりします。
お風呂場、キッチン、トイレなどの水回りも、
定期的にブリーチなどを使って掃除して、メンテナンスを怠らないようにしましょう。
配管が詰まったりすると、
Plumberを呼んだり、Technicianを呼ぶ必要が出てくる上に、
マルタの業者は呼んでも、日本みたいにすぐに来てはくれません。
平気で二週間くらい待たされます。(笑)
また、ベッドシーツや枕カバーなどは、
大家に言えば新しいものを買ってもらえる事も多いので、
引っ越した時に買ってもらいましょう。
家を出る時/引っ越ししたい時は?
家を出る時は、契約書に定められた期間によっても異なりますが、
契約が半年〜2年の場合、1ヶ月前に大家へと申告する必要があります。
申告方法はHousing Authorityが明記するTerms and Condititonsだと、
レターをHousing Authorityに送るというように定められていますが、
私の経験上、大家にメールやWhat's Upなどの文面上で伝えれば問題無かったので、テキスト上での通知でも大丈夫です。
契約期間が2年未満の場合
半年経てば、1ヶ月前に申告すれば、保証金を返還してもらえる。
契約期間が3年未満の場合
9ヶ月以上経てば、2ヶ月前に申告すれば、保証金を返還してもらえる。
契約期間が3年以上の場合
12ヶ月以上経てば、3ヶ月前に申告すれば、保証金を返還してもらえる。
マルタの家探しについてや、マルタ生活に関する質問があったら、
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