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誰も教えてくれない香水の秘密②

グリーンビューティ®専門家兼パフュームクチュリエールの青木恵です。

前回の続きです。

フランス貴族が使っていた香水ですが、大衆のものとなる時代が近づいてきています。

19世紀になると、石油から作られた合成香料が登場しました。ムスクやアンバー、レザーの香りは、全て合成香料で作られるようになりました。
シャネルの有名な香水、No.5は、天然香料以外にアルデヒドという合成香料を世界で初めてブレンドし、大成功を収めます。

20世紀は、資本主義、そして大量生産の時代。
安価な石油由来原料は大量生産にうってつけでした。

一般的な香水の構成はこうです。

トップノートには、シトラス系の天然植物香料。
ミドルノートには、ごくごくわずかのフローラル系の天然香料と合成香料。
ベースノートには、ムスクやアンバーレザーなどの合成香料。
このようなブレンドで造られた香水が主流になりました。

香水あるあるですが、
「香水を付けると、あとあとクサくなる」と聞いたことありませんか?

私のある疑問とは、、、まさしくこれだったのです!最初はいい香りなのに、、、あとあとどうしてこんなにクサくなるのか。

香水は、最初に香ってくるのは、天然香料なので、鼻馴染みも身体馴染みもいいのですが。。。

あとに残るのは、化学合成された香料なので、鼻が敏感な方やケミカルに敏感な方には向いていません。
それに生分解性が悪いのと、環境ホルモンの問題など地球にも沢山のリスクを抱えています。

これらは、柔軟剤にも含まれている香りです。
今、香水代わりに柔軟剤を使う方が増えていますよね。

でも、これは香害に繋がります。キケンです。

でも、大丈夫!
クリーンビューティな香水ブランドもできてきました。

私の場合は、香水を集めることはやめて、自分で作るようになりました。
そしてその知識を一冊の本にまとめました。こちらがそれです。

アロマ香水手作りバイブル

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当時の日本にはアロマ香水に関する本が無かったので、「花時間」という雑誌の編集の方に声をかけて、できたのがこちらの本。

昔は王侯貴族しか使えなかった香水が自分で作れる。今は、自分で作れる素晴らしい時代になりました。

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