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spoon、WAVEで声劇(台本執筆、演者、編集)やってます。ご依頼はお気軽にXのDMまで。 【台本使用に関して】 各媒体でご利用可能ですが、使用報告があると助かります。CAST、アーカイブに残るものは #台本meg をつけてください。事前に連絡があれば宣伝、拝聴に伺います。

最近の記事

【声劇】スイーツは正義

登場人物 貴史 由佳 無線1、無線2、無線3 貴史「準備できた?俺会社行くよ?」 由佳「あ、私は今日在宅なの」 貴史「そっか、じゃあ行ってくるね(ちゅ)」 由佳「うん、行ってらっしゃい(ちゅ)」 バタン足音、着信音 貴史「はい、…今日ですか?はい、で、場所は……」 水の音 由佳「洗い物終わり!自分に気合いとご褒美のティラミス…」 冷蔵庫のドアの音 由佳「……ない…ない…ないー!」 着信音 由佳「おはようございます。はい調査結果を……はい今度は海の上でですか?」 由佳「……

    • 【声劇】会場は珈琲と硝煙の香り

      登場人物 中津(なかつ)まさや(前半宮崎弁) 長居(ながい)ゆきひろ(前半ど陰キャどもりがち) 江坂(えさか)さや 淀屋橋(よどやばし)みつき 天王寺(てんのうじ)なお 我孫子(あびこ)京介 難波(なんば)あさひ ──婚活会場 あさひ 「はい、それでは向かい合ったペアでお話を始めてくださいね。」 さや 「初めまして、江坂さやです」 ゆきひろ 「初めまして、長居ゆきひろです」 2人 「…………」 あさひ 「2人とも!(2人えっ、とかはい?とか) 時間は限ら

      • 【声劇】砂の城

        登場人物 市川 博之(いちかわ ひろゆき) 仁科 梓(にしな あずさ) 光城 望実(みつぎ のぞみ) 椎名 大介(しいな だいすけ) 和泉 遥佳(いずみ はるか) ───バーのカウンター 博之:君の部のプロジェクト、ずっと俺がやってみたかったことなんだ、期待しているよ 梓 :あら、期待してるのはプロジェクトだけ? 博之:そう言うなよ、今期1番力を入れてるところなんだから 梓 :副社長の肝入り、ね。ご期待に添えるよう全力を尽くすわ 博之:ああ、よろしく頼

        • 【声劇】聖夜への鼓動

          (基本的に女性一人読みですが、●部分は1人でもお相手にお声を出してもらってもいいと思います) オフィス内、年末の忙しい雰囲気 「もうすぐ定時…今日も終わりそうにないなぁ」 溜まっていく書類と確認しなければならないメールの多さにげんなりしながら、私はすっかり冷めてしまったコーヒーを1口飲む。 「やっぱり入れ直そう、体が冷えちゃう」 給湯室へ向かいお湯を沸かしていると、後ろから男性社員の声がしてきた 「あ、●さんだ……」 出先から戻ってきたのか、コートを着た●さんは

        【声劇】スイーツは正義

          【声劇】はじめてを、君と(BL)

          (Cは名前だけの登場ですセリフはありません) 改札を出て駅前 A:(通話中) え?何それ、Cが海外赴任の希望出してたとか聞いてない…あ…うん、分かった、仕事頑張れよ。 (通話を切る) ふぅ(ため息) B:あれ?A? A:え?…もしかして…B? 居酒屋 A、B:カンパーイ B:駅で見かけた時はびっくりしたよ、卒業してもう10年? A:もうそんなになるのか、早いなあ B:文化祭の実行委員で一緒になってそれっきりだったね、クラス違ったから A:そうそう、3年の時

          【声劇】はじめてを、君と(BL)

          【声劇】はじまりの花火

          きっかけは漫画みたいな出来事 でも、、この恋は大切にしたい ──昼間の海水浴場 店員「はいよー、たこ焼きおまたせ」 女「ありがとう〜、わーいい匂い」 男「えっ?俺が頼んだたこ焼きどうなったの?」 店員「…あっ、ごめん」 男「いや、待つけどさ、あるんだよね?」 店員「いやー、ごめんね、今ので材料終わっちゃったみたい」 男「えー?マジかよ。ここのたこ焼きめちゃめちゃ美味くて、監視員のバイト終わってダッシュできたのに……」 店員「また明日だなぁ」 女「あのう……

          【声劇】はじまりの花火

          【声劇】猫のバレンタイン

          僕はご主人のそばに置いてあるカゴから水色の毛糸玉で遊ぶのが最近の楽しみ。飽きたらご主人の膝の上、そうしたらご主人が優しく撫でてくれる。 最近は編み物が終わったのか、今度は何かペンで書いてる、時々「ふふっ」って笑いながら。 遊んで欲しくて、膝に擦り寄り見上げると、手を止めて優しく撫でてくれる。 「遊んで欲しいのかなー?ちょっと待ってね?」 ご主人は僕の言ってることがわかる、だって「そうしそうあい」っていうカンケイなんだから。 しばらくして僕を抱いて毛糸玉を選ばせてくれた

          【声劇】猫のバレンタイン

          【声劇】Sweet whiteday eve

          女「今日はホントに楽しかった。昨日急にお休みが取れたって聞いてビックリしたけど、連絡くれて嬉しかったよ」 男「今日訪問予定の顧客が臨時休業になって急に休みが取れたんだ。決算期は毎年休みなくてさ…ごめんな」 女「仕事だもの、仕方ないよ」 男「△△が休みでよかった。一緒に行こうって言ってた水族館、行けてよかったな」 女「そうだね……回遊魚見て、亀とかヒトデ触って、そうそうマンタ大きかったねぇ、その後のイルカショー……ふふっ」 男「そんなに笑うなよ。あんなに水がかかるとは

          【声劇】Sweet whiteday eve

          【声劇】けむたさ(邂逅) 女性side

          ーリーン(リンの音) 「今日ね、お庭のバラが咲いてたの。暫く花をつけてなかったのに。」 線香をあげ、いつものように写真に話しかける。 もう十数年毎日続いている。 キッチンからホットチョコレートを入れたマグカップをふたつ運ぶ。 「不思議だと思わない?あの年から一度も咲いたことがないのに。」 ふふ、と笑いながら1口飲んで、返事などするはずのない相手と会話を続ける。 「5本だけ花が咲いてたの、見せたくて持ってきちやった。」 私はもう一本線香に火をつける。 「覚えてる?

          【声劇】けむたさ(邂逅) 女性side

          【声劇】けむたさ(喪失) 女性side

          一高い煙突から白い煙が立ち上る。 「ねぇ......こんなに小さくなったのね。」 私は白い布に包まれた箱を抱きしめて、話しかける。 帰宅してそっと彼をテーブルに置き優しく撫でながら、 「おかえりなさい、お家に帰ってきたよ。」 と、話しかける。 キッチンでコーヒーを淹れて、いつものようにテーブルに置いた時... 「......あっ。」 響いた音、私の声。2つなのに...一人。 いつもの香り、今日だけの香り。 立ち上る湯気、さっきの..煙。 無意識で用意したマグカ

          【声劇】けむたさ(喪失) 女性side

          【声劇】けむたさ(邂逅)男性side

          「ただいま。」 返事がないことが分かっていても、毎日家に帰るとただいまと言い線香に火をつける。 「やっぱり墓地よりこっちに君はいると思うんだよね。」 ネクタイを緩めながらお湯を沸かす。 あの日から欠かさず続いている、写真の君との会話。どんなことも話してきた、それは今でも変わらない。 キッチンで手際よくコーヒーの準備をする、カップは二つ。 「はい、君の分だよ。」 写真の前に、甘い香りのする方を置く。 「熱っ......あ、君の分はコーヒーじゃないよ。 一覚えてるかな

          【声劇】けむたさ(邂逅)男性side

          【声劇】けむたさ(喪失) 男性side

          一人、床に座り込んだ俺は、テーブルの上の小さくなった君をぼんやり見つめていた。 「疲れたな......コーヒーでも飲もうか?」 暗く静まり返った部屋からは、返事はなく、君は静かに俺を見つめている様だった。 さっきまでの君は...... 窮屈そうな箱の中で、綺麗に化粧をしてもらって、君が好きだった花に囲まれて... 「眠っているようだったね...こんなに早く......君を失うなんて......」 次々に流れてくる涙を抑えることも出来ず、部屋の中には俺の声だけが響く。

          【声劇】けむたさ(喪失) 男性side

          【声劇】甘い甘い金平糖

          男「はい、△△はホットコーヒーで良かったかな?」 女「うん、ありがとう。あったかーい」 男「今日は付き合ってくれてありがとう、ほぼ車の中だったしゆっくり出来たかな?昨日は水族館で歩き詰めで疲れただろ?」 女「こちらこそ、今日はドライブに連れて行ってくれてありがとう。高原で景色を楽しんで、自然に囲まれたとこでご飯食べて……仕事の疲れもすっかりどっかいっちゃったよ。」 男「良かった、俺もリフレッシュできたよ、やっぱり自然に囲まれたとこもいいな」 女「そうだね、また連れて

          【声劇】甘い甘い金平糖

          【声劇】あなたに首ったけ

          女「たまにはゆっくりおうちデートもいいね」 男「○○の手料理食べられるしね」 女「ふふ、そんないいもの作ってないけどね」 男「ごちそうさま、洗い物手伝うよ」 女「ホントに?ありがとう、助かるよ」 男「ふー!終わった、」 女「手伝ってくれてありがとう、はい、コーヒー」 男「ありがとう、じゃぁさ、一緒にDVD見ようよ」 女「うん、何借りてきたの?私ホラーは苦手なの」 男「そう言うと思ってたから、違うの借りてきたよ、ほら」 女「あっ、それ見たかったやつだ!…その

          【声劇】あなたに首ったけ

          【声劇】バラの意味

          男「おはよう。そろそろ起きる頃かと思ったよ。コーヒー飲む?」 女「おはよう。ありがとう。・・・・・・あれ?甘い・・」 男「昨日さ、バレンタインのチョコ貰ったでしょ。俺も今日渡そうと思って用意しておいたんだ」 女「それでホットチョコレートなのね。ふ…ありがとう」 男「それからこれ・俺からのプレゼント」 女「わぁ、ありがとう!バラと…プレゼント?・・・ネックレス!」 男「〇〇、前に出かけた時にお店で見てたから、これにしたんだ。」 女「うん、このネックレス欲しかったの

          【声劇】バラの意味