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忘年会を断ってちょっと楽になった話 HSPのアラサー看護学生が自分を好きになれるまで
誰が隣に座るかわからない怖さ
私はとにかく人が多い集まりが苦手である。
誰が隣に座るかわからないような大人数の飲み会、親せきの集まりなどなど、行く前はすごく憂鬱になる。
今の自分を説明することの難しさ
特に私はアラサーで看護学生をしている身。久しぶりに会う人にはたいてい、大学に入りなおしたことを伝えると驚かれる。
「すごいね、また学びたいことがあったんだね」と言って、根掘り葉掘り聞かない人はすごくありがたい。逆に、「なんで、なんで」と質問攻めされるのは好きではない。
看護師になろうと思ったのにはすごく長い事情がある。久しぶりに会った、そこまで仲の良いわけでもない人に話したいようなことではないのだ。
不特定多数に会うと受けるダメージ
そして、私はとにかく他人の何気ない一言をずっと引きずってしまう性格なので、大勢の集まりに行くと、大抵なにかしらのダメージを受けて家に帰る。
だから、年末の忘年会や年始の親せきの集まりは、私にとっては戦場みたいなもの。
いつも行きたくない、行きたくない、と思いながら、それでも「行かないと疎遠になってしまうかも」という怖さもある。
もちろん会いたいと思う友達もきているから、その子たちには会いたい。でも、苦手な子に何かを言われて引きずるのも怖い。
そんな中ついに去年、一つの忘年会を断ることにした。
友達からの意外な返答
私は忘年会で会いたかった友人に個人的にラインをして、参加しないことと、実は大人数の飲み会が苦手なことを伝えた。
その子と疎遠になるのはさみしかったので、なぜ参加しないのか理由を知ってもらいたかったからだ。
すると、友人は「そっか、じゃあ個人的にあおうよ」とあっさりした様子で返事をくれた。
この時に私は肩の荷がスッとおりた気がした。
今とっているのは対症療法
この経験を振り返ってみて思うのは、嫌なことを言われて引きずりたくないから「参加しない」というのはあくまで対症療法だということ。今、コップがいっぱいいっぱいの日々を過ごす私は、他人のちょっとした一言で悲しい気持ちがどっとあふれてしまう。だから、そういう場所に行くことをなるべく避けている。でもこれは今の私にとっては必要なことだと思っている。
いつかまた参加できるように
そうはいっても今はいっぱいいっぱいで行けないような飲み会も、親せきの集まりも、参加できるに越したことはない。人とのつながりが減っていくのは良いことではない。実際に、今回疎遠にならずに個人的に会えた友人とは今も関係が続いているけれど、断ったことで疎遠になる人の方が多い。だから、いつか自分の心にもう少し余裕ができて、何も考えずにそういう集まりを楽しめるようになりたいな。
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