誰も教えてくれない香水の秘密①
グリーンビューティ®専門家兼パフュームクチュリエールの青木恵です。
前回、前々回と読み進めてくださりありがとうございます。
私の抱える、ある”疑問”
前回記事(My first cologne 初めての香水)の最後に少しだけ触れた、私のある疑問とは、、、
香水のある部分に関して,違和感があって、苦手だったことなのです。
今日はそれについて書きたいと思います。
説明するには、まず香水の歴史から。
香水の歴史
12世紀に修道女ヒルデガルト・フォン・ビンゲンがラベンダー水を発明し、こちらがヨーロッパの香水の起源の一つと言われています。
14世紀には、ローズマリーなどハーブをアルコールと共に蒸留した「ハンガリーウォーター」が香水として使われました。
16世紀にイタリア・メディチ家の娘であるカトリーヌ・ディ・メディチが、フランスのアンリ2世に嫁ぐ際に「アックア・デッラ・レジーナ(王妃の水)」が調合されました。レモン、オレンジ、ネロリ、プチグレン、ネロリ、ローズマリー、クローブ、ラベンダー、パチュリを使った香水です。
18世紀前半になるとフランス貴族の間では、麝香(ムスク)、マッコウクジラの腸で作られる竜涎香(アンバー)を使った香水が流行するようになります。
これらは、単体では糞便の匂いです。けれど、水で薄め、他の香りと混ぜると、香水が長持ちして肌に残り、なんともいえないセクシーな香りになるのです。
当時の宮殿は衛生状態が悪く、こうした強い香りでマスキングしないと行けない環境だったのです。
そこに登場するのが、マリーアントワネット。
彼女は、当時のファッションリーダー。彼女がしたことはまわりの貴族がみんな真似をしたそう。
マリーアントワネットが起こした香水革命
それは、香水の原料から動物性香料を外したこと。彼女が好んだのは植物由来のナチュラルな香り。特に愛した香りは、スミレ、バラ、チューベローズ。
長くなってしまいました。。
次回に続く🌿
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